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●お祭りと迷子の子供
「おー、屋台がいっぱい。けっこう色んなもん売ってんなー」
ラムネを飲みながら、
霧谷 朧
は参道商店街の屋台を一回りし、どんな屋台があるのかをじっくり見ている。
「お、あそこの美味そうじゃん! おっちゃん、たこ焼きひとつちょうだい」
「あいよ」
できたてアツアツのたこ焼きを食べながら「次は何にすっかなー?」と考える。
「あつ……けど、美味いな、このたこ焼き」
帰りに、良く遊ぶ子供達のお土産に買っていこうと決めた。
たこ焼きを食べ終えると、次はお好み焼きでも食ってみようかと思ったが、混雑しているようなのでやめた。
(俺、大人の視線、苦手なんだよね)
これが、朧がお好み焼きを買うのをやめた本当の理由だった。
「しゃあない、神社の境内に行くか」
寝子島神社の境内の遊戯系屋台を見て、これをやろう、とヨーヨー釣りを。
男1人、女2人の3人組が来たが、顔見知りではなかったので一安心。
「まあ、このぷるぷるしてるのもヨーヨーなのね」
ヨーヨーと聞くと、普通は紐つきのプラスチック製のものを連想するだろう。
弘明寺 能美子
も、実物を見るまでそう思っていた。
「水ヨーヨー、知らないの?」
「初めて見たわ。これを釣って遊ぶの?」
「そうだよ。よし、ボクもヨーヨー釣りをやってみよう。刀くん、にゃーくんを頼んだ!」
桜庭 円
からにゃーくんを預けられた
御剣 刀
は、2人をじっと見守る。
「ぐぬぬ、取れない……おじちゃん、もう1回!」
「意外と難しいのね」
苦戦する能美子だったが、2回目でピンク色の水ヨーヨーを釣った。
「うむむ、5回やっても取れないなんて」
負けた気分、とがっくりした円を見かねた刀が「俺が取ってやる」と、にゃーくんを円に返す。
「刀くん、すごい! 1回で取っちゃうなんて」
「どうってことない。これで遊んでいる間、にゃーくんは俺が抱っこする」
「ありがとー!」
取ったヨーヨーを弾ませ、2人は楽しそうに笑う。
「にゃーくん、これ楽しいよ。ポコポコって」
「ポンポンしてると楽しくなるわね……って、にゃーくん!?」
にゃーくん前足を伸ばした途端、爪で能美子のヨーヨーが割れた。
「わ、私、爪を伸ばしてるから気を付けないと……」
「にゃーくん、爪たてたら駄目ー! って、私も割られたー!」
水浸しになったにゃーくんは、身体を震わせ、水を弾く。
「うわぁ、びっくりしたねー」
叱ることなく、にゃーくんの頭を撫でる円。
「おイタは駄目よ? にゃーくん」
朧は、慎重に、そーっと取ったヨーヨーをバシバシしていると、泣いているお面を被った男の子を見かけた。
「お母さーん……」
母親を探しながらいているので、ああ、迷子だなとすぐわかった。
前髪を上げ、男の子に話しかける。子供以外の視線は怖いが、子供は素直で、目線も怖くないので自然に話すことができる。
普段から子供達と遊んだり、工作を教えている朧は子供から一目置かれている存在なので、男の子を放っておくことはできなかった。
「どうしたのかな? お母さんとはぐれちゃったのか?」
明るく、優しく話しかける朧に心を開いた男の子は、お面を外して「うん……」と泣き声で答えた。
「そっか。じゃあ、おにーちゃんと一緒にお母さん呼んでくれるところまで行くか?」
近くに迷子センターがあることを知っていたので、そこに連れていることに。
「ひとつ頼みがあるんだけどいいかな? そのお面、おにーちゃんに貸してくれない?」
子供以外の視線の恐怖を紛らわすためには、どうしてでもお面が必要だった。
困っているような顔をする男の子に、新しいお面を買ってあげるから! と両手を合わせて必死に頼む。
「お母さんを探してくれるんだったら、貸してあげてもいいよ」
「ホントか? ありがとうな!」
助かったー! と安心した朧は、借りたお面を斜めに被り、周りの視線対策を。
「お母さんを探す前に、約束を守らないとね。お面、買いに行こう」
迷子センターに向かう前に、お面の屋台で、約束通り男の子にお面を買ってあげた。別のものを買うのかと思いきや、朧に貸したものと同じお面を選んだ。
「おっ、おにーちゃんとお揃いだな。それじゃあ、お母さんを探しに行こうか」
迷子にならないようしっかり手を繋ぎ、迷子センターへ。
その途中、寝子島神社の境内に向かう途中の
恵御納 夏朝
とすれ違った。
(あ、あれは……
校長先生の蝶ネクタイを取り戻す時
に一緒だった猫パペ!)
声をかけられるかと思ったが、夏朝は朧に気づくことはなかった。
気づかれなくて良かった、と安心し、男の子の手をそっと繋ぎ迷子センターへ。
夏朝に対し他人の振りをするのは、髪をあげている状態で何を話せば良いのか、どう接すれば良いのか戸惑うからだ。
(駄目だなあ……。子供だと、普通に接することができるのに)
寝子島神社と参道商店街の中央に位置する迷子センターに辿り着くと、子供を探しているという女性と出会った。
「お母さんだ! お母さーん!」
女性は、朧が連れてきた男の子を探していた母親だった。
「お母さんに会えて良かったな」
来るなり会えるなんて、すごく運が良い。
「お兄ちゃん、ありがとう! お面もありがとう!」
お面を買ってもらったことを知った母親は、その代金を払おうとしたが「同じものが欲しかったからついでです」と理由をつけ、丁寧に断った。
「お兄ちゃん、バイバーイ」
「バイバイ。今度は迷子になるなよー」
手を振りながら母子を見送ながら、昔のことを思う。
(俺にも、あぁやって心配された事ってあったのかな……)
感傷に浸る暇もなく、背後からいきなりタックルされた。
「誰だ!」
タックルしてきたのは、一緒に遊んでいる子供達の中でもやんちゃな男の子だった。
「相変らず元気が良いなー! 何を買ったんだ?」
「千本引でサンマさんのぬいぐるみもらった。射的でニャンダムのプラモ欲しかったのに……」
がっかりする子に「それなら俺が取ってやる!」と子供達を引き連れ、射的屋台へ。
「良し、射的ならにーちゃんに任せな! 欲しいものゲットしてやるぞ!」
射的屋台に行くには、まだ境内に戻ることになる。
(だいぶ人が増えてきたなぁ。また見知った顔に会わなきゃ良いけど)
そう思った矢先、今度は後輩の
八神 修
を見かけたので、声をかけられないよう深々とお面を被り、早く行こうと子供達を急かす。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
カターレ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
恋愛
コメディ
定員
50人
参加キャラクター数
50人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年01月12日
参加申し込みの期限
2014年01月19日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年01月19日 11時00分
参加キャラクター一覧
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