this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
鈴島、森に隠された古代遺跡
<< もどる
1
…
4
5
6
7
8
…
23
つぎへ >>
●遺跡内部
屈むようにして『石の口』をくぐり、中へ入る。背の低い石壁の回廊が続いている。
外側に負けず劣らず、遺跡内部も歳月の浸食を受けていた。床には土砂が入り込み、天井や壁はところどころ崩れて木の根が張っている。それでも石壁の断面や継ぎ目などから、この遺跡がもとは沢山の人の手によって丁寧に作られたものだろうことはわかった。
「なにか神聖な目的で使われていた場所かもしれないな。神殿か、あるいは墓所みたいな……」
東中居 陽二
がぽつりとつぶやく。
「にしても、高校生が探して見つかるような遺跡が今迄見つからなかったのに疑問を感じるぜ」
なんとなく陽二のあとについてきていた
恵御納 夏朝
がそれをきいて頷く。
「ほんと、不思議だね」
「恵御納はどうして遺跡探検なんかに?」
「面白そうだったから……つい。東中居君は?」
「こんな近くに未発見の古代遺跡だなんてなんか怪しいだろ。気になってさ」
「そうだね。いったいいつ、どんな人たちが、なんのために作ったんだろうね……」
「ま、奥まで潜れば何かわかるか?」
「僕はね、猫さんの壁画とかあったら見てみたいなあ」
猫好きな夏朝がほんわりとそんなことを言っていると、ちょうど回廊が行き止まりになり、正面に円い車輪のような形をしたレリーフが現れた。
隊長の
坂内 梨香
がそのレリーフを調べる。
「地、水、風、火、4つのエレメントがデザインされているわね。それぞれの上に……3人の人、かしら」
車輪のレリーフの周辺も、もとは細かい細工が彫ってあったようだ。ただ、惜しむらくは、それらはかなり崩れてしまっていて、判別がつかないということか。
そのとき夏朝があっ、と声をあげた。
「これ、なんか猫のしっぽみたい」
辛うじて崩れず残っていた部分に、にょろりと線のようなものが刻まれている。
と、
弘明寺 能美子
が控えめに手を挙げた。
「あの、わ、私も見ていい?」
夏朝はうなずき、能美子のために場所をあけた。
能美子はひとつ深呼吸すると、崩れたあたりに手を当ててみる。
しばらくじっとその壁を凝視していたが、やがて。
「たしかに猫みたい。ふふっ、なんかエラそう」
能美子はその猫のしっぽの下の方にも手を這わせる。そこも崩れてはいたが、能美子の<役立たずの逆さ時計>で元の形を読み取ることができた。
「ここにはたくさんの人も描かれていたみたい……なにかしら、この遺跡を作っている様子?」
能美子は、そこでみんなの視線が自分に集まっていることに気づき、すこし頬を上気させた。
「わ、私、古いものの元の姿を読み取る事が出来るから」
懐中電灯で床天井壁の順に照らしながら丹念にあたりを観察していた
旅鴉 月詠
が、みんなを呼んだ。
「どうやら行き止まりというわけじゃなさそうだな。見ろ。ここの壁だけ色が違う。動きそうだ」
みんなで押したり引いたりしてみたが開かない。ということは、おそらくなにか仕掛けがあるのだろう。
月詠が気になったのは車輪のレリーフだった。
「何か妙だ。もしかして、こいつが回ったり?」
車輪のレリーフを回転させる。すると、ゴゴゴ……と重い音を立てて、横道が現れた。
息を飲む能美子の背中を、友人の
桜庭 円
がぽんと叩いた。
「進路はこっちみたいだねー。ボクたちも行こうー」
「……さ、桜庭さんが心配だから、来たんだからね。戦闘も冒険も役に立たないかもしれないけど、私のろっこんで調査が捗るなら……私にできることをするわ。だからできるだけ奥深くまで行こうと思う」
「うん、頼りにしてる。なにか分かったことがあったらボクにも教えてねー」
「い、いいわよ」
桜崎 巴
がみんなに声をかける。
「照明は常に松明と電灯で多重化を心掛けるんだよ」
さすがは鈴島遺跡探険隊員。懐中電灯や松明を用意してきた者も多く、灯りは十分だ。
「天野の糸もあるが、迷わないよう念の為チョークで印もつけとこう。マッピングは……あたしもメモするが、探検部さんの方が得意かね?」
「任せとけ」と
龍目 豪
が胸を叩く。
音海 なぎさ
がみんなに釘を差した。
「全体を通して慎重になろう。カンに頼るような行動はあまりうまくないよ。罠が仕掛けられていたり、巧妙に隠されているかもしれないから」
◇ ◇ ◇
そのころ、
大天使 天吏
は、遺跡の入り口で自分の世界に浸りながら森を見つめていた。
(然るべき機関に頼んで本格的な調査をする? それとも黙っておく?)
考え事であたまはいっぱいだ。
と、頭上を旋回する一羽の烏に、天吏は小首を傾げた。
「あら……烏さん?」
天吏は烏に話しかけてみる。
「ねえ烏さん、魔をよける島に封印されているものは何かしらね」
すると、
烏は答えた。
「ウフフ、何かしら~ぁ、何かしらねぇ~~」
自らのヒエラルキーの最上位に鳥類を置いている天吏は、その声に驚くことはなかった。
むしろ会話出来た事に感動してすらいた。
「なにか、烏さんは私に手伝ってほしいことない? なんでもしてあげる」
「ああら、そう? そうね、大したことじゃないけどぉ~、お言葉に甘えてひとつお願いがあるわぁ~」
次の烏の一言に、天吏は頷くと静かに瞳を閉じた。
目を開けたとき、烏の姿は消えていた。
<< もどる
1
…
4
5
6
7
8
…
23
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
鈴島、森に隠された古代遺跡
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
冒険
神話・伝説
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年01月21日
参加申し込みの期限
2014年01月28日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年01月28日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!