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寝子島★トマト祭り
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「畑のじっちゃん、納のじっちゃーん! 俺様にも裏方、手伝わせてちょーだい!」
「おー、望月くんか。いらっしゃい。うちは大歓迎じゃが……君は裏方なんかでいいのか?」
元気良く庭先に駆け込んで来た
宇佐見 望月
に、耕作と孫の そふとが手を振った。こちらは自治体に借りた、テント設営用の資材を脇に固めている。
寝子島は農地も農家も少数なため、当日は木天蓼市(またたびし)の農家も参加予定なのだ。
「先輩は、トマト競技は参加しないんです?」
首を傾げる そふとに、望月は人差し指で頬を掻いた。
「ああ。俺はこういうの、どうも苦手で……ってか、喰いモン無駄にスンナって、いつもねーちゃんに言われてるからなんだけど」
「あー、それはわかる。手間かけて育ててるからね」
勿体無いよねー、と十一は空を仰いだ。
望月も加わって、祭りの段取りは続く。
「まずは祭りに使うトマトだけど、過熟したヤツを選ぼうと思ってるンです。日本のは外国のと違って、堅い部分が多いですよね? それがマトモにぶち当たると、痛いンじゃねーかなと思って……」
「確かに、水分が多いから……思い切りぶつかったら痛いかもしれないね……」
望月の提案に、それぞれが同意した。
「爺ちゃん。熟れ過ぎちゃったトマト、コンテナに入りきらなくて、たくさん放ってあったよね?」
「トマト提供組には、ワシが連絡を入れておこう。口に入るものは妥協はせんがの」
「うむ、ぴーあーるじゃからの」
利悟も賛成し、望月は自分の意見が すんなりと通った事に安堵した。
「あと、怪我人が出たときには、俺様の所に連れてきて下さい! 大抵の応急手当は、俺様、保健委員で研修したし。何とか出来る自身ありますし……」
望月は、そっと声を落とした。
「何ともならないときは、ろっこんでナントカするし」
ウィンクした望月に、耕作は「頼もしいの」と破顔一笑した。
「そうだ! 畑のじっちゃん、納のじっちゃん。 どっちかの家の冷蔵庫、借りられますか? 食べ頃のトマト使って料理を作りたいんです」
「無論、使ってくれて構わんよ。持ち運びの距離を考えたら、うちが良さそうじゃな」
案内された勝手に、鎮座する冷蔵庫は少し古そうだが、業務用のでかいやつだ。
「おー、すっげぇ……!」
目を丸くした望月だが、次の瞬間には腕まくりして気合を入れた。
「おーし、腕によりをかけて作るぜ! 当日が益々楽しみになってきたー!」
マスコット制作も、ひと段落つく頃。
「誰かが、俺を呼ぶ声が聞こえた……」
うさみみヘアバンドで、ふらりと顔を出したのは
宇佐美 実
だった。
嫌でも目を引き寄せられる、ファンシーなブツを頭に乗せている実だが、31歳男性である。
眠そうな目で現れた実に、皆は始めこそ呆気に取られたが、飄々とやって来て裏方の手伝いを申し出る彼に、すぐに打ち解けてしまった。
「これが祭りで使う、トマトだって。味を見させてもらったけど、とっても美味しかったよ……」
「ありがとう、お嬢ちゃん。これは美味いな、五臓六腑に染み渡る」
自分の瞳の色と同じ赤い実りを夏朝に差し出され、遠慮なく齧れば口いっぱいに甘さが広がる。
「お祭り、うまくいくといいね」
「きっとうまくいくさ」
自由人の実は、どこまでも前向きだ。
そんな彼は居住地が「寝子島」というアバウトさだったので、祭り当日までは畑家で寝泊りする事になり、住み込みでトマトの収穫や何やと、気がつけば皆に混じって「親の代からこの家に住んでます」みたいな顔で働いていた。
そして祭り前日。
実も手伝って、夏朝の見物客のための椅子の用意が始まった。
「お客さんが座って食べられる場所は、少し多めに設置したいね……」
「力仕事なら、おっさんでも少しはやれるよ」
マイペースに仕事を進める実と共に、当日もし椅子の数が足りなかったら、ビニールシートを敷いて、お花見仕様の場所も作ろうと計画を立てて。
二人、ちゃぶ台に向き合って、夏朝が描いた線画に、実が赤をたっぷり落として。
おやつのスイカが出る頃には、鮮やかな案内用ポスターが完成した。
「出来た……」
抑揚は少ないながらも、ほっとしたように夏朝が息をつき。
いよいよ、トマト祭りの開幕である。
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ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
バトル
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年05月06日
参加申し込みの期限
2014年05月13日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年05月13日 11時00分
参加キャラクター一覧
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