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play a game~拡張版:HITMAN~
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【C2:1F中央ホール内1(ヒットマン&マフィアサイド):PM1:32】
怒涛の如く走りだしたマフィア達に対し、陽太はそれを止めきれなかった。
長机を全面に、透が前に出る形を取り、両脇には義一とねむる、そして背後に修が陣取り、由貴奈を囲むように一斉にホールへとついに足を踏み入れる。
「あっちだ! 隠れやがったぞ!」
義一が叫び、ロビー出入り口側に逃げた陽太と、その先に見えた出入り口に挟まったネクタイを視界に捉える。
だが、同時に修とねむるは、周囲へと目を向け、左隣の壁で銃を構える立樹の姿を捉えていた。
「ごめんね。でもその位置、邪魔なんだ」
静かに、だが確実に狙いを定め、立樹は小型拳銃を足を止めた義一に対し向ける。
「追分!」 「追分君!」
叫ぶ声は同時に響き、それらと重なるように立樹から放たれた銃弾は発砲音と共に義一に向かい襲い掛かる。
不意打ちとなる一発――立樹に対して振り向く事が精一杯であり、襲い掛かる銃弾を義一は避ける事が出来なかった。
「くそ……ここまでかよ……」
銃弾は胸を貫き、義一は忌々しげに立樹の姿を睨みながら崩れるように膝をつく。
「八神君、こっちは任せた!」
射線から逃れ、ねむるは倒れる義一の背後から立樹に向かい走り出す。
そしてこちらも同時に、銃声を聞いたタイミングで立樹に視線が集中している中、海美も翼の情報を元に由貴奈に対し駆け出していた。
「壬生さん、急いで!」
長机を陽太が居る側へと全力で投げ、透は由貴奈の手を取る為に視線をそちらに向け――義一とねむるが抜けた穴に全力で駆け出してきた海美の姿を捉えていた。
「もう、こんどはしっぱいしないんだから!」
不意打ちとしては上々、さらに手にはテナント内で手に入れたガラス片もある。
加えて義一が倒れ、ねむるが立樹への対応の為に由貴奈から離れた事で、海美にとっては正に理想的な状況が出来上がっていた。
精一杯海美が手を伸ばし、由貴奈が持つケースに届けと走るが――それよりも早く、背後に居た修が海美の足音に気づき、手に持った花瓶を海美と由貴奈の間の床へと全力で投げつける。
「残念だが、壬生先輩のケースを奪わせるわけには行かないのでな!」
それ以上進ませない、そしてたとえ子供であったとしても敵には手を抜かない――強く意志を籠めた瞳を、修が海美に向ける。
細い花瓶とは言え、飛散する欠片は勢いよく周囲に散り、小さいが故にもっとも小さい海美はその欠片を幾つか正面から受けていた。
「いったーい!」
飛散した欠片は顔にも当たり、頬に切り傷を作ったうえで海美の動きが一瞬止まる。
出来た隙を見逃さず、透はより早く逃げ切る為に由貴奈の手を取り、一気に左側の通路入口を目指し走り出していた。
「あれ、邪魔だよねぇ……」
視界に映るのは通路入口に設置された長椅子と、退く形で長椅子付近に移動した立樹、そしてその対応の為に駆け出したねむるの姿。
到達までの短い間に由貴奈はこれらの問題をどうするべきか、一気に思考を纏め始める。
【リタイア判定】
追分 義一
:弾丸ノ命中二ヨリ、リタイア処理
【C2一階~二階階段(マフィアサイド):PM1:35】
一発目の銃声と共に、陽太達の配置が崩れた事を確認した上で刀達も行動に移る。
「おっぱじまったか……」
ポツリと零したジニーの一言は、階下から聞こえてきた銃声と叫びに対しての物である。
その中で聞こえた叫びにより、誰かが――おそらくは義一が撃たれたであろう事はここに居る全員が理解していた。
「先に行ってくれた分、こっちはある程度安全かもですけどねー」
余裕を見せるように梢はジニーに対し笑顔を見せるが、銃声によりケースを持つ手が震えているのを見逃してはいない。
「……大丈夫、とは正直言えないがな。何、あんたを逃がすくらいならどうにかなるだろうよ」
手への視線を外し、ジニーは前を向いたままこの言葉を口にしていた。
――似たような逃走劇はこの寝子島に来るより以前にもあった。
ただその時とは違い、今は自分よりも優先しなければならない物がある。
その為に、今度は自分が逃げるよりも相手を逃がす事を選んでいたのだ。
「冷たい人かなーって思ってましたけど、案外優しいんですねー」
「言ってろ――って、それ以上近づくなよ……?」
相変わらず自分に対して妙な警戒を持つジニーに、今度は苦笑に近い笑みを自然に見せながら、梢も覚悟を決めていた。
「よし、じゃあ行くぞ、てめぇら――」
静かに、後続となる六人も動き出し始める。
――一人、最後尾となる位置で、笑みを浮かべながらケースからボトルを取り出した瓢の姿には、誰も気づく事無く。
【C2:1F中央ホール内2(マフィア&ヒットマンサイド):PM1:35】
