this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム /
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
エンカウンター
<< もどる
1
…
4
5
6
7
8
…
15
つぎへ >>
広域の陸上競技場──かつてアジア競技大会にも使われたというだけあって実に広大だった。各都道府県から選ばれた選手たちが一堂に集まるのだから、当然といえば当然だろう。
会場が立派というだけの話ではない。空気感とでもいえばいいのか。アップエリアにいるだけで、周囲から発散されるエネルギーの濃度がちがう。
全員が同じ目をしている。鋭い、というよりは靱(つよ)い。ここまで勝ち上がってきた者の目だ。
きっと私も、そういう目をしているんだろう。
それにしても、と琉歌は思う。
これで『もみじまんじゅうスタジアム』なんて名前なんだもんなあ。
そういうほのぼの感とは無縁の場所だと思うと、なんだか可笑しくなってくる。
あれっ?
琉歌はそんな自分の反応を、遅まきながら自覚した。
私、スタジアムの名前にツッコむ余裕が戻ってきてる。
いけそう、と確信した。
インターハイ本大会の百メートル走は、予選、準決勝、そして決勝という過酷な三ラウンドを勝ち抜かなければならない。琉歌は昨日の予選を問題なく通過した。午前中の準決勝はさらによかった。まだまだいけると感じている。
合宿中に比べれば、体の動きがまるで別物だった。不思議なものだ。スタートラインに立った瞬間、余計なものが全部、どこかへ行ってしまった。優眞のことも、先輩のこともだ。あるのはレーンと、前方と、自分の体だけ。
好成績を見てコーチや
井藤 ユキ
(いとう・ゆき)は大喜びしている。でも悪いが、琉歌の意識には残らなかった。
午後となり、ついに決勝。スタートリストを確認したとき、目がひとつの名前で留まった。
橘川 星愛蘭(きつかわ・せあら)
。
関西の名門、アデリア女学院のエースだ。同学年。U18大会で初めて対戦して以来、何度か競技会で顔を合わせている。それでもインターハイで肩を並べるのはこれが初めてだった。
星愛蘭が決勝にいること自体は驚きではない。むしろ当然と思っている。だが、
隣のレーン走者──。
ぴりっと電気のようなものが指先に走った気がした。これが武者震いというものだろうか。
アップエリアで星愛蘭と目が合った。
百合の花のような可憐な風貌だ。血管が透けそうな白い肌は、茶道部員のほうが似合いそうに見える。
だが、その美白はお嬢様ゆえではない。紫外線による疲労やスタミナロスを徹底排除するため、年中長袖のスキンタイツを着込み、専用のインドアトラックとマシントレーニングで鍛え上げた成果なのだ。その事実を知ったとき、琉歌は背筋が寒くなったのを覚えている。
星愛蘭は、口の端をわずかに上げた。琉歌も同じようにした。言葉は必要なかった。琉歌はそう理解しているし、星愛蘭も同じだと思う。言葉を交わすなら、終わってからだ。
名前を呼ばれ、スタートラインに立つ。
横一列。隣を歩く選手たちの表情は、それぞれにちがっていた。目を閉じている者、唇を動かしている者、観覧席に目を向ける者。琉歌のまなざしは自分の手のひらだ。一度だけ、ぎゅっと握った。
よし。
夏の空が高い。
スタンドの声が遠のいていく。
位置について。
用意。
一瞬の静寂。
直後、スターティングブロックの後方に設置されたスピーカーから、電子の号砲が炸裂した。
スタートは悪くなかった。踏み切りはベストのタイミング、腕の振りも体の軸と噛み合っている。合宿中の不調は遠い過去だ。
三十メートル。五十メートル。
視界の端に星愛蘭がいる。並んでいる。離れない。
七十メートルを過ぎたあたりで、琉歌は全力を出し切っている自分を感じた。余力がない。でも相手も同じはずだ。
ゴールラインが迫る。
体ごと前に飛び込んだ。
──。
息を整える間もなく電光掲示板を探した。タイムが出ている。自己ベストに近い数字だった。
場内がざわめいていた。
琉歌も気づいている。星愛蘭が、千分の一秒まで同じタイムだったのだ。
掲示板の表示に、『判定』という文字が点灯した。
「マジで!?」
大窪 凛々花(おおくぼ・りりか)
が声を上げた。目を向けると、アデリア陣営もざわめいている。
だがアデリア陸上部の声はすぐに収まった。人垣が左右に割れる。
星愛蘭が出てきたのだ。すでに白いジャージを着て、首までチャックを締めた姿で。
「どのような結果になりましても」
にこりと星愛蘭は目を細めた。
「後悔はありません」
「わ……」差し出された手を、とっさに琉歌は握った。悔しいくらい小さい手だ。「私も」
「判定出るぞ!」
優眞が指さす先、『判定』の表示が消えた。
琉歌の名の隣に出た文字は──『1着(同着)』。
強い力に抱きしめられて、琉歌は目を白黒させる。
「おめでとうございます!」
星愛蘭の声だ、とわかるより先に、
「あなたも」
琉歌も抱きしめ返していた。
このとき偶然に撮影された写真が、雑誌『月刊陸上界』の表紙を飾ることになる。
<< もどる
1
…
4
5
6
7
8
…
15
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
エンカウンター
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
桂木京介
シナリオタイプ(らっポ)
ゴールドシナリオ(200)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
オールジャンル
定員
5人
参加キャラクター数
5人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2026年08月08日
参加申し込みの期限
2026年08月15日 11時00分
アクション投稿の期限
2026年08月15日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!