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巨猫さま、襲来!
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「うわ、なんやこの駅前の猫たち」
鳳 飛鳥
は三毛猫のミケを肩に乗せながら、唖然とする。
なにやら駅前が騒がしいなとは思ったが、よもやまさか巨猫とデブ猫で溢れかえっているとは思いもしなかった。
のっそりのっそり、我が物顔で歩き回るおデブ猫とか。
自分の身体の大きさを把握できずに、いつもの路地裏を通れなくて困っているおデブ猫とか。
大きすぎて動きも何故かとろくなって、子供に撫でられまくっている大猫様とか。
見渡す限り猫だらけである。
「どうみても神魂の仕業やんなぁ、これ。どうしようかミケさん」
腕の中のミケさんに相談してみる。
ミケさんは軽く鳴いて、ひょいっと飛鳥の肩を飛び降りた。
「あれ? ミケさん?」
てててーっと、一瞬で猫達の中に紛れ込むミケさん。
「いやいやいや、ちょいとまった、この猫だらけ人だらけの中に紛れ込むのは勘弁やで?!」
そう呟くものの、後の祭り。
ミケさんはもうどこにいるのやら。
「……ちょ、デブの三毛猫おおすぎやろ! この中からミケさんさがせって?!」
人ごみを掻き分け、デブミケ猫を一匹一匹確認しだす飛鳥。
模様が三毛猫なのだから、かなり一匹一匹違うものなのだが、大きくなっているせいか模様が横に伸びて皆、似たり寄ったりに。
もともと飛鳥のミケさんがかなりのぽっちゃりさんだから、より一層探すのを困難にしている。
「ミケさん、ミケさーーーーーーーーーんっ」
名前を呼んでも反応してくれないから、もう、お手上げ状態だ。
(うー、いくらなんでも多すぎやろ)
最後の手段。
「なぁ、悪いねんけど飼い猫探すの手伝ってくれへんかな?」
飛鳥は、たまたま側にいた人――
椿 美咲紀
に助けを求めた。
「わたしですか?」
美咲紀は小首を傾げる。
「そや。いきなりでほんにすまんけど、一人じゃ探しきれへんのや。普段やったら、すんごい太ってるさかい、あっさりみつかるんやけど」
「いいですよ。大きな猫ちゃん、大好きです!」
「ほんまか? 感謝やで。あんなぁ、探して欲しい飼い猫はミケさんいうねん。こんくらい太ってて、人の肩に乗るのが好きなんや」
飛鳥が美咲紀に携帯の写真を見せる。
「可愛いですね!」
「せやろ? ほんっとに可愛いねん」
「ダンボールを用意しましょう」
「なんでやねん」
「猫は、段ボール箱をみると中にみっちり中に詰まりたくなる生き物だからです」
「そいえばそうやな。猫はなんやしらんけど、狭いとことかダンボールとか好きやな」
「ですですっ。あ、丁度あそこの店の店員さんがダンボール出してますよ。店員さん店員さん……うきゃっ?!」
ダンボール片手の店員に駆け寄ろうとして、思いっきりこける美咲紀。
咄嗟に飛鳥がその腕を掴んで地面に激突だけは防いだ。
「おいおいおい、怪我はしてないよな。何もないところで転ばないでくれよ?」
「大丈夫です、いつもの事ですから!」
「いつもって……」
何もないところで転ぶのがいつもの事と言い切る美咲紀に、あっけに取られる飛鳥。
「それより、ダンボールですっ。店員さん、その使用済みのダンボール一枚いただけませんか?」
お猫様のためとばかりに頑張る美咲紀、ダンボールげっと☆
「これで、ミケさんを捕獲しますよ。ちょっと加工すればより一層ミケさんがきてくれると思います」
美咲紀は人混みからちょっと外れた場所でさくさくと作業開始!
ほんの数分で、ダンボール箱がお猫様用のダンボールハウスに早変わり。
「器用なんやね」
「ピンクの肉球マークも描いてみました。今日のラッキーカラーなのです☆」
毎朝必ず見ているTVの占いコーナーで、美咲紀のラッキーカラーはピンクだったのだ。
「これはもう、いけそうやな!」
「ですです、確実ですっ」
二人でミケさんがいなくなった場所に、ダンボールハウスを置いてみる。
―― 数分後。
(きたやんっ……!)
二人がじっと見守る中、ミケさんらしきデブ三毛猫が!
美咲紀もぐぐっと身を乗り出して、三毛猫がダンボールハウスに入るのを見守る。
つんつん、つんつん。
三毛猫が焦らすようにダンボールハウスをつっつく。
『ぶみゃーっ』
ちょっと変わった鳴声までもらす三毛猫。
(この鳴声、間違いなくミケさんや!)
思わず抱きしめたい衝動を美咲紀は抑える。
ここでまた逃げられたら、元も子もないのだ。
ぐぐっと、断腸の思いで我慢する。
そんな飛鳥の気持ちも知らず、ミケさんは前足をそっとダンボール箱に延ばす。
つんつん。
つんつんつん。
つんつん……ころん♪
デブ三毛猫がダンボールハウスに入った!
「はいったぁああああっ!」
「入りましたね!」
ダンボールの中で、きょとんとしているミケさん。
「もう二度とはぐれんといてなぁ」
ミケさんを抱きしめて、飛鳥は何度も言い聞かせる。
当の本人はわかっているのかいないのか、ぶみゃーと鳴いた。
「可愛らしいですよね。うなんなっ☆」
美咲紀も、不思議な言葉を呟いて、ミケさんの背中を思いっきり抱きしめる。
ミケさんはやっぱりわかったのかわかっていないのか、ぶみゃーと鳴いた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
霜月零
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
コメディ
動物・自然
定員
30人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年01月28日
参加申し込みの期限
2014年02月04日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年02月04日 11時00分
参加キャラクター一覧
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