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【新入生歓迎会】挑め! 新入生歓迎大祭、略して……新歓祭!
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●屋台もいかが?
さあ、休憩時間です。
中で食べる人もいますが、外に楽しむ人も見られます。
お腹を空かせていた参加者たちのもとへ、新井瞬平たちがクラブハウスサンドを運んで来ました。
そればかりではありません。講堂の脇には、屋台もオープンしたのです。
……屋台? とあなたが疑問に感じたであろうことは想像にかたくありません。
ですが本当に屋台なのです。講堂のすぐ外より、甘い香りが漂ってきます。
見ると屋台の前に元気な少女がいて、なにやらさかんに呼びかけているのでした。
「はい、昼休憩ということでいかが? 『タコ焼き風お菓子屋台』だよ!」
おわかりでしょうか。一年、
高梨 彩葉
が提供するのは舞台ではなく屋台、ということなのです。
屋台の内側では、
電工 暁
が腕まくりして作業に没頭しています。
「焼くのは任せろ」
暁は彩葉から頼まれて、熱い屋台を前に汗を浮かべ、じゅうじゅう音を立てて何か焼いているのでした。
彩葉が操作するコンロはたしかにタコ焼きのもの、けれど漂ってくる香りはカスタード風です。その正体は一体なんなのか。
「わーっ、なになにー? タコ焼きのようだけどタコ焼きじゃないような匂いだねー。お菓子なのー?」
千鳥雅人が髪を一房、『?』の形にしながら屋台に駆け寄りました。
「これはねー!」
訊かれて嬉しい彩葉なのです。前髪に隠れた両目も、嬉しげな形をしていることでしょう。
「ホットケーキミックスをタコヤキ機で丸く焼いて、チョコソースやチョコレートのカラースプレーでタコ焼きっぽく仕上げたものなの! 中身はチョコレートだよ」
なおタコ焼き機と屋台は、知り合いのおじさんに貸してもらったものだといいます。
「チョコレートなんだ! 美味しそう」
「ココアスポンジとノーマルスポンジの両方があるから、お好きなほうを選んでほしいよ」
「じゃあココアスポンジ!」
「おう、もうすぐできるぞ」
暁が力強く答えました。大きな腕と手の彼ですが、ひっくり返しの作業は精密そのもの、
「フッ! この俺の腕にかかれば、菓子作りなど造作もない!」
俺を誰だと思っている……? と不敵に笑う暁の言葉に嘘はありません。
こうして完成、ふんわり焼けて熱々、タコ焼きトレーにボール型お菓子が乗りました。おまけとして、小さなゼリーも載せています。これも暁の手作りなのでした。どうやら暁には菓子作りの才能があるようです。
「よし、できたぞ」
「ありがとー!」
受け取る雅人は満面の笑みです。とろりチョコレートを丸ごと、頬張る嬉しさ、痛快さ。ちょっと熱いですけれど、それもまた屋台の醍醐味といえましょう。
「えっと、このゼリーはなにー?」
二つあるゼリーに雅人が眼を向けたので、暁は自信満々に言いました。
「黒いのは『ブラック』コーヒーゼリーだな。美味いぞ」
「じゃあ緑のはー?」
「緑か……メロン……もしくは青りんごかマスカットだ。実はゼリーを四種作ったのだが、コーヒー以外はメロンと青リンゴとマスカットのために色では区別がつかん。食べて判断してくれ」
なんとも大雑把ではありますが、味は保証付きですのでご安心あれ。
少しだけお客が集まっていますが、まだ遠巻きに見ているだけの人も少なくありません。そこで
高梨 煉
は、
「ひとつ、もらうとしよう」
と暁から一皿もらって、さりげなく講堂に戻っていきます。
さて屋台ですがもう一つ、堂々たるものが登場しました。
畑中 華菜子
が建てたものです。
「今日は出張ラーメンね。ここで注文してくれたら作って持っていくアル!」
ラーメン大好き、ラーメン作りも大好き、好きこそものの上手なれ、見事な手際の華菜子なのです。グラグラ湧いたお湯に麺を入れ、湯がくなりザルでサッと水切り、碗に盛ってスープを注いで、トッピングしたらはい、できあがり。
