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鈴島、森に隠された古代遺跡
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●森の探索1
ある班は北へ、ある班は西へ、ある班は南へ。
数名ずつ手を繋ぎながら森の中へ分け入ってゆく。
不思議なもので、砂浜からほんの僅かに森に踏み込んだだけで、世界はその姿を変える。爽やかな夏の海岸線はすぐに交差しあう幹の向こうに消えた。よく茂った緑の梢が太陽を隠し、膝ほどまである下草が探検隊の足を取る。
大きな島ではないはずだ。実際、見晴らしのよい草原だったら、ぐるりと歩いたところで大した時間はかからないだろう。だがそこに、人の手が入っていない森があるだけで。いろいろなものが見えなくなる。隠される。
<黄色いピヨコ>でカナリアになった
桜井 ラッセル
が森の上空を飛んだ。サファイアみたいに青い瞳を凝らしてみるが、探している遺跡の形跡のようなものは見当たらない。
◇
ラッセルからトランシーバーで報告を受けた
坂内 梨香
、
双葉 仄
、
晴海 飛鳥
の三人は、いささか落胆したもののすぐに気を取り直した。
「まあそうよね。上空から何か見つかるくらいならもう遺跡は見つかってるハズだもの」
梨香の言葉に、仄はさもありなんと頷くと、携帯を取り出し地図を出してGPSで現在地を確認する。ところが。
「木々が障害になっているのか、それともこれが森のまじないの効果か? 位置測定ができない」
「アナログにいくしかないってことだねー」
飛鳥はコンパスを取り出すと、幹に目印をつけた。
「いやー、それにしても梨香君がプライベートでこういうこと調べてるなんてね、僕にも一声掛けてくれればいいのにー」
オカルトや怪奇をこよなく愛する飛鳥は、冒険に胸を躍らせている。
「鈴島の森の話は僕も昔ばあばから聞いてて興味があってね! 遺跡の話をしてくれた生前のばあばはいくなって言ってたけど、この探究心の前には先人の忠告なんて何の意味ももたないのさ!」
「Curiosity killed the cat――好奇心は猫をも殺すというが、なかなか抑えるのは難しいものだよ。さて、GPSは使えないが、幸い天野の地図がある。ラッセルと連絡を取りあって、範囲を絞って行こう」
仄はそういうと、たまたま目に入ったかたちのよい枝を1メートルほどの長さに切り落とした。
「それは?」
「3フィート棒さ」
仄がいうには、冒険には必須の品らしい。
◇
「お兄ちゃん」
森の中でふたりきり、
鬼崎 あやめ
は花村 チカ――こと、幼馴染の
添木 千唐
の手を強く握る。
「チカ」
千唐はきゃぴるん乙女の仮面を外して、小さくそう訂正した。
あやめが、鈴島探検に来たのは千唐の誘いだった。バイトと言ってもいい。この探検に付き合うこと、可能なら
坂内 梨香
をサポートすること。それが依頼内容だ。
(しかも報酬がデートですよ! デート!! あのいくら誘惑しても乗ってこないお兄ちゃんが!)
あやめは繋いだ方とは反対の手で、ぐっと拳を握る。
どういう説明をしたのか分からないが、千唐はシーノのことや自分の女装のことをあやめに話して、助力を仰いだらしい。お人好しのあやめは、千唐のあれこれを疑わなかった。
(正直、シーノとか何故お兄ちゃんが女装してるかとかよくわかりませんが些細な事です! お兄ちゃんに合わせてあげましょう! そして、お兄ちゃんとのデート……これは告白のチャンスです!)
彼女にとって大きな報酬に夢を馳せれば、ほわわんと頬が朱に染まる。
「が、頑張ります!!」
「たのむよ、あやめ」
千唐が罪な笑みを浮かべた。――お兄ちゃんは女装しているのに女殺しだ。
森ではお兄ちゃんの手を離しません、とあやめは自分自身に誓う。(――絶対です!)
◇
小山内 海
と
旅鴉 月詠
は、それぞれ梢にメモを貼ったりカラーテープを巻きつけたりしながら進んでいた。彼女たちふたりと手を繋いでいるのは
尾鎌 蛇那伊
だ。妙な取り合わせだが、成り行きというやつだ。
『すずしまの こだいいせきだなんて なんだかわくわくするよね』
海がスケッチブックにそう書くと、月詠もそうだな、と頷いた。
『もりのなかにある こだいいせき えになりそう。かいてみたいな』
「うん、その気持ちはよくわかるよ、海」
月詠と海は絵描き仲間で話が合う。そして、可愛いものや綺麗なものが好きな蛇那伊も、意外と違和感なくその輪に入っている。
「うふふ、もし遺跡が見つかって、素敵な絵ができたらアタシにも見せてね。にしても、これっぽっちもそれらしい痕跡がないわねえ。普通に辿り着けない何かがあったとしても、道標の類は無いのかしら? 来たい人まで迷わないようにその手の物があってもいいと思わない?」
下草を払いつつ進むと、月詠が先ほど赤いテープを巻いた梢と再び出くわした。
「ふむ……では青のテープを巻きつけ前進だ」
『どうして ちがういろのテープを まくの?』
「迷わない為の知恵だね」
そういって赤のテープが見えない方へ。が、しかし、しばらく行くとまた赤と青のテープを巻いた梢に出くわす。今度は緑のテープを巻いて前進するが、またまた赤、青、緑のテープが巻かれた梢が現れ、三人は顔を見合わせた。海がおずおずとスケッチブックを出す。
『まよってる、かも?』
「迷ってはいない。彷徨っているんだ」
月詠はしれっとそう返した。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
冒険
神話・伝説
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年01月21日
参加申し込みの期限
2014年01月28日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年01月28日 11時00分
参加キャラクター一覧
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