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【期末テスト】赤点? 満点?? 夏目前、四日間の死線
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●4日目:それぞれの打ち上げ:霧切先輩の伯父さんの家
「あっきょっ、今日はお世話になりますっ!?」
ひっくり返った声で挨拶をしたのは
新井 米太郎
。
今日はテスト終了を祝して、旧市街にある
霧切 翠子
の伯父さんの家にお呼ばれしたのだ。
米太郎はがちがちに緊張していた。なにしろ彼は人の視線が怖い。気になる先輩である翠子にはずいぶん慣れたが、その伯父さんとなれば話は別。向こうだって可愛い姪っ子が男を連れてきたとなれば少なからず複雑な思いなんじゃないか、なんて考えた途端に背筋がぶるぶる来てしまう。
「こめ君、そこ座って待ってて」
なんて軽やかに翠子はキッチンに消えてゆこうとするけれど、居間にひとり、伯父さんの視線に耐えながら料理が出てくるのを待っているだなんて米太郎には酷すぎた!
「先輩、僕も手伝うよっ!」
「えっ、いいよ。
この前のバイト
のお詫びもしたいし座っててよ」
「お願いっ! 手伝わせてっっ!」
◇
そこまで懇願されては翠子も断れなかった。
翠子は米太郎をキッチンに案内した。
そこには甘い香り漂う焼きたてのスポンジがきらきらと鎮座していて、米太郎は感激の声をあげた。
「うわあ……!」
こんなふうに誰かが自分のために作ってくれるなんて格別だ! いったい何年ぶりだろう!
「仕上げを手伝ってくれる? 新作のシュヴァルツヴェルターキルシュトルテなんだ」
「しゅばばるたー……?」
「あはは。シュヴァルツヴェルターキルシュトルテ。黒い森のサクランボ酒ケーキ、っていう意味のドイツのチョコレートケーキだよ」
その名の通り、スポンジはチョコレート色をしている。ここにチェリーコンポートを挟み込んで、最後にクリームとチェリーでデコレーションすれば完成というわけだ。
「こめ君はチェリーコンポートを作る係ね」
翠子に役割を振られて、米太郎は言われるがままにとろとろとチェリーを煮込む。
手つきは悪くない。それもそのはず、以前は弟に毎日ご飯を作ってあげていたのだ。
「上手だね」と翠子は微笑んだ。「そういえばこめ君はテストどうだったかな?」
「んーまあまあ。授業のノートはちゃんと取ってたし……あ、でも芸術関係はからっきしで。先輩は?」
「私もまあまあ」
翠子のまあまあは、1問くらいは間違ったかも、というハイレベルなものだ。なにしろ国立の日本最高峰の学校に入るのが夢なため、毎日勉強を欠かさず規則正しい生活を心がけている。もし間違いがあるとしたら、最近の事件による心の乱れのせいに違いない、と翠子は思っていた。
心の乱れ……翠子は少々悩まされていた。米太郎を桜花寮ではなくこの伯父さんの家に誘ったのも、近ごろ寮では寝付けなくなってしまってここに泊めて貰っているためだ。
翠子はそのことで変な心配をかけていないだろうかと気にしていたが、米太郎の「何故今日は伯父さんの家なんだろう?」なんて疑問は、煌めくケーキと素敵な先輩の前にすっかり吹き飛んでいた。
「先輩、こんなかんじ?」
「いいね。じゃあそれ冷ましてる間、いっしょにデコレーションしてもらっていい?」
クリームを綺麗に渦巻かせるにはコツがいる。
上手くできない米太郎の手に、翠子の手が包み込むように重ねられた。
「せ、先輩!?」
「ごめんね、テスト期間あんまりバイトとか付き合ってあげられなくて……」
「えっ、き、気にしないで……」
米太郎の声が上ずる。
「テスト終わったから、どこか遊びに行きたいなぁ」
「う、うん。ど、どこに?」
「せっかく夏なんだし、海いこ! 新しい水着買ったんだぁ、また今度見せてあげるね!」
「み、水着……」
米太郎はドキドキが止まらない。海。行かなくては!
そんな甘~い時間の末にケーキは出来上がり、お夕食は翠子がさらに中華料理を作ってくれた。
どれもこれも美味しくて幸せだった。
米太郎は思った。先輩が元気そうでよかった、と。
そして、どんな事があってもこの日常を、この人を守って行きたいと、心に誓うのだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
コメディ
定員
1000人
参加キャラクター数
103人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年02月27日
参加申し込みの期限
2014年03月06日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年03月06日 11時00分
参加キャラクター一覧
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