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「ふふ、この様に食べ物を粗末にするのは、正直どうかと思っておったが。やってみれば楽しいではないか!」
危なっかしいヒモ水着でも、ルーシーは臆する事無くトマトを掴んでは投げる。
「そらっ! そちも食らえ!」
白いビキニで参戦している林檎は、飛んできたトマトを母譲りのカポエイラのスタイルで、巧みに躱していた。
「そんな攻撃、俺には当たらない……!
えっちなのは駄目だよぅ
」
ところが攻撃……となると、彼女は手の中のトマトを強すぎる握力で、ぐちょぐちょにしてしまっていた。
「なんだ、潰れておるではないか。そんなので、我に勝とうとは笑止千万よの」
「し、しまった……。
ひゃーん、しっぱーい。つい力が!
」
「任せて」
だが迫るルーシーを、林檎とペアの未央がトマトを投げて牽制。
「む……さすがにペア相手は部が悪いの、後回しにするか」
林檎達に背中を向けたルーシーを、新たな伏兵が狙っていた。
「にっくきブラジリアン水着なのだ許せないのだきぃくやし~なのだぁ~っ! 販路拡大と固定客掴むのだB級グルメも褌も必須なのだ!」
褌を翻した乙女、真央である。
物凄い異色の組み合わせに、見物客が色めきたっていたのは言うまでもない。
「なんと。そちは随分、個性的な衣装よの」
きょとんと首を傾げながら、ルーシーが真央にトマトを投げる。
真央は不敵に微笑むと、大口を開けてそれを受け止めた!
「おいしーのだっ! お返しなのだー!」
顔面めがけて飛んできたトマトを、ルーシーは腕で受け止めて、飛んできた飛沫をペロリと舐めた。
「そちは面白いの……勝つにしても、観客を楽しませて勝たねば、祭りとしても興ざめであると思っていたところよ。よい、相手してやろうぞ!」
「真央ちゃんブラジリアン水着なんかに負けないのだー!」
二人は互いを口撃しながら、同時に積み上げられたトマトの一つに手を伸ばす。
しかも、同じトマトに。
「これは我が先に狙っておったトマトぞ!」
「むきー! ちょっとくらい露出度が高いからってえばるなしっ!!」
「たわけ! 我の肢体こそ一級の芸術品、隠す道理がなかろう!」
「皆さん、白熱した戦いですね……」
観客席。
御巫 時子
は選手達の動きを、預かったカメラで懸命に追う。
「何の戦いをしてるんでしょうね……というか、二人とも露出度高すぎ……」
ルーシーも真央も、惜しげなく魅惑のヒップを晒している。
しかもルーシーに至っては、動くたびに ばいんばいん揺れる見事なバストが、はちきれんばかりで青少年の目の毒な事この上ない。
うっかり正視してしまった正也&竜司は、トマトを握り締めたまま、俯いて腕で鼻をこすっている。
というか、この二人の行動のシンクロ率は異常だ、GAでもないのに。
将来、結婚したらいいんじゃないだろうか。
時子と一緒に観戦していた そふとも、トマトみたいに赤くなって視線を外し、ひとまず他の戦いに注目することにした。
「黙ってやられるほど、俺様はお人よしじゃないぞ!」
笑い声と共にトマトを投げつける修を、そふとは二度見した。
どうやら彼、眼鏡を掛けると人格が豹変してしまうらしい。
トマト果汁から目を保護するための眼鏡装着で、スイッチが入ってしまったようだが、初めて目にする者には同一人物と思えないのも致し方ないと言えよう。
「修先輩、暑さでおかしくなったんでしょうか?」
「テンションが上がっているのかもしれませんね……とても楽しそうですし……」
「確かに、あんな楽しそうな先輩は初めて見ます」
「でも……頑張りすぎて、明日筋肉痛にならないか心配ですね……?」
真央とルーシーの、小競り合いはまだ続行中だ。
「ブラジリアン水着め覚悟するのだなのだー!!」
「くどいのう。我はルーシーだと言うておろうに、このロリ娘! 時に素朴な疑問であるが……そちのつるぺたバストは、何の為に隠しておるのだ?」
ルーシーの無邪気な疑問に、炎天下の会場の空気が凍りついた。
観衆は真央に同情の視線を向けるか、哀れすぎて見ていられなくて、目を逸らす者に分かれた。
「ゆ、ゆってはならない事を……ぜったいに、ぜったいに許さないのだー!」
肩をワナワナ震わせた真央は、次の瞬間、トマト乱舞!
「何を怒っておる、ワケの分からん女子よ!?」
「うわーんなのだ! 分からず屋はそっちなのだー!!」
何だか謎の女の戦いの決着は、ルーシーがトマトを避けるため、体を捻った時に決まった。
なんとルーシーの豊かな肢体で常に引っ張られ、過酷な労働を強いられていた布地が、ぶつんと弾け飛んだのである。
ブシャー!!
正也と竜司が、一斉に鼻血を噴いた。
この子達、出血多量で死ぬんじゃないかしら。
「あらあら……大変です……」
時子はすかさず、大和撫子としての振る舞いを見せる。
トマトを避けるため差していた日傘で、中学生そふとの目線を遮った。
ちなみにルーシーは、【見せられないよ!】の札持って、すっ飛んできた夏朝に回収された。
ルーシーは不満たらたらだったが、こちらもグッジョブだ。
修は虎視眈々とトマト果汁で、地面がぬかるむのを待っていた。
他参加者を遮蔽として利用し、トマトだまりが出来た場所に立っている者へ、トマトを投げつける。
狙われたのは、黒パーカー姿の米太郎だった。
(どうだ! バランスを崩せば、倒れるだろう)
しかし米太郎は、転ばなかった。
すぐさまフェイントで、修の顔面を狙ってトマトを投げつける。
もっとも、これも掛けていた眼鏡で大きな油断は誘えなかったが。
「な、なに……!? くそ、もう一度!!」
再チャンスを狙って、修は更にトマトを投げつけるが結果は変わらない。
米太郎は余裕の表情で、付着したトマトを拭った。
「ごめんね……? こんな事もあるだろうと思って、対策していたんだ」
「……!!? それは!!!」
米太郎のスニーカーには、先ほど出店で調達してきた輪ゴムの束が巻き付けられていた。
ゴムの摩擦が、滑り止めになるという寸法だ。
ならば、と修は米太郎の顎にトマトを握り締めたままのアッパーカットを放とうと、接近した。
「策士策に溺れる、ですよね――!」
米太郎はアッパーカットを半身を捻って躱すと、一転して一撃離脱を目論んだ、修の足元へ狙い済ましたトマトを投げつけた。
自身の足元への対策は特にしていなかった修は、これによって大きくバランスを崩す。
「しまった、俺様としたことが――!」
だが地面に体が投げ出される、と思ったところで背中を支えられた。
他でもない、米太郎の腕で。
そしてその弾みで、修の伊達眼鏡は泥とトマトまみれの地面に落ちた。
「な、何を!?」
「……今のタイミングじゃ、受身取れそうもなかったから……」
これも、米太郎は最初から決めていた事。
「参加した以上は、勝ちに行きたいし……勝ちたく無いと言えば正直嘘になるけど……ゲームは楽しむものだし。こんな事で、誰にも怪我して欲しくないかな、なんてね……」
米太郎の淡い微笑みに修は膝を折り、アッパーを狙ったトマトは、指から滑り落ちた。
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グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
バトル
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年05月06日
参加申し込みの期限
2014年05月13日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年05月13日 11時00分
参加キャラクター一覧
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