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- 学年：職業
- 00月00日生 00歳
- AAA000000
play a game～拡張版：HITMAN～
Round4【PM1:30】
【Ｃ２：１Ｆ中央ホール内（ヒットマンサイド）：PM1:30】
先手は陽太が投げた瓦礫より。
出来る限り逃げ場の少ない階段で足を止めさせる事が、まずは初手の目的であった。
「どうよぅ、相手の数は」
階段上部からは見えない手すりの外側に身を隠しながら、陽太は自分の足元で携帯を階段へと向け、カメラで写真を撮った海美に確認する。
「つくえがじゃまであんまりみえないけど……分かるのは３にんくらいかなぁ」
陽太の姿は階段上に居るマフィア達に確認されたが、海美の姿はまだ見られていない。
――同じように、自分達の位置からは離れた階段左隣の壁側に身を潜めている立樹の姿も。
階段から降りてこないマフィア達の隙を見ながら、海美が差し出した画面を見る。
見えるのは、長机を持っているであろう誰かと、横から顔を出している義一、そして踊り場から顔だけ出したねむるの姿であった。
「ねむる君も来てる、か。悪いけど、逃がすわけには行かないのよん」
ポケットには小さな瓦礫の破片を、床には手のひらサイズの破片を置き、何時でもこれを投げられる体勢は整えている。
合わせて、小型拳銃も何時でも撃てるように手に持ちながら。
「――陽太おにいちゃん！」
動き出しは同時に。
海美がマフィア達が動き出した事を確認し、陽太は再度姿をさらけ出した上で大きめの瓦礫を投げつつ、突破を図るマフィア達に対し銃口を向ける。
【Ｃ２ロビー内（マフィアサイド）：PM1:30】
透が体勢を立て直すまでの間、断続的に陽太からの投擲は続けられていた為に前衛の行動は一時止められる形となっていた。
「役に立ったようですね」
長机を保持したままの透に対し、前へと合流した修が声を掛ける。
「えぇ。ですが、階段の突破までですね」
透がその言葉を口にし、修を理解した上で頷きを返す。
正面からの攻撃をもっとも警戒するのはこの階段のみであり、ロビーの広さを考えれば取り回しの不便である長机をそのまま使用する事は難しい。
だからこそ、ここの突破でのみ使用する事になると透は考えていた。
二階から踊り場まで、既に後衛となるジニー達も到着している。
ここで手をこまねいていても、時間を無駄に食う行為にしかならない。
なら――多少は犠牲も承知の上で、突破するしかないとねむるは全員に口にする。
「そうだ。いい事言うじゃねぇか、ねむる」
元よりそのつもりである義一も、突破の為の先駆けとなるべくねむるに賛同を返す。
「壬生さん、分かっていますね？」
一言、透はその意志を確認すべく由貴奈に声を掛ける。
――誰がやられても振り返る事無くまっすぐに目的の場所へと向かう、その意志を。
「……分かってますよぅ」
全員と、そして由貴奈の意思は既に固まっている。
――ねむると修も、この一言で由貴奈のケースの中身が金である事を予想することが出来ていた。
「では、行きましょう！」
掛けられる声は透より。
修は事前にテナントでケースに入れた細い花瓶を、ねむるも同じく拾った上でベルトに挟んでいた鉄パイプを取り出し、突破に備える。
――前衛となる五人はそのままロビーへと向かい駆け出していた。
【Ｃ１：２Ｆ中央ホール内（ヒットマンサイド）：PM1:33】
一階のホールから銃声が響き渡る中、翼は全員が居なくなった２階ホール内に到着していた。
「……これなら」
階下のホールでの状況までは確認出来ないが、踊り場で突破のチャンスをうかがう梢達の姿は既に捉えている。
事前に三人との相談の結果、翼は海美から別に奇襲を行う手を打診されており、それを了承していた。
その為にもマフィア側がどう動いてくるのかを知る必要があったのだ。
「下の情報がもらえればいいんですが、流石に難しそうですね」
戦闘は既に始まり、梢達もホールの突破を試みる為に動き出している。
翼はそれらを動きを見つつ、携帯を操作しながら、来るべきチャンスを待っていた。
夕鈴 翼：Ａ３→Ｃ１
【ヒットマンサイド情報更新－PM1:35】
夕鈴 翼二ヨリ、呉井・檜山・小島二（階段上二残ッテイルマフィアプレイヤー）ノ情報ヲ送信
シナリオ
シナリオデータ
シナリオスケジュール
- シナリオガイド公開日
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- 2014年10月08日
- 参加申し込みの期限
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- 2014年10月15日 11時00分
- アクション投稿の期限
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- 2014年10月15日 11時00分