碗は小さめです。軽食ということもありますし、ラーメンだけでお腹いっぱいになったら、他のものが食べられずもったいない、という華菜子の配慮によるものでした。
「私の家はラーメン屋アル。旧市街・参道商店街にあるラーメン店『猫島軒』アルヨ~。味が気に入ったら店にも来てほしいアル」
すでに出演を終えた生徒たちが、ラーメンでお腹と心を温かくしています。
七夜あおいもさっそく、
「ひとつお願いね!」
と注文していました。
「そっちはどうアルかー?」
華菜子は屋台仲間の彩葉に手を振りました。二人はクラスメイトでもあります。
「あんまり人が来ないよ。変わり種すぎたのかな?」
「心配ないアル。彩葉ちゃんたちの屋台はデザートだからもう少し、主食が進んでから人が集まってくると思うアル」
「だったらいいなあ……あ、忙しかったら手伝うよ」
「本当アルか? 助かるアル」
というわけで彩葉は、「ちょっとお願いね」と暁に断ってから華菜子の屋台の裏に回りました。
「いい匂いだよね? 出汁はなに?」
よくぞ訊いてくれましたとばかりに、華菜子は胸を張って答えます。
「寝子島の海で獲れた魚アルね。豚骨を使うのとは違ってあっさり風味だけど、その分しつこくなくて食べやすいアルよ」
どうぞ、と華菜子は、碗を彩葉に差し出しました。
「うん。美味しい! 麺にコシがあるよね」
「わかるアルか。嬉しいアル。これ、実家の手打ち麺アルよ」
にっこりと華菜子は笑いました。彩葉の食べる姿があまりに美味しそうだったからでしょうか。ぞくぞくと生徒たちがラーメンの屋台に集まってきます。
ところで彩葉の兄、煉はどうしているでしょう。
彼は、妹が作ったタコ焼き風お菓子の皿を手に、自分の席に戻っていました。
桐野正也の隣です。
「それは?」
さすが体育会系、正也は早々にクラブハウスサンドを平らげていました。
「外の屋台の『タコ焼き風お菓子』っていうやつだ。桐野は甘い物は大丈夫だったか?」
「いける口だ。美味そうだな」
「よかったら、あんたも食うか?」
「いいのか?」
と言いつつも既に、正也は熱々のお菓子を口に運んでいました。
「……うん、いけるいける。美味いなこれ」
満足そうな正也にうなずき、現在は空白の舞台を眺めながら煉は言いました。
「もう一年たったわけだ……俺たちが一年のときも同じことがあったけど、色々大変だったよな」
「ああ、懐かしい。俺も去年は舞台に立つ側だった……陸上部でな」
今年も陸上部の後輩がステージをやるんだ、と言って正也は続けました。
「それにしてもなんか今回は嫌な予感がすんだよなぁ……生徒会長はあのとおりの無表情だし、一年もけっこうくせ者揃いだからな」
「それだけにやりがいがあるだろう。俺たちは応援で盛り上げるとしよう」
前半に登場した演し物について、二人は色々と感想を交換していましたが、一段落したところで、
「やっぱり、俺も後で屋台に行ってみよう! 一個じゃとても足りない」
ざっ、と正也は席を立ったのでした。
煉は微笑しますが、その理由は秘密です。
そのとき外からちょうど、
「タコヤキ風お菓子焼きいかがですかー! おまけにゼリーも付いてますよー!」
彩葉の声が、風に乗って運ばれてきたのでした。
どうやら続々と、彩葉の屋台にも人が集まってきたようです。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
桂木京介
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
学校生活
学校生活
定員
1000人
参加キャラクター数
80人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年01月01日
参加申し込みの期限
2013年01月08日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年01月08日 11時00分
参加キャラクター一覧
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