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【期末テスト】赤点? 満点?? 夏目前、四日間の死線
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●4日目:それぞれの打ち上げ:ふたりの帰り道
手を繋ぐ、って素敵なことだと思う。
学校からの帰り道。
葛城 璃人
と
高尾 日菜
は手を繋いで帰る。
レースとフリルで改造した女子制服は璃人によく似合っていて、だから親友に見えるかもしれない。
そう、以前は親友だった。いまは――恋人。
日菜はHRが終わるとすぐ彼の教室へ向かった。一緒に帰る約束をしていたからだ。
「りぃちゃん、終わったよ」
「日菜さん! じゃあ行きましょっか」
どちらから絡めたかわからない指先。
少し前まで触れるだけでも恥ずかしかったのに、いまでは手を繋ぐ嬉しさの方が大きい。
横目で見ると、璃人もすこし頬を染めていた。
「ふふっ、なんだかくすぐったい気持ちです。テストが終わって待ちに待った夏休みがもうすぐそこに、って思ってたのに、日菜さんと手を繋いでいる今の方がドキドキだったり……なのです」
「えへへ……私も」
もう少しだけこうして歩いていたいな。
そんな思いでつい遠回りしているうちにシーサイドタウン駅が見えてきた。
「暑いですねーっ」
夏の日差しを遮るように手を翳して、璃人が足を止めた。
「どこかカフェで涼んで行きませんか?」
日菜は嬉しそうに微笑んだ。
「賛成」
そうして訪れたのは、somnium(ソムニウム)。
テラス席に見知った寝子高生が座っていたけれど、ふたりの時間を大切にしたかった璃人たちは、人目につかない店内の隅の席を取る。
「日菜さんはアイスレモンティーとミルフィーユでしたよね。はいどうぞ」
璃人は日菜が注文した品を、そっと彼女の前に置く。
「りぃはアイスティーとフルーツケーキにしました」
「わあ、それもおいしそう」
「それぞれ半分こしましょっか?」
「えっ、いいの?」
「もちろん。りぃも日菜さんのおいしそうだなーって思ってたんです!」
フォークで半分に割ったケーキを互いに取り換えあう。
こんなのも、なんだか近い関係って感じで、嬉しい。
両方美味しいね、なんてくすくす笑いあってから、璃人がいった。
「そういえばテストなんですけど! ふふー、日菜さんに教えていただいたおかげでバッチリなのです! ありがとうございましたっ」
「わあよかった。私もりぃちゃんに勉強教えて貰ったおかげで、国語も社会も大丈夫そう。ありがとう」
「ふふっ、日菜さんのお力になれたようで良かったのです!」
理系科目が得意な日菜と、文系科目が得意な璃人は、それぞれ得意科目を教え合って勉強したのだ。どうやら互いに成果があったようでなによりである。
「こう、それぞれが得意なことで支え合うのって素敵ですよねー!」と璃人はいって、ウィンクした。
「テストも案外嫌なもんじゃないなーとか思っちゃうあたり、現金ですかねっ?」
「あはっ、私もおんなじこと思ってたよ。また、一緒に勉強出来たらいいね」
「そうですねっ」
「勉強だけじゃなくて……」
胸の奥にしまっておくつもりだった切なる願いがふいに日菜の口をついた。
「長いようできっと短い夏休み、少しでも多くりぃちゃんと一緒にいられたらいいな……」
それをきいた璃人はとても、そうとても優しげな瞳をして頷いた。
「日菜さんと過ごすことが出来たなら、夏休みなんてあっという間なのです。その中でたっくさんの思い出を作れたらいいな……なのです!」
璃人にまっすぐ見つめられ、日菜は急に頬が熱くなる。
「あ、暑いね……!」
照れ隠しに視線を落とし、頬杖をついてアイスレモンティーに差したストローを咥える。
カラン……と氷が音を立てて溶けた。
夏の午后、あたたかな沈黙。
気になって、彼を見る。
すると、まるで鏡みたいに璃人がそっくりおなじポーズをしていて、ふたりはくすりと笑ってしまった。
それからそっと指を絡める。
――手を繋ぐって、ほんとに素敵。だって想いが、伝わる気がする……。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
コメディ
定員
1000人
参加キャラクター数
103人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年02月27日
参加申し込みの期限
2014年03月06日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年03月06日 11時00分
参加キャラクター一覧
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