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【期末テスト】赤点? 満点?? 夏目前、四日間の死線
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●4日目:それぞれの打ち上げ:シャンテその3
「突撃となりの打ち上げー! 俺らも混ざってええかな?」
ノリノリで現れたのは
服部 剛
。
霧生 深雪
も一緒だ。ふたりで遊んでいたのだが、同じ学校のやつらを見つけて飛び込んできたのだという。
もちろん! と寿美礼が快諾すると、剛は早速曲を入れた。
「よっしゃ、深雪と一緒にデュエットや!」
「は?」
剛が入れた曲、それは、男性アイドルグループSNYAP(スニャップ)のヒット曲「金のネコノメ」! ――念の為いっておくが
秘密結社なアレ
とは関係ない。猫に狙われたネズミの気持ちを、ちょっと切なく、ちょっとセクシーに歌い上げたポップチューンだ。
爽やかな剛が華麗にステップを踏めば、きゃーっ、と女子たちの黄色い悲鳴が上がる。
剛はくるりとターンして、渋っている深雪の手を引っ張った。
「テスト勉強で徹夜して寝不足やけど、辛かった修行僧生活もこれで終いやー! はじけるで、深雪!」
深雪に向けられる大きな期待と拍手。これはもう、踊らなければいけない雰囲気だ。
「あーくそ! テスト終わってテンションおかしいしやるしかねぇ!」
♪金のネコノメが 僕を狙う~
♪しっぽ カラダ 舐めつくす~ チューチュー!
剛と並んで深雪も踊った。その歌の上手いのなんの、踊りのキレのいいのなんの。
歓声がひときわ大きくなる!
♪冷たい君の視線がいつもココロ震わせる~
♪喰べられて~ You're danger cat!
セクシーに腰をくねらせる振りのあと、ハートを射抜くような仕草で、バン、と撃つ。
いわゆるアイドルスマイルというのだろうか。髪を掻きあげ流し目で笑うと、剛が深雪を褒め称えた。
「さっすがみゆちゃん! 完璧や! じつは家でこっそり練習してたんちゃう?」
「ち、ちげーし! ただ、一回聴いたり見たりしたのは覚えちゃうタチなだけだし!」
はっ、と我に返って自己嫌悪。やらかした、とヤケになった深雪は、この際なので他の男子たちも巻き込むことに決めた。
「歌え! 踊れ! 男全員前に出ろー!!」
「わーっ。服部君と霧生君と、倉前君、民谷君、吾妻君のSNYAPだー!」
寿美礼が楽しそうに拍手すると、他の女子たちも無責任に囃し立てる。
剛がいまや小学校の教本にも載るという名曲「世界で一匹だけの猫」を入れると、5人は――うち3人は深雪に強制されて――振り付きで歌いだした。
これはなかなか見ごたえがあった。
「快活な関西系ムードメーカーの服部先輩に、クールビューティな霧生先輩、儚げな文学系の倉前先輩に、猫目の不思議系少年民谷君、そしてダルメンの吾妻君……悪くないわ。こんなアイドルグループがあってもおかしくないわね」
この圭花の冷静な分析には女子たちがみな大いに賛同したということを、ここに記しておかねばなるまい。
◇
「失礼しまーす! 楽しんでますか~? ハニートーストと苺パフェと柚子シャーベットとその他もろもろメニューに載ってる甘いものを片っ端から、お持ちしました~!」
凛が運んで来たそれらがすべて深雪の前に置かれる。深雪はご満悦だ。
「やっぱ甘い物食べねぇと始まらねえな! 剛、さっき恥ずかしい思いさせた罰だからな、奢れよ!」
「って、深雪食いすぎぃ! 1個だけやないやん! そ、それ以降は自腹で頼むで~!」
遠慮のない友人の仕打ちに、剛はお財布の中身を確かめながら涙目になる。
そんな御無体はあったものの、剛も深雪もタンバリンを鳴らしたり手拍子をしたりと場を盛り上げて楽しんでいた。そのうち徹夜が祟って寝落ちしてしまった剛の瞼に、深雪が有名アーティストがやっていたようなぱっちりおめめを描いて遊んだりして。
ふと、あたりを見渡して鋭二は呟いた。
「……みんな、試験から解放されてイキイキしてるな。いい笑顔だ」
七瀬がその声を聞き留めて、<空気を「読む」>。
彼のろっこんで出現した本はオムニバス形式の青春群像劇で、それぞれ違う過去をもち、それぞれ違う未来へと向かうであろう登場人物たちが、ひとつの場所で一時の邂逅をする……というものだった。
まるで、感想が苦手な七瀬の代わりを務めるかのように、鋭二が笑みを漏らす。
「みんなきっと今、この時を心から楽しんでるんだろうな」
「そうですね」
「ふむ、俺はいつも騒動を求めて野次馬だの何だのやってるが、もしかしたら本当に見たいのはコレなのかも……って、柄にもねぇ」
「いいじゃないですか。僕、いいなと思いますよ。こういう時間も、そんなふうに感じるのも」
歌いすぎて喉が枯れた鳴が、生姜増し増しジンジャーエールに口をつけた途端「辛っ!」といって口を拭った。サナリアナが少し飲ませてもらうと、顔がくしゃくしゃになるくらいの味だ。
「すごく辛いですね」
「あはは、辛い! 辛いね~!」
「仲村渠さん、どうしてそんなに笑ってるんですか?」
「だって、辛くて、嬉しいんだもん」
味がして、嬉しい。それは、自分の心が満たされた証。きっとみんなで楽しんだから、食べ物も飲みものも味がしたんだ。
「今日、来て良かったな」
鳴は心からそう思った。
◇
――いっぱい歌って、いっぱい笑った。けれど楽しい時が過ぎるのは早すぎて。
「あ、もうこんな時間」
幹事の寿美礼が時計を見ていった。
「みんな、そろろそお開きにしまーすっ!」
名残惜しい。そんな気持ちはもちろんある。だが惜しむまい。
きっとまた、こんな楽しい時を過ごす「今度」があるから。
「外は暗いから気を付けて、あと忘れ物はしないようにね。後は――」
寿美礼はにっこり笑うとこう締めた。
「夏休みは楽しんだもの勝ちだよ! じゃあ解散っ!」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
コメディ
定員
1000人
参加キャラクター数
103人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年02月27日
参加申し込みの期限
2014年03月06日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年03月06日 11時00分
参加キャラクター一覧
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