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窓村センセイのはた迷惑な好奇心
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●面接10:00~
『FABULOTHECA 』
に貼られたビラで応募した
雨寺 凛
は、最初に窓村の自宅で行われる面接に訪れた。
「治験のバイトって、どんなのだろ」
実は血が怖い凛。怖いのだったらどうしよう、なんて考えも頭を過ぎる。
「でも時給2000円は、かなり美味しいし……夏はライブとかフェスとかで出費多そうだから、今のうちに稼いどかないとなぁ」
高校生活 最初の夏休みを思い切り楽しむにも、先立つものは必要だ。
「よーし、頑張っちゃうんだから~!」
ぺしぺしと両頬を叩くと、凛はインターホンを押した。
「やあ、待ってたよ。どうぞ、入って!」
ヨレヨレの白衣の男が、ドアを開ける。
「は、はじめまして……って、どうしたんですか、その頭!?」
窓村の包帯を巻かれた頭に、凛は口元を押さえた。
「ん? ああ、つい実験に夢中になってね。前人未到の未知の領域に踏み込む、この感覚……こんなのは久しぶりだ!」
窓村が落ち着き無く、無精ひげの生えた顎をざりざりと撫でる。
落ち窪んだ眼窩の奥で、目だけが輝いていた。
凛の質問の答えにはなっていなかったが、借りてきた猫のように畏まっていた凛も、緊張を解いた。
(この人、いい大人なのに子供みたい……目標があるって、やっぱいいなぁ)
洋間に通された凛は、所狭しと置かれた何棹ものタンスや棚に、ぎっしりと詰め込まれたプラケースやシャーレに目を向けた。
その中に金色の、いやに表面がボコボコとヘコんだやかんがあった。
(何だろ、あのやかん。落ちてきそうで危ない……っていうより、むしろどうやってバランス取ってるの?)
「えっと、雨寺凛、15歳です。体はいたって健康体なんで、治験のサンプルとしては問題ないはずです! よろしくお願いします!」
窓村に促され、名乗った凛だが、どうしても傾いた やかんが気になる。
「あのぅ、菜園さん。頭の上のやかん……今にも落ちてきそう、奥に引っ込めた方が良くないですか?」
「ああ、気付いてくれたかい。話が早くて助かるよ! 見ていてくれ」
「え、待って!?」
凛が見ている前で、窓村はやかんのバランスを保っていたギミックを外した。
「危ない!!」
くわ~ぁん!
やかんは派手な音の余韻を残して、窓村の後頭部にぶつかり、床に転がった。
「大丈夫ですかっ……あ、あれ!?」
【Fantastic Voyage】
発動条件:自分の頭に衝撃を加える
効果内容:頭に衝撃が加わる瞬間を見ていた人間を念じた大きさに縮める
凛は眩暈がしたのかと思った。だが次の瞬間、凛の目の前にあったのは、金色で曲がった巨大な壁。
「これ、や、かん……? やかんだよね?」
やかんだけじゃない、机も椅子も、部屋中のありとあらゆる物が、巨大に見えるではないか。
なんと、凛は手乗りひよこ程のサイズに縮んでしまっていた!
「おお! 凄い、こんなに小さくする事が出来るのか」
小さくなった凛を掌に載せた、窓村の鼻息は荒い。
「って、ええー!? 私が小さくなったの!? なにこれ、菜園さんのろっこん!?」
怯える凛の気持ちも知らず、窓村は物差しを構えてマイペースだ。
「ああ、きみ真っ直ぐ立ってみてくれないか? 何センチなのか、正確に測ってみたい。元の身長も、後で測らなきゃな」
(ふぇ……この人、話全然聞いてくれないよぉ~!)
面接と聞いて来たのに、とんでもない目に遭わされちゃうかも。
涙ぐむ凛に、窓村は突然自身に降りかかった超常の力の実験をしている旨を、かいつまんで話した。
「へっ、実験台? 五感の調査? や、やだ、何するつもりなのー!?」
突然、綿棒を構えた窓村に、凛は後ずさり。
「ふむ、面白い! これだけ小さくなって、声帯も細くなったはずなのに、通常サイズの時と声は変わらない。実に面白い!」
「私はちっとも面白くないよぅ~!」
凛の抗議など、どこ吹く風。窓村は凛を摘み上げると、全身に綿棒を擦り付ける。
「わ、綿棒もおっきい……ひゃうっ、ちょっ、体つつかないでっ……あひいっ、くすぐったいよぉ! ……はううっ!! や、やめてぇっ!」
元々くすぐったいのが苦手な凛だが、窓村はお構いなしに、わき腹やお腹など、一般的な人間がくすぐったいと感じる箇所を、重点的に責めてくる。
「ふむ。見た感じ、小さくなっても感覚的な部分は、変わらないように思えるな……いや、思えるじゃだめだ。後で元のサイズでも、試してみなくては」
「やめてぇ、勘弁してー! 誰かぁ!!」
蒼白となって助けを求める凛だが、さんざくすぐられて腹筋ブレイクした直後。
通常なら張りのある声も、か細く掠れてしまう。
「はぁ、はぁ……まさかこんな目に遭うなんて……」
腰が抜けて動けなくなった凛は、ぺたりと座り込んで窓村の動きに神経を尖らせる。
(……次は何されるのかな……)
「次は、温度刺激への反応を試してみるか」
窓村が手にしているのは、ポットと氷、洗面器だ。
「はわぁ!? やだやだぁ、死んじゃうよぉ!」
「大丈夫、きみは大事な被験者だ。極力死なせないよう、努力する」
「極力って、絶対じゃなきゃヤダー!」
「ハハハ、この世界に絶対なんて有り得ないよ」
迫る窓村の手から逃れようとジタバタする凛だが、焦れば焦るほど足がもつれてしまう。そして一旦捕まってしまうと、どんなにもがいても圧倒的な力の差で、指一本はずせなかった。
「熱いのも冷たいのも、嫌ぁ! ひゃぁーん、私、殺されちゃうよぉ! パパー、ママー!!」
凛、絶体絶命!?
迫る熱湯風呂に身を竦めた凛だったが、次の瞬間、窓村の手から飛び出して、通常サイズのアンヨで洗面器を蹴っ飛ばしていた。
元のサイズに戻ったのだ。
「も、戻れた!?」
「む、もう切れたのか。何か条件が違ったのか?」
飛び散ったお湯など意に介さず、顎を撫で付ける窓村を、凛はキッと睨みつける。
「もう、こんな話だなんて聞いてないですよー! もうこんなとこ、二度ときませんからねー!」
不服そうな窓村から、バイト代の二千円をもぎ取ると、凛はアッカンベして部屋を出た。
「おいしい話ってのは、裏があるもんだね……よーくわかったよ……」
テンパった凛は、
浮穴 開
とすれ違ったのにも気付かない。
窓村の実験が気になって、こっそり訪れた開だが、コップに耳をつけて、断片的に盗み聞きした会話だけでは、何だかよく分からない。
「んー……センセ、何を調べてはるんやろ。もっときちんと探ってみたいわ」
面接はまだあるし、と開は気を張る。
この青年も、相当厄介なパーソナリティの持ち主のようだ。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
メシータ
三三三
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
コメディ
SF・ファンタジー
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年01月10日
参加申し込みの期限
2014年01月17日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年01月17日 11時00分
参加キャラクター一覧
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