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寝子島★トマト祭り
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「いらっしゃい! 冷たいデザートはいかがかな?」
明るく声を掛ける、
花厳 望春
の出店には、トマトのコンポートとトマトゼリーが並んでいる。
望春は
宇佐見 望月
と協力して、料理を作っていた。だからこの店では望春が考案したスイーツと、望月が考案したダブルトマトパスタが両方味わえる。
「俺のは甘いものばっかりだから、女子向けな感じになっちゃってるけど、いろんな人に食べてもらえたらいいな」
「まあ……トマトが器になってるんですね……」
屈みこんだ時子が、早速トマトゼリーに心を奪われた。
「ゼリーは久々の自信作なんだ。トマトをくりぬいて器にして、その中にトマトゼリーを入れてみたんだ。器も丸ごと食べられる、見た目も可愛いゼリーだよ」
自信作というそれを、時子は注文した。
「俺はコンポートを頂こう」
「毎度ありー!」
「暑いと、冷たいものが食べたくなりますね……」
涼しげな赤を一口掬って食べれば、酸味よりも甘さが引き立った。
「まるでフルーツのようだな」
「トマトのコンポートは、砂糖とはちみつで煮詰めて、シンプルに仕上げたんだ。素材の味が生きてるはずだよ」
「店で売れるレベルだよ、これは」
「あは、サンキュ! トマトってそのまま食べても、料理に使ってもデザートに使っても美味しい、最高の野菜だよなあ……」
どう記事に書き起こして、読者に伝えようかと考えていると、
吉祥寺 黒子
と さとみが仲良く出店を訪れた。
「さとみじゃないか、元気にしていたか?」
「うん! 修お兄ちゃんは、綺麗なお姉さんと一緒なんだね。ひょっとして、デートなの?」
無邪気な不意討ちに、修は うっかり咽てしまって、黒子は肩を震わせて笑っていた。
「ふふ、そう見えますか……? こんにちは、さとみちゃん……かわいい名前ですね……。私は御巫時子と言うんですよ、良かったら私ともお友達になってくださいね……」
天然な時子は間違えられた事を、さして気にしていないようだ。
優しそうなお姉さんの微笑みに、さとみも頬を紅潮させてピョコンと頭を下げた。
「お友達! 時子お姉ちゃん、よろしくお願いしまーす!」
「……コホン。一応訂正しておくが、俺と御巫は偶々会っただけで普通の知人だよ」
修の控えめな訂正は、お祭りムードで興奮している さとみには、スルーされていた……。
「ハハッ! 優等生、一本取られたな。さあて、さとみちゃん俺達も何か食べようか?」
「うん!」
「いらっしゃい、小さなお客様。どれにしますか?」
望春も低い目線を合わせるために前屈みになり、よく見えるように器を傾けた。
「これ皆、お兄さんが作ったの?」
「そうだよ。俺ともう一人手伝ってくれた人が居て、二人で作ったんだ」
「そうなんだ! すごいなぁ……んーと、んーと……どれにしようかな~?」
「さとみちゃんは、トマト好きかな?」
「うん、さとみ何でも食べれるよ! ……ピーマンやセロリじゃなかったら……」
尻すぼみになった言葉にも、破顔一笑。黒子は、さとみの頭を撫でた。
「ちゃんと食べれるんだね、偉い偉い!」
「あ、八神ぶちょー! 今日も取材ですか、お疲れ様ですぅ~!」
賑わう店先に、
椿 美咲紀
が大きく手を振った。
「ん? 椿か、君もトマト競技に参加するのか?」
「はいですっ! トマトの海に沈んでくるのです……わぁ、綺麗なゼリー……美味しそう」
「椿さん、良かったら一つどう? 自信作なんだ」
「これ、花厳さんのお手製なんですか!? 勿論、いただくのですっ!」
「へへ、毎度あり~♪」
しばしルビーのように煌くゼリーに、目を輝かせて美咲紀は、そっとゼリーを口に運んだ。
「……ん~っ、あまーい! とっても美味しいのですっ!!」
「そっか? そりゃあ作ったかいがあったな」
「やっぱり、お野菜サイコー!」
「お、盛況だな、いらっしゃい!」
望春と一緒に料理を作った
宇佐見 望月
が、駆けつけた。
ちなみに二人は以前にも、星ヶ丘寮のプールパーティで一緒に
ゼリー
を作った料理仲間だった。
「あ、宇佐見先輩おかえりなさい」
「望春ちゃん、任せきりで悪いな!」
「とんでもない、スタッフお疲れ様です」
軽く会話を交わし、望月はまだ悩んでいる さとみに人好きのする笑みを向けた。
「どら。おチビちゃんだからな、俺様トクベツにサービスしちゃうぜ!」
「え? どうするつもりですか?」
「まあ、見てなって!」
首を傾げる皆の前で、望月は料理を少しずつ取り分けて、ワンプレートにして さとみに手渡した。
「即席お子様ランチだ、これなら色々なものを少しずつ食えるだろ?」
「わあ、ありがとう! お兄ちゃん!!」
「良かったな、さとみちゃん」
舌に刺青を入れたせいで味覚のおぼつかない黒子だが、さとみに一人で食事をさせては可哀想だからと、ダブルトマトパスタを注文し長椅子に腰掛けた。
和気藹々と食事する彼女らに、競技まで少し間があるからと、腹ごしらえに来た
御剣 刀
も並んだ。
「さとみ、元気そうだな」
目つきの悪さから泣かれるのではないかと、子供に対して若干コンプレックスのある刀だが、何度も顔を合わせている さとみは、嬉しそうにニッコリ手を振ってくれた。
安堵しつつ頬張ったパスタの味に、刀の動きが止まった。
「美味い……! これ、どうやって作るんだ? 差し支えなかったら、教えてくれないか?」
「俺も記事にしたいから、詳しく聞きたいな」
修や時子も加わって、望月のレシピ談義が始まった。
「まずトマトをフードプロセッサーにかけて、クッキングペーパー敷いたザルに入れて、半日ほど冷蔵庫で放っておくんだ」
うんうんと、頷く周囲を見渡して望月は話を続ける。
「そうするとボウルに黄色っぽい水が溜まる、これがトマト水。これにゼラチンとコンソメを入れて固めたゼリーと、残りのトマトを使ったミートソースを一緒にペンネのパスタにかければ、ダブルトマトパスタの完成ってワケだ!」
「やはりというか、かなり手間が掛かっているんだな」
自炊している刀は、思案顔だ。
「はは、まあな! そこは愛情と……」
望月は、料理で共闘した望春に水を向けた。
「友情でカバーってやつだ!」
「私もトマト競技が終わったら、二人の自信作を制覇しに来ますね」
ゼリーを完食した美咲紀に、望春は「それまで残ってるといいけど~?」と、ぺろりと舌を出した。
「むむ……、絶対食べてやるのです~!」
「あはは、待ってるよ」
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2人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
バトル
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年05月06日
参加申し込みの期限
2014年05月13日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年05月13日 11時00分
参加キャラクター一覧
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