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ねばねばギブアップ!?
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●納豆蜘蛛、出現!
「あっ、ぶちょー!」
修や真央と同じ新聞部の
椿 美咲紀
が、浮かない顔でやってきた。
「おー、美咲紀ちゃんこんにちはなのだ! ここ空いてるのだー」
真央の勧めに応じて美咲紀は座り、溜息をつく。
「今日の学食は拷問に近いかも。納豆って、つまり腐った大豆だよね? 大抵の物は食べられるけど、腐った物はいやん、なの」
冷や汗をかく美咲紀に修が説明する。
「納豆は腐ってはいない、発酵しているんだ」
「お味噌やお醤油は大丈夫だけど。私の地元は納豆文化無い所なんだもん」
「そ、そうやろ、そうやろ!」
かなえが我が意を得たりとうんうん頷く。
「別に腐った豆食べなくても、大豆食べるならヒジキと一緒に煮るとか、お豆腐で食べたら美味しいんだもん。
わざわざ腐……発酵させなくても」
「納豆は納豆菌で血液サラサラなのだ。どうせなら油揚げに入れて焼くと旨いのだ。
イカ納豆とか定番……あ、それ美味しそうなのだ」
真央が美咲紀のトレイに乗っている海苔巻に目を止める。
「頑張って、納豆の軍艦巻き(鶉卵入り)なら何とか食べてみようかなと思って。卵の味でごまかせば」
その頭上に、あちこちで納豆を吸収してふくらんだ納豆蜘蛛の姿があった……
「えっ、何このねばねば?」
軍艦巻きに挑戦しようとしていた美咲紀の前に、糸と共に納豆のようなものが。
「なんだろこの蜘蛛みたいなのー?」
荒太郎がつんつん指でつついてみる。
「ひぃ~ん、蜘蛛、蜘蛛、蜘蛛が居るぅ……!」
美咲紀が嫌そうに顔を歪ませる。
「昆虫嫌い。蜘蛛も昆虫と同じよぉ」
「蜘蛛は昆虫ではないが……気持ちはわかる」
修が突っ込みつつ同意する。
「あの脚8本をくわっと広げた大きい姿で、でーんと壁にへばりついている姿が嫌なのです。どうして蟲がこんな所に!」
「ネバネバしてて、糸ー巻き巻き……引いて……」
糸で遊んでいた荒太郎の目の前の納豆が、瞬時に吸い込まれる。
「ぎゃーす!!? 大きくなってる!?」
叫んでいる間にも蜘蛛はみるみる拳大の大きさになり、さらに周りの納豆を吸収していく。
「な、なんやあの蜘蛛……納豆のお化けや!」
「とうふちゃん、危ない、下がって」
そう言ってかなえを下がらせた荒太郎だったが、瞬時に納豆蜘蛛の糸が伸びてきた。
よける間もなく、荒太郎は蓑巻きにされてしまった。
「モガァァァァー!!!」
「こ、こーたろーくん!!」
(納豆嫌いなとうふちゃんの前で納豆ぐるぐる巻きになったら、嫌われちゃうじゃないですかーやだー!)
ベタベタの気持ち悪さや自分の身の危険よりそんなことが心配になって焦っている荒太郎である。
「こーたろーくんを離せー!」
かなえはランチの豆腐を投げたが、タイミングが悪かったか蜘蛛はすばやく避けてしまった。
「うう、豆腐もっと取ってくる! 待っててや」
学食のおばちゃんの元へ向かうかなえだった。
「納豆苦手だけど蜘蛛はもっと苦手なのです。これは腐った豆の呪いに違いないのです。ええい腐豆(ふまめ)の化身め!」
美咲紀は距離を取りつつスマホで写真を撮りまくり始めた。
「逃げたいけど、新聞部として見逃せないのです!」
「捕まえて猫鳴館で飼ったら納豆自由自在? ……いやその前にあの人とかに殺(や)られる気がするのだ、
さらにその前に真央ちゃんの納豆を横取りするなら天誅なのだ~」
新聞部員としての熱意で留まる美咲紀。真央も持ち帰りをあきらめ、戦うことに決めたようだ。
「待て後木。納豆の主成分はポリグルタミン酸。高分子ポリマー化した糸……普通には切れないぞ」
「ポリグリ……? 切れないって、それじゃどうしたらいいのだ修ちゃん?」
修は冷静に蜘蛛の動きと特性を見極めていた。
「蜘蛛は非粘着性の糸を柱とし粘着する糸で繋ぐ。攻撃は粘着しない糸を!」
「わ、わかったのだ。つまり、どの糸がくっつかないのだ?」
「縦糸だ。まずはこれが納豆の糸なのか確認する必要があるな」
隣のテーブルで、玲衣が飛んできた豆腐をひょいと避ける。
何事もなかったように納豆の天ぷらを食べながら、呟いている。
「それにしても、納豆だけだと彩りにかけると思ったが味は流石だし、個性的な匂いもなれればいいものだ。
特にこの納豆天ぷらがいいね、納豆はそのまま食べてしまいがちだが、こうして調理したものも悪くない……」
「そうですね。ではいただきまーす……ん?」
玲衣の納豆の天ぷらの評価に期待を高め、自分も食べようとしていた刀は、荒太郎たちのテーブルでの異変に気づいた。
糸でぐるぐる巻きになった荒太郎が必死にもがいている。
「あれは……糸? 蜘蛛の糸か?」
「んん? しかし騒がしいな、庶民の諸君にはこの味は上等すぎて、思わず騒いでしまいたくなるほどのものだったのかな?」
気にせずマイペースに、優雅に食事を続ける玲衣。
「げっ、何だよあの蜘蛛。納豆食ってるし!?」
だが刀のほうはそうはいかなかった。
(また神魂かよ、いい加減にしろよ! 俺達のフツウは乱させない)
「そして、俺の納豆は誰にもやらない!」
刀は頭の中で撃鉄を落として【加速】した。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
天村花海
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
コメディ
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年02月01日
参加申し込みの期限
2014年02月08日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年02月08日 11時00分
参加キャラクター一覧
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