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豚骨は地面から這い出てきた。
そして地上で最初に見たのは、勇生の顔だった。
「ひ、ひいい~」
豚骨は勇生の顔を見るや小便をちびって後退りした。
「す、すみません~」
さすがの豚骨も、もう月まで飛ばされたくはないらしい。
が、勇生は勇生で、びびって後退りした。
「す、すみません~」
巴はわけのわからぬ2人の首根っこを掴んだ。
「何がどうなってんだい。いっぺん説明してみな」
かくかくしかじか……
事情を把握した巴は大笑いした。
「さっき保健室に運ばれてた奴は、あんたたちの仕業かい。えーっと、塩だっけ?」
「おれっちは、豚骨だ!」
「あーそうかい。まぁわざわざマタ工からやってきて、楽しんでくれたようだねぇ。えーっと、カツオだっけ?」
「豚骨だ!」
「あーそうそう。そんなら、あんたは天帝の子分ってわけだねえ」
天帝というのは、マタ工のボスと言われる不良である。
巴は過去に
一悶着
あったらしい。
「知り合いの子分だ、可哀想だからあたいが十円玉の一つや二つなら恵んでやるよ。えーっと、広島風だっけ?」
豪快に笑う巴に、小さな声でツッコミを入れる勇生だった。
「それは、お好み焼き……」
豚骨は言葉の暴力には滅法弱かった。
自分の名前がコケにされて、涙をこぼしながら去っていく。
「待ちな! あんたね、今度なめたことしたら許さないよ。あたいの機嫌を損ねたら、あとで天帝に何されるかわかんないからね、覚悟しておきな!」
「う、うるせー! さっきから何を言ってるんだ? てんてえって……なんのことだ! そんなラーメン知らねえ!」
どうやら天帝のことを知らないようだ。
豚骨は鼻をすすりながら帰っていった。
「天帝の子分じゃないから、こんなところまで来てるってわけかい。ふーん。これ以上勝手なことしなきゃあいいけどねぇ……」
巴は嫌な予感がして、豚骨の背中を見つめていた。
その頃、味噌は裏山で迷っていた。
「ここは、どこなんだ……」
蛍光塗料で描かれたミソのシャツが、暗闇の中で光っていた。
ガルウウウ~
どこからともなく獣の声が聞こえ、その目が光った。
「まずい……」
味噌は猛スピードで走った。
どたどたどた……
そして、寝子高の校舎に戻ってきたところで1人の寝子高生にぶつかった。
その男は、うつむいたまま、ぶっきらぼうに一言だけ発した。
「あ?」
味噌はやれやれとため息をついて、
「どけ」
と男をはらった。
が、その腕を掴まれた。
男はようやく顔を上げた。
あの天帝を退けた男、
如月 庚
だ。
「ミソ。お前か? 騒ぎの元凶は」
「ほほう、俺様の名前を知ってるとは、なかなかだな」
「それ、名前でよかったのかよ……」
シャツのデザインを元にあだ名をつけたつもりが、正解してしまった。
「よし、改めて俺様の名前を教えてやるから、耳の穴をかっぽじってよく聞くんだ。ああ? いいか?」
と庚の胸ぐらを掴んだ、その瞬間、
「あげぷひっ!」
庚の軽いジャブを鼻っ柱に受けると、鼻血を出して後ずさった。
血がシャツについて、ミソがシソのようになってしまった。
「て、てめえ……」
「ミソでもシソでもいいが、とにかく天帝に電話して、代われ」
「てんてー? なんだそれは?」
「知らねえだ? すっとぼけてねえで、いいからお前の仲間だかボスだかに電話しろってんだよ」
「電話……持ってねえ」
イライラする庚は自分の携帯を渡した。
「これ貸してやっから。早くしろや」
「それなら……」
と電話をかけると、味噌は突然声が裏返って、誰もいない空間にぺこぺこし始めた。
「もしもし、お忙しいところ恐縮です。ろうま様のお電話でしょうか。…………はい、俺様は殺幌味噌です。…………はい。お疲れさまです」
庚は会話を聞いて首をかしげた。
「ロウマ? 天帝の別の名前か?」
きっと別の呼び方があるのだろう、と考え、あまり気にしないようにした。
「……はい、1人おかしな男がおりまして…………はい、俺様のボスと話したいと申しておりまして」
味噌は、電話のマイク部分を手でふさいで、庚に声をかける。
「おい、お前、名前は?」
「如月、如月庚だ」
「如月? ラーメンと蕎麦、どっちだ?」
「ああ? ……そりゃ蕎麦派だが、なんの話してんだ。早く代われ」
しかし、天帝はそのまま電話を続けた。
「あ、もしもし失礼いたしました。蕎麦だそうです。…………はい…………はい…………はい、私たちの子分になりたいということかと」
庚は耳を疑った。
「ん? 今なんつった? まさかな、聞き違いだよな……」
味噌は庚に構わず電話を続ける。
「はい…………はい…………皿に…………はい……はい、菜ですね…………はい、かしこまりました」
味噌はどこからともなく筆と紙を出すと、サササッと書き記した。
「命名!」
と叫ぶと、実に達筆な文字がババーンと庚の前に掲示されて、読み上げられた。
「皿死菜 蕎麦(さらしな そば)!」
庚はいつの間にか仲間にされ、名前をもらってしまった……。
「いい加減にしろ、アホが!」
さすがの庚も怒り、携帯を奪い返した。
そして、繋がってる電話番号を見て驚いた。
「これ、もしかして……おい、お前、今どこにいんだ?」
電話の相手は答えた。
『ローマだ』
「ああ? ローマ? お、お前どこの誰だ?」
『チャオ! 俺の名は、狼魔 羽酢蛇(ろうま ぱすた)。我がファミリーにようこそ、皿死菜!』
「…………」
呆れ果てた庚は、静かに電話を切った。
味噌はにっこり微笑んだ。
「……つーか勝手に国際電話してんじゃねえ!」
味噌は「皿死菜」のパンチを喰らって、どこかにとんでいった……。
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担当ゲームマスター
漂流サーカスランド
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
コメディ
バトル
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年02月07日
参加申し込みの期限
2014年02月14日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年02月14日 11時00分
参加キャラクター一覧
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