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Riches have wings
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篠崎 響也
も旧市街でテオの声を聞き、その後、飛び回る金たちを見て、『まさに困っています』という女性の声を彼は耳にした。
「ま、待ってください~」
声の方を見ると、懸命に追いかけているが、どう見てもお金を自力で捕まえられるようには思えない女性の姿がそこにはある。
女性はすでに肩で息をしており、お金を見失うのは時間の問題のように思えた。
「……手伝う」
女性は響也のその言葉を聞いてようやく響也の存在に気がついたらしい。
「あ、ありがとう、ございます」
ペコンと頭を下げる彼女を見届けてから、くると踵を返そうとした。
が、
「わっ」
少年とぶつかってしまう。
少年はよほど勢い良く走っていたのか軽く跳ね返り、尻餅をついてしまった。
「ご、ごめんなさい」
「大丈夫?」
女性が少年に声をかける。響也は無言で少年に手を伸ばした。
小さくて、ふわふわとした少年の手。
すこしだけカサついていて、響也は眉をぴくりと動かした。
ありがとう、と言う少年はどこか気がそぞろ。
立ち上がるとすぐに虫取り網を拾い上げ、空を見上げた。
(ああ、彼もお金を追いかけているのか)
響也は瞬時に理解し、同じように空を見やる。
ふたり、
鹿嶋 洋美
と喜好が話している間に、響也はお金たちを観察することにした。
一万円札は、けして人が届くところまで降りてこないし余分な動きをしようとしない。高いところで何枚かと固まって移動している。
と思っている間に、すこしずつ離れていく。響也たちを警戒してのことかもしれないと思った。
「私も手伝うよ!大丈夫、これでも虫取りには自信があるの!」
五千円札は一万円札たちの後ろにつくようにしているが、すこしばかり一万円札よりも動きが鈍く、一万円札から距離ができることがままあった。
それから千円札。
こちらを馬鹿にしているのかリズミカルに『やーいやーい』と体をよじっている。
おそらく馬鹿なのだろう。
冷たい視線を向けると、それを挑発と受け取ったのか響也にやたらと絡んできた。
ものすごい勢いで響也の周りをくるくると回る千円札。
はぁとひとつため息を付いて響也は
決断した
。
途端、響也の動きがお札の早さをはるかに超えた。
これこそ彼のろっこんである。
「この千円札はどっちのだ?」
勢いのあまりぐしゃりと握りつぶしてはしまったが、見事捕まえたお札をふたりの前に差し出した。
「わぁ、すごい……あ、私のです」
「そうか。逃げるから気をつけた方がいい」
「ありがとうございます」
女、洋美に千円札を渡すだけ渡して、響也は一万円札たちを見据える。
なんとかして路地に追い込むことはできないだろうか。
思い浮かぶ案はそういうようなもの。
まずは追い込めるような場所が近くにあるのかを確認するために曲がり角を覗きこんだ。
すると「っ!」なにかが顔に飛びついてきた。もふもふとした感触の毛が鼻を刺激する。
「あ、そのままそいつを捕まえていてくださいっ!」
そんな声も飛んでくるが、響也からすればなにがなにやら。
もふもふが響也の顔を土台にして飛んで行くと「わぁ!」今度は捕まえていてと言った主が響也にぶつかってくる。
今日はぶつかられてばかりだ。
「す、すみません。大丈夫ですか?」
響也はなんとも言えない疲労感を感じながら、
「……問題ない」
とだけ言うのだった。
「めもめもさん?」
「あれ、喜好君?」
それから人が人を呼んだかのようにふたりの女性がやってきて、否応なくお金の捕獲は中断することになった。
猫を追いかけていたのが
芽守 健作
。
彼を『めもめもさん』と呼んだのが
宮島 メグ
。
喜好に気がついたのが
北原 みゆき
。
「もう遅いし、一人でうろつくのはあぶないよ?」
みゆきは事情を知るとまず喜好の身を案じたが、喜好は強情にも首を立てにはふらなかった。
ならば仕方ないとみゆきは「わかった……」と頷いた。
「えっと、私もお手伝いするね?」
メグも喜好に気がついて、夜には似合わないくらい温かい笑顔を浮かべた。
「あいつらは――」
ならばと、響也は観察して得た情報を説明していった。
「なるほど……」
健作が細かくメモを取っていると、彼の携帯電話が鳴る。
「ちょっと失礼します」
「……わかった」
なぜかお金たちは上には逃げるが横にはそれほど逃げようとしない。
響也はお金に意識を集中させつつ、健作を待つことにした。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
つるこ。
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年02月14日
参加申し込みの期限
2014年02月21日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年02月21日 11時00分
参加キャラクター一覧
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