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ある一夜の夢噺
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白の長襦袢一枚に素足という格好で、
弥逢 遊琳
は三夜湖にと念じた。
無人の水場なら何処でも良かった。
勿論、口内には黄色の夢飴がある。
移動した三夜湖で、水上を歩く。
ゆるりと当て所無く、時には指先を宙に遊ばせて。
その度に小さな水滴が舞い躍った。
八分開きだった瞼を閉じ切ってしまう時の、一抹の空虚感に似る満足感と、素足に感じる水の表面張力は同じ。
微笑みを保ったまま、遊琳は思う。
心地良い。怖くない。寂しくない。欲しいものなんてない。
(嗚呼、寒いな)
両の手で、両肩を抱いた。
気温とは別に、胸の奥から冷たい薄闇が広がるから。
遊琳は、不意にするりと、懐から緑の夢飴を取り出して口にする。
素直な気持ちで穏やかに、心が歌う。
僕が消えても別に誰も困らない。
寧ろ僕が居なければ壊れる世界は要らない。
深い眠りの奥底で瞼を閉じたら最後、ちっぽけな僕がすり減ってささやかに消えられたら……。
春でもないのに、緑の夢飴共々、胸の奥の氷栓が無理に融かされてゆく。
大衆にとっての異端でも、空いた穴が囁く心からの望み。
素直に頷けば足は動く。
僕と共に眠りに就くべき世界は、僕の心にしか無いから。
(嗚呼、番人が隠したと言った時から、不思議と判っていた……気がする)
夜の湖面に染められた真珠。
見れば其処に佇む物は、現で見惚れたお月様の様な子の目と同じ色。
(君がゴール? また僕は君に手を伸ばすのか。君だけは、いつも必ず僕を人間にしてしまうね)
遊琳は瞼を閉じて声を立てずに笑った。
冷えた頬に熱い涙が滴る。
けれどそれに構わず遊琳は膝をついて、青い夢飴に口付けた。
夢世界の妖になるにはまだ、早い、と。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
鳴葉ゆらゆ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
定員
20人
参加キャラクター数
18人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年01月19日
参加申し込みの期限
2014年01月26日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年01月26日 11時00分
参加キャラクター一覧
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