- 0
- 0
- 種族
-
- 学年：職業
- 00月00日生 00歳
- AAA000000
play a game～拡張版：HITMAN～
【Ｃ２：１Ｆ中央ホール内３（マフィアサイド）：PM1:37】
瓢の大音声より少し前。
ホール内に侵入した庵達は、周囲の様子を確認した上で修からロビー出入り口側に陽太が居る事を伝えていた。
「呉井先輩は手ごわい、気をつけて――って、暴れるな！」
「はーなーしーてー！」
放棄された長机を盾にするように横に倒し、その影に隠れる形で抱っこをするような形で海美を押さえている修の腕の中で、海美が暴れる。
既にガラスは取り上げており、今の海美にここから逃れる術は無い。
「へっへーんだ！ お前が悪いんだからな！」
勝ち誇りながら、庵は海美に対して口にする。
「ぶー！ わたしわるくないもん！」
ぷんぷんと怒る海美に対しからかいの言葉を掛ける庵。
それらの言葉を背に受けながら、瓢と庵を除いた四人は陽太をどう突破すべきか、それを見定めていた。
「あっ！ ゆきなちゃんが！」
だが、海がねむる達側の様子を見ながらそれを口にする。
――同時に聞こえる銃声。
その後の全ての状況も、海達には目撃していた。
「さぁて、ようやっとあっしの出番かねぇ」
由貴奈達がどう転ぶか分からない、こちらも陽太に対処しロビーを抜ける必要がある。
それら全てを含めた上で、瓢は嫌な笑みを浮かべながらホール中央へと踊り出ていた。
――それが、瓢の大音声より少し前の話。
立樹達も含めた全員の視線が瓢に向く中、続けるように瓢は声量を変えずに、自身が手に持つボトルの中身を説明していく。
「おたくらも聞いた事はあるだろう？ 混ぜるな危険、ってぇやつをさぁ！」
中身が入っていることを示すように、片方のボトルをわざと横に傾け、瓢が中身を少し床に落とす。
「骨削、お前……！」
驚嘆の声は刀より。
トイレ内の状況は初めに入った立樹と次に入った瓢、そして最後に入ったジニーと透にしか分からない。
その上で、立樹は確かにボトルが空である事を知っていたが、その後に瓢が何をしたのかを知る術は無い。
それはもちろん、他のマフィア達にとっても同様であった。
「あっしはこいつをあそこに投げる。もちろん、中身を混ぜてねぇ！」
わざと分かりやすいように、指を陽太が居るロビー出入り口の扉へとむける。
――もちろん、これは知られていない事を全面に出し、瓢が取った手はマフィアを含めた全員に対してのブラフである。
「てめぇ、んな事したら俺達だって被害が出るかもしれねぇじゃねぇか！」
「なら全体に撒くかい？ 密室じゃないとはいえ、あっしとしちゃそっちの方が被害甚大だと思うがねぇ」
ジニーの言葉に反論しながら、瓢はくっくと喉を鳴らすように笑う。
――もし本当に洗剤があったのなら、瓢はその手を取るつもりであったが。
「さぁ、どうするかねぇ？ あっし、あんまり我慢とか出来ない性質なのさ」
瓢が向ける言葉は陽太に。
だが、それをかき消すように立樹が声を上げる。
「嘘だ！ 呉井君、騙されてちゃ――」
陽太に向けて瓢の嘘を指摘するべく声を張り上げるが――それが立樹にとっての油断となる。
背後からの一撃、ねむるが立樹の後頭部をまっすぐに殴り、そのまま床へと押し倒す。
「由貴奈さん、行って！」
急かすように叫ぶねむるに答え、由貴奈はそのままＤ３通路に向け走りだしていた。
【移動判定】
壬生 由貴奈：Ｃ２→Ｄ３
【Ｃ２：１Ｆ中央ホール内４（マフィア＆ヒットマンサイド）：PM1:39】
瓢のブラフと立樹の声、そしてそのままねむるに取り押さえられた姿を、陽太は修と同じように倒していた長机の影から見ていた。
「……ちょっと、コイツはキツイかもなのよん」
由貴奈が逃げ切った事も、当然ここから見える。
瓦礫の投擲による妨害も出来ない事は無いが、先に何も仕掛けて無い以上、あちらはあきらめる以外に手は無いだろう。
なら、残るは梢のケースを如何にして奪うか。
「手は一つだけ……だねぃ。ま、体張る価値はある賭けかな」
瓢が嘘を言っているかどうかの判断は、立樹を信じた上で嘘だと陽太は断定している。
こちらはボトル自体を打ち落とす事は瓦礫の投擲でも可能であっただろうが、その場合に瓢が即座に投げてくる危険性もあった為にあえて妨害はしていなかった。
再装填している時間は与えられないかもしれない――なら、今は賭けに勝つ為に出来る事をするべきだ。
近くに幾つかの瓦礫を集めた上で、陽太は手に持った携帯を操作し、最後に残っている仲間へと連絡を行った上で、先ほど録音した立樹の銃声音を何時でも流せるように用意していた。
▼次ラウンド開始地点▼ 【Ｃ１】夕鈴 翼（ヒットマン）
【Ｃ２】八神 修 日暮 ねむる 骨削 瓢 御剣 刀 ジニー・劉 小山内 海 屋敷野 梢 野坂 庵
檜山 立樹（ヒットマン） 小島 海美（ヒットマン）呉井 陽太（ヒットマン）
【Ｄ３】壬生 由貴奈
【リタイア】日向 透 追分 義一
瓢の大音声より少し前。
