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●●●鍋! 皆の分も取ってあるよ!●●●
時が過ぎるのは早い物で、夕暮れに差し掛かっていた。
多くの詩人がそう歌ったように、見てるだけで物悲しい気持ちにさせる。
「さーケジャン作るのだカニの味噌汁作るのだ喰い放題なのだキャッホーなのだ♪」
そんな事は関係ないとばかりに真央は準備していた鍋と共に明るい声が辺りに響き渡らせる。
建築中の海の家には即席の調理台とテーブルが並べられていた。
「僕たちの方で用意させてもらったよ。今回は本当に助かった」
ちょっと汚いけれど、と言いながら直也はテーブルに促す。
テーブルにはおつまみとジュースが置いてあり、権三郎と直也の所にはビールが置いてあった。
「…いやぁ、疲れたけど、最後のはびっくりしたよね」
ねむるが苦笑いを隠しきれずに鍋の様子を見る。
中には赤、青、黄、緑、黒のカニが動く事なく入っていた。
「後木なら仕方がないが、俺たちに一声かけてくれればあそこまで過敏には反応しなかったぞ?」
修がため息交じりに言い、治が苦笑する。琴代とねむるが健闘を称え合い、修が赤ガニを捕まえ、
治が落とし穴を調べていた時、真央がブルーシートを跳ねあげたのだ。
「修ちゃん、ごめんなさいなのだ! けどけど! ほらほら! 良い感じに茹で上がってるのだ!」
明るく言う真央に、みんなの笑みがこぼれる。これはこれで良いのかも知れない。
最後のカニは結局真央が捕まえ、真っ先にヤバい蟹用、と書かれた鍋に入れていた。
「おお! これが噂の不思議ガニか! ホントに食えるのか!?」
ここで参戦してきた轟はねむると同じ鍋を覗き、驚きの声を上げる。
蛇那伊が別の鍋の様子を見ながら不機嫌そうに、しかし、楽しそうに声を掛ける。
「あらぁん? 食材にケチつけたくなる気持ちは分かるけど、アタシ達が料理したのよ?」
感謝して食べなさい? と海パン一つで調理を続ける。その姿はオカンかオトンか。
はたと気が付き、治が連絡していたものが届いている事を発見。
「あ、私手伝います! 薫風常葉の特製のダシの下ごしらえは万全です!」
そんな賑やかな雰囲気に誘われてか、看板を持った双葉がやって来た。
時を同じくしてがさがさとゴミ袋を大量に持ってきた猯利も戻ってきた。
「鍋…この季節にですか? あっ! でも、甲羅も茹でているならキチン・キトサンが出ますね!」
一人専門的な方向に盛り上がる双葉。一生懸命メモしているのも、実は計算をしているのだろうか?
蛇那伊の治療を受け、傷はほぼ完治した海と看病に当たっていた刀も顔を出す。
「お、良い具合に出来てるな。じゃあ早速いただこうぜ!」
刀も空腹になっているのか、ちらりと海を見ながら皆に言う。
海も頷き、小さく出されたスケッチブックにはこう書かれていた。
『いただきます』
皆も合わせていただきますと言う。
鍋パーティの始まりだ。
●●●お疲れ! 鍋パーティ!●●●
「抉るように喰うべし喰うべし食うべしなのだ! 食材如きに負けて食キングが名乗れるかなのだ~!」
「しょっきんぐって、なんですか…?」
「うーん…多分、ショックな感じではないよねえ。僕は食べる事を極めた感じには聞こえるよ」
真央が踊るように盛り付け、双葉は箸を口につけつつ小首を傾げ、ねむるも一緒に考え、
「本当に出てこなくなったのか? 俺は、あまり信じられねぇが」
「元々がおかしかったのよ。今はあんな変な波なんて起こらないから安心なさい?」
「おう! びしっと解決! ってやつさ!」
権三郎はまだ少しの疑いを残し、蛇那伊はどんと胸を張り、轟もぐっとサムズアップし、
「ほら! 修ちゃん刀ちゃん轟ちゃんも抉るように喰うべしなのだドンドン食べて次の蟹を入れるのだ!」
「あ、あの! 食べ過ぎも、良くないと思います…!」
「ん? あぁ、心配してくれたのか。 さんきゅ」
真央の盛り付けが激しくなり、治は刀の心配をし、刀は慣れている様子で礼を言い、
(…釣りしたい)
