これは、暇を持て余した夢の番人の、小さな悪戯である。
ああ、飽いた。
何か楽しいことは無いものか。
おや珍しい、お客様だ。
赤い夢飴(ゆめい)を食べたのかい?
黄色い夢飴を舐めたなら行きたい所に行けるよ。
緑の夢飴なら素直になれるかもしれないね。
帰りたければ青い夢飴を食べるといい。
何処かに隠したから見つけてご覧。
星たちは静寂を好むから遊ぶも探すも静かにね。
遊んで食べたら元の世界へお帰り。
目が醒めたら何もかも忘れてしまうよ。
だって此処は夢だもの。
黎明と共に星たちは眠るのさ。
ああ、そうだ。
1つだけ忠告をしておこう。
もし青い夢飴を見つけられなかったら?
たかが夢、されど夢。
ずっと此処から出られないかもしれない。
残念だが、歓迎しよう。
星たちの仲間となることを。
初めまして、もしくはこんにちは、鳴葉ゆらゆです。
宜しくお願いいたします。
ある日、寝子島で眠って夢を見た人たちが、この世界に引き込まれました。
どうやら夢の番人の暇つぶしに巻き込まれたようです。
【舞台】 夢の番人が作り出した1つの夢
寝子島と全く一緒ですが、夢に来た皆さん以外には誰もいません。
【時間】 夜
電気は点いていませんが、星明かりがあるので、とても明るいです。
夢飴は全部で、赤・青・黄色・緑のものがあります。
そのうち、最初から黄色と緑の夢飴は1つずつ持っています。食べても食べなくても構いません。
赤い夢飴は、きっとこの夢に入る前に食べてきたのでしょう。この夢の中にはありません。
青い夢飴は番人が何処かに隠してしまったので、夢の世界が閉じてしまうまでに探してください。
割と簡単に見つかるので、見つけ方を自由にアクションに書いてください。
黄色い夢飴は、舐めている間に行きたい人や場所を思うと、そこまでふわーっと移動できます。
緑の夢飴は、舐めている間だけ、素直になれるかもしれません。
声を出す以外で思い切ってアクションしたり、気持ちを筆談したりしてみてはどうでしょうか。
番人も言っていましたが、星は静寂を好みます。
声を出して話すことはせず、相談したり気持ちを伝えたりする際は筆談してください。
また、夢の中では、電話やメールはできません。
離れた誰かと交流したいときには黄色い夢飴を使ってください。
【最初から持っているもの】
黄色い夢飴1つ、緑の夢飴1つ、新しいスケッチブック1冊、鉛筆1本
此処は夢の中です。夢という世界観を壊さない程度に、自由な発想であれこれしていただいて構いません。
皆さんのアクション次第で世界が変わります。
ご参加お待ちしております。