this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム /
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
素直になれなくて
<< もどる
1
…
8
9
10
11
12
…
14
つぎへ >>
会見が終わり、控室に戻った。
すごく緊張した──。
智依子は大きく息を吐く。遅れて、どっと疲れが押し寄せてきた。許されるのなら、このままソファに身を横たえたい気分だった。
ステージで踊るより、精神的な負荷は大きかったかもしれない。
踊りは、体に染みついている。考えるより先に体が応じるし、むしろ余計な思考を手放したほうが、表現は深くなる。
会見は正反対だ。体を動かすことなくカメラの前に立ち、慣れない受け答えを、しかも笑顔を崩さずにつづける。神経をすり減らすような時間だった。
楓も同じように疲れているかと思いきや、
「ママ、お腹すいた!」
けろりとしたものだった。
たしかに楓には、ほとんど質問は向けられなかった。子役ということもあって、「がんばります」「楽しみです」だけで十分に成立したのだから、あれこれ気をまわしすぎの自分とは比較にならないのかもしれない。
それでも──智依子は思う。
楓はあの場の空気に、呑まれてはいなかった。
むしろ、最初から自分の場所であるかのように、自然にそこにいた。
ひょっとすると楓のほうが、私よりもずっと『大物』なのかもしれない。
自然体であること、それはダンサーにとって、ひとつの到達点だ。余計な力を抜き、なおかつ表現を損なわない、言葉にすれば簡単でも、その境地に至るまでには長い時間がかかる。智依子自身も、そこに到達するまでどれだけ自分を追い込んできたかわからない。けれど楓は最初から、その位置に立っているように見える。学校ではむしろ引っ込み思案なのに、大舞台のほうが平気だ。
それがどれほど特別なことなのか、本人は、まだ何も知らないままで。
もちろんそんな思考は口に出さず、智依子は言った。
「そう? 今日はもう終わりだから、着替えたら何か食べに行こうか」
何が食べたい? と智依子が聞くより先に、
「トイレ!」
言うなり楓は控室を出ていく。
「待って、ついていくから」
「だいじょうぶだって、すぐ隣だよ」
軽やかな足音が去っていく。
まあいいか、と座りかけた智依子の前で、ドアがノックされた。
「いい?」
Millyだった。サングラスはもう外している。つかつかと歩むと、どさっとソファに身を沈めた。
「お疲れ様」
「お疲れ」
とMillyは視線を上げて言う。
「どうしたの? ChiCoも座りなよ」
「あ、うん」
「ここに!」
正面のパイプ椅子に腰を下ろそうとした智依子を見て、Millyは自分の隣をパンパンと叩いた。
遠慮がちに智依子はMillyの隣に座った。水色のビニール製だが、柔らかい座り心地のソファーだった。
ホワイトカラーに染めたセミロングの前髪をかきあげ、開口一番Millyは言い放つ。
「あんなオッサンどこにでもいるよね!」
やっぱりだ。Millyは、楓の父親について聞き出そうとしたリポーターに腹を立てている。
「リポーターのこと?」
「そう! あういう汚くてチープで、あー、なんて言うの?」
「『下世話』? でなきゃ『ゲス』とか……?」
「そうそれ! ゲス! ゲスオヤジ! コップの水ぶっかけてやろか思った」
あのときMillyが激怒していると直感したのは、正解だったということか。智依子は笑顔になる。
「水、って、コップに入ったのオレンジジュースだったよ」
「だったらなお良し! yellow journalism(※スキャンダル中心の低俗な報道)にはぴったりだから!」
智依子は吹きだしてしまった。実際にMillyが「出てけ!」と叫びながらリポーターにジュースをぶっかける光景を想像する。
ありえない話ではない。Millyは、そういうことをやる人間だ。セクハラまがいの質問をした記者を締め出したり、後輩の女子に性的なからかいを飛ばしたスタッフをその場で叱責したり──そんな話を、いくつも聞いている。本国ではそれが多くの共感を集める一方で、一部強烈な反発も招いているらしい。それでも彼女は一度も引かなかった。正しいと思ったことを、そのまま通す。言うほど簡単ではないやり方だ。
「ああいうの、ほんと無理……ほんとダメ」
Millyはソファの背に深くもたれた。
「でもさ、ブチギレするの我慢したから」
「うん」
「褒めて」
「私が!? 国際スターのMillyを!?」
「……友達として、だよ」
言うなりMillyは、頭を智依子の肩にあずけた。
「ChiCoの舞台だからね、ダイシナにしたくなかった」
「台無し?」
「そうそれ、ダイナシにしたくなかったんだ」
「ありがとう。そして……我慢して、えらかったね」
なんだか楓と話しているみたい、と思いながら、智依子はMillyの白い髪に手を置いた。
「ChiCo」
「なに?」
がば、とMillyが顔を上げた。智依子は目を見張る。
彼女が、泣いていたから。
「これまでどこ行ってたの!? なんでいきなりいなくなったの? もう死んだんじゃないかて思ってた!」
<< もどる
1
…
8
9
10
11
12
…
14
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
素直になれなくて
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
桂木京介
シナリオタイプ(らっポ)
ゴールドシナリオ(200)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
オールジャンル
定員
5人
参加キャラクター数
5人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2026年03月02日
参加申し込みの期限
2026年03月09日 11時00分
アクション投稿の期限
2026年03月09日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!