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寝子島★トマト祭り
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●トマト祭り当日
「納君ー! 来たよー、おっつかれー!」
会場は九夜山の麓、開けた土地。
トマト祭りの、のぼりが立った白いテントの下に、友人の
納 十一
を見つけて
緑野 毬藻仔
は、元気に手を振った。
「毬藻仔ー! やった、ほんとに来てくれたんだ……あれ、なんでセーフク?」
「え。だって、お洒落着汚したら嫌だし。ジャージじゃ恥ずかしいな、って思ったんだけど……」
毬藻仔は自分の制服姿を見下ろし、そうして他の人々の衣装と見比べた。
「なんか、皆、想像以上にラフだねー」
周囲はトマト競技の参加者の大多数が寝子高の生徒だった事もあり、部や学校指定のTシャツやジャージ姿で闊歩している者が多かった。
しまったという顔をする毬藻仔だったが、十一は楽観的だ。
「ヘーキヘーキ! もしトマトが飛んできたら、流れ弾が毬藻仔に当たらないように、おれが体張って守るよ! こう見えて、運動神経はいいし!」
そんな事より出店廻ろう、と小さな子供がするように、十一は毬藻仔の手を引いて歩き出した。
「納君、お手伝いいーの?」
「ヘーキヘーキ! おれいなくても、どうにかなるって! 来いよ、案内するからさ」
「……ん、そだね! 今日はよろしくね」
「おっす、こちらこそ!」
「わ……、いー香り~」
くんくんと、どこかのテントから漂ってきた香りを嗅ぐ毬藻仔に、十一は嬉しそうに頷いた。
「だろ? これはバジルだから、きっとイタリアンだね。使うトマトの種類も、違うんだ。完成したら、毬藻仔も一緒に色々食おーよ!」
「う、うん……」
毬藻仔は自信なさそうに、俯いた。
実はトマトは、大っ嫌いなのだ。ケチャップのような加工品ならどうにかなりそうだが、青臭いのだけはどうにも受け付けない。
今日だって「採れたてはおいしいよ!」と十一に誘われたから、見るだけならだいじょぶだよね? とやって来たのだ。
そんな毬藻仔の様子に、十一は励ますように明るい声を上げた。
「採れたての冷やしトマトをごちそうするよ! あとウチはキュウリのほうがたくさん採れたから、それも。漬物スティックと、うざくもあるよ!」
納農園
では、感情が昂ると植物を急成長させる十一の ろっこんのお陰で、トマト以外の作物も大豊作だった。
きっと畑の真ん中で、何か楽しい事があったに違いない。
(トマト苦手らしいのに無理言っちゃったからね、これを機にトマト好きになってもらいたいんだ!)
決意も新たに、十一は言葉を続ける。
「個人的にはユッケごちそうしたいけど、ユッケなんて売ってなかった! これもおーいちごーななのせいだ!」
「あはは、今日もあっついからねー。生肉は心配かもー」
「あ、そっかー。祭りで冷蔵庫も一杯だしな」
「まあ、いい香り……。思ったよりも、出店がたくさんあるんですね……」
撥水加工された日傘を差して現れたのは、
御巫 時子
だった。その細い肩には、いつものように小さな目白が止まっている。
『時子、今日ハ随分ヒトガ集マッテルネ。何カアルノ?』
小鳥の愛らしい囀りの意味が分かるのは、時子が鳥類の言葉を理解する ろっこんを持っているからこそ。
優しく微笑むと、小鳥に本日のトマト祭りについて説明した。
「トマトが急に飛んでくる事があるかもしれませんから、他の鳥さん達も気をつけてくださいね……」
時子が言い終えると同時に、空砲の派手な音が鳴り響いた。
大会スタッフの
宇佐見 望月
&
宇佐美 実
のウサミーズが、協力して打ち上げているのだ。
「うわー、これスゲー音!! ロケット花火なんてもんじゃねーぞ」
「ふむ、派手だ……まあ、遠くからでも分かりやすいし、いいんじゃないか?」
「ふぅ……空砲をこんなに近くで聞いたのは初めてで、驚いちゃいました……鳥さん、大丈夫だったでしょうか……?」
飛び立ってしまった小鳥を探して、見回す時子に、
新聞部
の部長・
八神 修
が声を掛けた。
「御巫じゃないか、君もトマト祭りに来たのか?」
「修さん、こんにちは……。ええ、頑張っている人って、応援したくなりますよね……」
おっとりと微笑む時子に、修も頷いた。
「修さんは、取材ですか……?」
「ああ。今日は新聞部として屋台を巡り、食べながら取材をするつもりだ」
「いつも、ありがとうございます……。トマト祭りの記事にも、楽しみにしていますね……」
時子の声援に、修は持参したハンディカメラを、軽く持ち上げて見せた。
ウサミーズは多忙だ。
「ほいほい、おっさん通りますよぉ……っと……よし、これで準備は ばっちりかねぇ」
救急セットを折りたたみ式の長テーブルに置いて、実は額の汗を拭った。
「お、救護用テント囲いしてくれたんだ? 助かるー!」
実の気遣いに礼を言い、考えているメニューの仕上げにと、畑家に戻ろうとした望月に、実がジューサーで作ったトマトジュースを差し出した。
「頑張り屋さんに、ねぎらい一本……ま、ただのジュースだけどな」
金あんまねぇから勘弁な、と眠そうに言う実の厚意をありがたく受け取って。
喉の乾きもあり、一気に飲み干そうとした望月は、次の瞬間ウッと固まった。
「ぶはっ! 何だコリャ!?」
「あ……ロシアントマトジュース、いきなり当たったか?」
「ロ、ロシアン!?」
咳き込みながら顔を上げた望月に、実は水を差し出した。
「悪ぃ、タバスコ入れてた。いや、おたくも頑張ってたろ? 楽しい事をもっと楽しく出来るように、頑張る奴は俺ぁ立派だと思うぜ」
「うぅ……手荒い激励だなぁ……」
泣きまねをする望月の背中を、実は笑いながら、ぱしぱし叩いた。
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グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
バトル
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年05月06日
参加申し込みの期限
2014年05月13日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年05月13日 11時00分
参加キャラクター一覧
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