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パンツ、家出をする
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窓からそよそよと入り込む風を頬に受け、
桃川 圭花
はこっくりこっくり居眠りをしていた。
時間はまだ授業中。けれど、寝てはいけない時の眠りほど不思議と甘美なのものである。
「うーん……あ、ふ」
むにゃむにゃと何事か言いながら、夢の世界から圭花は戻ってきた。
「よく寝た。おかげで気分もすっきり、なんだか解放感、が……!?」
乙女のデルタゾーンを襲う謎のスースー感。スカートをめくって確認するまでもなく、彼女はこの異変に気付いた。
クラスメイトもざわざわと落ち着かない様子で教室を右往左往している。
圭花はクラスの女子に「ね、私が寝てる間に何があったか教えて。えーと……」とコホンと咳払い。
「小さな布を見かけた、とか」
窓に無数の影が映った。
パタパタと身を羽ばたかせ、パンツの群れが教室の外を飛んで行くのが見えた。
これには目も点になる。けれど、圭花はすぐにかぶりを振った。
「わけわかんないけど、わかったわ。とにかくフツーじゃないのね、今は」
――え!? あ、あれ……私のパンツ……? な、なんで脱げて……そ、それにしゃべって……。
細い太ももを滑り落ち、むくりと自立したパンツを、
小山内 海
は目を何度もしばたかせて見ていた。
勝負パンツの、黒と水色のフリル付き縞紐パンは海のほうを見てこう告げた。
「もう貴様ともお別れだ。我は我の道を往く。袂を分かつ時が来たようだ。さらばだ、海」
――へ? な、なにを言って言って……あ、飛んでった……と、飛んでったぁ!?
学校の廊下の、開いた窓からお気に入りの勝負パンツは飛んで行った。
海は呆然とその様子を見ているほかなかった。
――ど、どうしよう……今スカートの下何も履いてないのに誰かに見られたら……。と、取り戻さないと!
「あた!」
すっ転んだ
マリベル・ロイス
は腰をさすりさすり、いたたた……と顔を歪めていた。
廊下を歩いていたら、突然、何かに足を持っていかれたのだ。
「いたー転んだって……な、なんやこのスースー感」
目の前をひらひらと何かが横切った。
「紫色の蝶々さん……?」
町長でもなければ蝶々でもない。紫のサテンに黒いレース、無駄に編み上げのそれは……パンツだ。
「ウチのパンツやー!!」
パンツはちらりとマリベルに一瞥をくれた。いや、目はないのでなんとなくそんな気がしただけだが。
「我は殿方の夢、淑女の剣……小娘。さらばだ」
高校生のものにしては大人なそのパンツはそれだけ言うと、窓の隙間から大空に飛び出して行った。
この異常な状況に、口をあんぐり開けたまま、彼女は固まっていた。
ただの“ひと”である彼女にとっては、これは到底信じられないような事態だったのだ。
「……うん、さっき転んだ時頭打って今は夢の世界なんやな。納得!」
どうやら無理矢理現実と折り合いをつけたようである。
「しっかし夢の中もなんかリアルなんやなあ。とりあえずパンツをどうにかせんと……」
窓から身を乗り出したマリベルは、パンツの行く先を見た。
彼女のパンツは、たくさんのパンツと合流し、学校の裏手。九夜山へと向かうようだ。
「なんであんな山に……。や、そんなこと言うとる場合ちゃうわ。とにかく戻ってきてもらわんと、落ち着かないっちゅーねん!」
「な!? 俺のトランクス! なんで飛んでやがるんだ!」
ひらひらと空を舞う大漁旗柄のトランクスを、
握 利平
はポカンと見ていた。
「誰かのろっこんか? だとしたら、そうとうな変態野郎だな……。じゃなきゃ神魂か?」
気なることはたくさんあるが「と・り・あ・え・ず・だ!」と利平はガッと股間を掴んだ。
「スースーブラブラして、なんか落ち着かねえ。飛んでいくな、待ちやがれトランクス!」
「いや~ん、アタシのパンティが盗まれたわん」
ベランダから、こつ然と消失したパンツに、
ミッシェル・ナイスゲイ
はくねくねと身をよじらせた。
引き締まった筋肉質な身体にピンクのネグリジェを纏ったミッシェルはゲイバー『ジオフロント』の店主。
「もぉ~やだぁ~。男は狼なんだから~」
ほとんど丸出しの姿で、頬を染めてる彼……彼女? に、ベランダの下を歩く人は「ぎゃっ!」と悲鳴を上げて足早に通り過ぎていった。
「仕方無いから今夜の下着は『有名女優も愛用した某香水の5番』で我慢しようかしらん? ……あら? 殿方のパンツがあんなに沢山飛んでいますわん」
彼女? は目を輝かせ、色とりどりのパンツの群れを見つめた。
「全部欲しいわ~ん」
自宅に慌てて戻ってきた
八神 修
はクローゼットを開け、ひとまず胸を撫で下ろした。
「良かった。ズボンまでは反乱を起こしていないようだな……」
けれど、彼の愛用しているリヨセル素材の白系ブリーフはすっかり奇麗にいなくなってしまった。
ガランとした衣装ケースが、どことなく寂しい。
修は机の引き出しから双眼鏡とバイクの鍵を出し、パンツの群れを追って出発した。
普段、バイクに乗ることはないが、非常時のために使用人の持ち物として、保管しているのだ。
――パンツもグチを言い合って集まる可能性が高い。自然とリーダーも生まれるだろうから、そいつと話し合おう……!
切り離された世界の静かな道路に、ふとひとりの女の子の姿を見つけた。知っている顔だ。
「僕の猫さんパンツが飛んでった!? うーん、パンツ集めが趣味な友達はいるけど、彼女はこんな能力ないだろうしな」
響 タルト
はそんなことを呟きながら、一路、パンツの飛び去った九夜山に向かっていた。
「響!」
「……ん? あ、八神くん!」
「おまえもアレを追っているところか? なんだか妙なことに巻き込まれてしまったな」
「……だねぇ。でも、ふふふっ」
「む?」
「でも、これは面白いことになりそうだよ。みんながどんなパンツ履いてるか見られるなんてまたとないチャンスだね♪」
「こ、こんな時に何を……」
「ねぇねぇ。八神くんはどんなパンツ履いてるの?」
「は? そ、そんなことはどうだっていいだろ」
期待に満ちた目を向けられて、修はむむっと顔をしかめた。
「それよりこの状況を打破することが先決だ。ほらっ、後ろに乗れ」
修はメットをタルトに投げて渡した。
「えー、教えてくれても減るもんじゃないでしょぉ?」
「うるさいなっ。減らなくても、男子のプライドは傷付くんだよっ」
アクセルを回すと、エンジンは高らかに声を上げた。
黒くそびえる山を目指し、2人の乗ったバイクは走り出した。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
梅村象山
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
コメディ
SF・ファンタジー
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年01月29日
参加申し込みの期限
2014年02月05日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年02月05日 11時00分
参加キャラクター一覧
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