寝子高の学食。
学食のおばちゃんこと北野 寧々(きたの ねね)が、食事の仕上げにかかっています。
「暑い季節にはスタミナが大事だね。七夕の次のイベントと言ったら納豆の日だろ。今日は納豆デーさ」
後半よくわかりませんが、彼女の中ではそういうことになってるようです。
いつものメニューに普通の納豆がつくだけではなく。
納豆汁、納豆の天ぷら、甘納豆。さらには納豆サラダや納豆そうめんまで。
今日の学食は納豆一色です。
「食わず嫌いは許さないよ。これを機会にみんなに納豆好きになってほしいね」
楽しそうに準備をする寧々。
しかし彼女は気づいていませんでした。
食堂の天井から降りてくる、小さな茶色の蜘蛛の存在に……
その姿は、一見して納豆の粒のようでした。
こんにちは、またははじめまして。毎朝の納豆が欠かせない天村花海です。
納豆メニューであふれ返る学食。
それだけでも結構普通じゃないのですが、そこに神魂の影響を受けた蜘蛛が現れました。(通称 納豆蜘蛛)
この蜘蛛は毒はありませんが、納豆を吸収して、納豆状のネバネバな糸を出します。
吸収すればするほど、体は大きくなり、糸は丈夫に。
学食が納豆蜘蛛の巣化するのも時間の問題……?
寧々はもれいびなのでろっこんの使用は問題ありません。
ほかの学食のおばちゃんたちをうまくごまかしてくれる……と思います。
昼休み終わりごろには蜘蛛は普通の状態に戻ります。
納豆デー、お楽しみください。
●登場NPCについて
北野 寧々
五二才、寝子高の食堂のなかでは料理はうまく
面倒見のいい通称「学食のおばちゃん」
明朗快活で、豪快なものを好む
熱狂的な『寝子島文庫の信者』でもある
その他、学食にいて不自然ではないNPCなら状況に応じて対応します。
※野々 ののこは今日は購買でパンを買って教室で食べているので、学食には現れません。