「うん、美味い。いやぁ、労働の後のごはんは美味しいねえ」
『おいしい』
猯利は釣りの事ばかりを考え、ねむるは嬉しそうに微笑み、海も料理の感想を書き、
「あれ!? 直也さんがビール飲んでます! 私、付き合います!」
「いやいや、まだ武井さんは未成年でしょ? 一応、大人になってからね」
「久保氏、この大量の蟹を冷凍保存しておいて使えないかだろうか?」
琴代は相変わらずの猛アタックをし、直也はそれを嗜め、修は直也に思いついた提案をし、
「お。なるほど。それは良い案だと思うけど、部長が許してくれるかなぁ…」
「出汁は取れるし高級感もあるから、イベント企画会社としてはチャンスかと。それに原材料費がゼロ」
「元手がかからないって言うのは魅力の一つだよね」
直也は日常の不安を吐露し、修は追い打ちを掛け、
「私! 私も元手がかからないですよ!」
「ちょっと、静かにしてもらえますか、武井さん」
「今いい話の最中だから」
再びアタックをかける琴代を、修と直也は介入拒否し、
「…ぶぅ」
「…あぁ、これ終わったら銭湯行くか…」
「あら、いいわね銭湯。アタシも一緒に行こうかしら?」
琴代はむくれ、刀は用事を思い出したかのようにつぶやき、蛇那伊は上目使い気味に乗ろうとする。
待ってましたとばかりにカニを勧め、自身も貪り食う真央。
蛇那伊がそれを助長し、刀と轟はジュースを飲み交わし、修はマイペースを保つ。
釣りをしたいとちびちび食べる猯利、その横で眼鏡を直しながら何事かメモをしている双葉。
食後でもないはずなのにコーヒーを飲んでいるねむる。迫る琴代に、引く直也。
申し訳なさそうにしている海に、笑いかける治。
ゆっくりとそれらを見守る権三郎。
ボランティアに集まったはずの集団は、夜も遅くまで食べ、飲み、語っていた。
宵が深まる夕暮れ時。不思議な波の騒動が幕を引いていく。
かくして、カニ騒動は彼らの手によって解決と相成ったのであった。
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あとがき
担当マスター:
御宮 久
ファンレターはマスターページから!
●●●副音声劇場●●●
「すみませんね、武井さん。交渉はこちらの仕事なのですが…」
(や、まぁ、仕事って言うか、ボランティアのボランティアと言うか…)
「いいんです! 折角のボランティアですし! それと琴代でいいんですよ、直也さん?」
(何この人カッコいい…! ここで覚えてもらわないと損よね! そうよね!?)
「命に別状はねぇみてぇだが…当分、海には近付かないって言ってた」
(…こういう現象、なんてったっけか…しまうま?)
「手伝ってくれそうな方が、居ればよいのですが」
(居なかったら武井さんと二人…やばい、耐えられそうにないなぁ…色んな意味で)
「本当に出てこなくなったのか? 俺は、あまり信じられねぇが」
(元々信じちゃいなかったが、さっきの傷とかこっちの傷とかそうなんだろうな…。)
「あれ!? 直也さんがビール飲んでます! 私、付き合います!」
(私と付き合ってくれてもいいんですよ!)
「いやいや、まだ武井さんは未成年でしょ? 一応、大人になってからね」
(いやいや、まだ子供でしょ)
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
御宮 久
シナリオタイプ(らっポ)
イエローシナリオ(50)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
冒険
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年01月14日
参加申し込みの期限
2014年01月21日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年01月21日 11時00分
参加キャラクター一覧
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