ホール内に侵入した庵達は、周囲の様子を確認した上で修からロビー出入り口側に陽太が居る事を伝えていた。
「呉井先輩は手ごわい、気をつけて――って、暴れるな！」
「はーなーしーてー！」
放棄された長机を盾にするように横に倒し、その影に隠れる形で抱っこをするような形で海美を押さえている修の腕の中で、海美が暴れる。
既にガラスは取り上げており、今の海美にここから逃れる術は無い。
「へっへーんだ！ お前が悪いんだからな！」
勝ち誇りながら、庵は海美に対して口にする。
「ぶー！ わたしわるくないもん！」
ぷんぷんと怒る海美に対しからかいの言葉を掛ける庵。
それらの言葉を背に受けながら、瓢と庵を除いた四人は陽太をどう突破すべきか、それを見定めていた。
「あっ！ ゆきなちゃんが！」
だが、海がねむる達側の様子を見ながらそれを口にする。
――同時に聞こえる銃声。
その後の全ての状況も、海達には目撃していた。
「さぁて、ようやっとあっしの出番かねぇ」
由貴奈達がどう転ぶか分からない、こちらも陽太に対処しロビーを抜ける必要がある。
それら全てを含めた上で、瓢は嫌な笑みを浮かべながらホール中央へと踊り出ていた。
――それが、瓢の大音声より少し前の話。
立樹達も含めた全員の視線が瓢に向く中、続けるように瓢は声量を変えずに、自身が手に持つボトルの中身を説明していく。
「おたくらも聞いた事はあるだろう？ 混ぜるな危険、ってぇやつをさぁ！」
中身が入っていることを示すように、片方のボトルをわざと横に傾け、瓢が中身を少し床に落とす。
「骨削、お前……！」
驚嘆の声は刀より。
トイレ内の状況は初めに入った立樹と次に入った瓢、そして最後に入ったジニーと透にしか分からない。
その上で、立樹は確かにボトルが空である事を知っていたが、その後に瓢が何をしたのかを知る術は無い。
それはもちろん、他のマフィア達にとっても同様であった。
「あっしはこいつをあそこに投げる。もちろん、中身を混ぜてねぇ！」
わざと分かりやすいように、指を陽太が居るロビー出入り口の扉へとむける。
――もちろん、これは知られていない事を全面に出し、瓢が取った手はマフィアを含めた全員に対してのブラフである。
「てめぇ、んな事したら俺達だって被害が出るかもしれねぇじゃねぇか！」
「なら全体に撒くかい？ 密室じゃないとはいえ、あっしとしちゃそっちの方が被害甚大だと思うがねぇ」
ジニーの言葉に反論しながら、瓢はくっくと喉を鳴らすように笑う。
――もし本当に洗剤があったのなら、瓢はその手を取るつもりであったが。
「さぁ、どうするかねぇ？ あっし、あんまり我慢とか出来ない性質なのさ」
瓢が向ける言葉は陽太に。
だが、それをかき消すように立樹が声を上げる。
「嘘だ！ 呉井君、騙されてちゃ――」
陽太に向けて瓢の嘘を指摘するべく声を張り上げるが――それが立樹にとっての油断となる。
背後からの一撃、ねむるが立樹の後頭部をまっすぐに殴り、そのまま床へと押し倒す。
「由貴奈さん、行って！」
急かすように叫ぶねむるに答え、由貴奈はそのままＤ３通路に向け走りだしていた。
壬生 由貴奈：Ｃ２→Ｄ３
【Ｃ２：１Ｆ中央ホール内４（マフィア＆ヒットマンサイド）：PM1:39】
瓢のブラフと立樹の声、そしてそのままねむるに取り押さえられた姿を、陽太は修と同じように倒していた長机の影から見ていた。
「……ちょっと、コイツはキツイかもなのよん」
由貴奈が逃げ切った事も、当然ここから見える。
瓦礫の投擲による妨害も出来ない事は無いが、先に何も仕掛けて無い以上、あちらはあきらめる以外に手は無いだろう。
なら、残るは梢のケースを如何にして奪うか。
「手は一つだけ……だねぃ。ま、体張る価値はある賭けかな」
瓢が嘘を言っているかどうかの判断は、立樹を信じた上で嘘だと陽太は断定している。
こちらはボトル自体を打ち落とす事は瓦礫の投擲でも可能であっただろうが、その場合に瓢が即座に投げてくる危険性もあった為にあえて妨害はしていなかった。
再装填している時間は与えられないかもしれない――なら、今は賭けに勝つ為に出来る事をするべきだ。
近くに幾つかの瓦礫を集めた上で、陽太は手に持った携帯を操作し、最後に残っている仲間へと連絡を行った上で、先ほど録音した立樹の銃声音を何時でも流せるように用意していた。
Round4 End
【Ｃ２】八神 修 日暮 ねむる 骨削 瓢 御剣 刀 ジニー・劉 小山内 海 屋敷野 梢 野坂 庵
檜山 立樹（ヒットマン） 小島 海美（ヒットマン）呉井 陽太（ヒットマン）
【Ｄ３】壬生 由貴奈
【リタイア】日向 透 追分 義一
Next Round【PM1:40】
シナリオ
シナリオデータ
シナリオスケジュール
- シナリオガイド公開日
-
- 2014年10月08日
- 参加申し込みの期限
-
- 2014年10月15日 11時00分
- アクション投稿の期限
-
- 2014年10月15日 11時00分