立樹の視界に映る状況は、決していいものではなかった。
海美がケースの取得に失敗した段階で、立樹は逃げ口になるであろうD側通路に設置した長椅子近くまで下がってきている。
だが、目の前には自分に迫るねむる、それを盾にし透と由貴奈が順に向かってきていたのだ。
「あっちは呉井君に任せる事になりそうだね……」
さらにその悪い状況を後押しする形で、階段からは六人のマフィアが一斉に降りてきている。
海美が修に捕まり動けない中で、まずは迫ってくきているねむるに対し、立樹は銃口を向けながら開いている片手をエプロンの紐に掛けていた。
前を走る自分に銃口を向けられる事は、ねむるにとっても幸いであった。
それほど高さがあるわけではない長椅子とは言え、アレを飛び越える事は運動神経がほぼ皆無な由貴奈には難しい。
移動に多少のロスが発生することを含めれば、自分が立樹を足止めできれば、そのロスを消す事も出来るのだから。
「余裕がある、って顔じゃないよね。まぁ、僕も変わらないけどさ……!」
手には鉄パイプとケースを、そして自身を銃弾から守る為にケースは顔付近に常に構えている。
一撃だけでも耐えられれば、再装填を許す事無く、ねむるは眼前の立樹を排除出来るだけの力があった。
――後ろを振り返り、由貴奈達の状況を確認する余裕はない。
立樹との距離は後一歩で鉄パイプを振るえる距離まで近づいている。
ここまでの時点で発砲してこなかった事に、少しばかりの不利も脳裏を過ぎるが、それでもねむるは足を止める事なく、その一歩を詰める。
――一瞬の交差。
銃口はこちらを向いたまま、だがねむるの視界は立樹が外したエプロンにより遮られる。
「それだけじゃ――!」
打ち落とす事よりも、ねむるは手に持った鉄パイプを投げ、エプロンに当てる。
布に当たる事で投げた鉄パイプの威力は落ちるが、それでも相手が避ける為に動けばそれでいい。
体勢を低く、ケースを正面に構え、ねむるは立樹に接近するべく移動する。
――だが、ねむるが接近するよりも早く、立樹はねむるには目も向けずにその背後に居る透と由貴奈に向かい走り出していた。
「残念、初めから狙いは君じゃないんだ」
向けた銃口も、遮った視界も全て囮。
体勢を低くしていた為に、動作が一瞬遅れたねむると交差する形で隣を走り抜けた立樹が小さく口にし、その背後に居た透に銃口を向ける。
その光景は、透と由貴奈にも見えていた。
出来ればねむるが立樹を押さえてくれれば理想的ではあったが、それが目の前で失敗に終わっていたのだ。
「……壬生さん。覚えてますね?」
小さく、由貴奈に聞こえるようにだけ透は口にし、由貴奈も答える為に頷く。
透にとっては、ここで立樹に撃たれたとしても由貴奈を逃がせれば負けではない。
その為に――自身が手に持ったケースを即座に立樹に向かい投げていた。
「今、走るんです!」
透が向かう先は立樹に、そして由貴奈はそれを盾にしD3通路に向かい走り出す。
――響く銃声。
ケースは確かに立樹に向かい飛んでいたが、それを避けた上で立樹は自分に向かう透に発砲する。
透の視界の先に見えるのは、体勢を立て直しそのまま背後から立樹に向かうねむるの姿。
それだけを確認し――透は胸に出来た銃創を手で押さえながら、最後まで勝ち誇ったような笑顔のまま床に倒れ込んでいた。
これで、状況としては立樹の理想通りとなる。
残弾は2発、だがそれらを再装填している暇はない。
ねむるも既に体勢を立て直し背後より迫ってくるだろう。
だがそれよりも早く、由貴奈のケースを奪ってしまえば問題はない。
「行ける――!」
弾倉が空になっている小型拳銃を手に、立樹はねむるに追いつかれる前に走り出そうとする。
――しかし、
「さぁさ、御用で皆お忙しいが、ちょいとあっしの話の聞いといで!」
それよりも先に、ホール内には両手にボトルを持った瓢の落語がかった台詞回しの大音声が響いていた。
【リタイア判定】
日向 透
:弾丸ノ命中二ヨリ、リタイア処理
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担当ゲームマスター
御神桜
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ★(150)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
推理・サスペンス
バトル
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年10月08日
参加申し込みの期限
2014年10月15日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年10月15日 11時00分
参加キャラクター一覧
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