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黒猫はパンツがお好き?
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化け猫を探していた民谷と咲、店の配達用の自転車で情報を集めていた智瑜の三人は、とある民家の庭から、並んで家の中を覗き込んでいた。
もちろん、理由も無くそんな事をするはずもない。
三人は見たのだ。パンツを咥えてこの家に入っていく黒猫の姿を。
「いませんね」
智瑜が小声で言う。
部屋の中には、盗まれた物であろうパンツの山が2つ出来ていた。
「あんなにパンツを集めるとは、一体どれだけの規模の集会なんだろうか」
まだ化け猫集会説を捨てていない民谷が、ぜひとも化け猫達の踊りを見てみたいと言う。
「できれば実際にパンツを被って踊ってもらいたいんだが…」
「ですから、まだ化け猫と決まったわけではありません」
咲は今日何度目かの台詞を口にした。
人の気配がして、三人が身を潜めると、細身の男が部屋に入って来た。
髪は伸び放題。服はよれて、ところどころに食べ汚しの染みののこるスウェットの上下を着ている。
男は押入れを開けて、ゲージを引きずり出した。それは、ウサギ用と思われる大きさだったが、中にいたのはぐったりと横たわる一匹の黒猫だった。
世話をされてないのは一目瞭然だった。毛並みは荒れ、目やにが乾いて目も満足に開けられないようだ。
ずっと震えたまま起きる気配はない。
「おい、生きてんだろうな?」
男が乱暴にゲージを叩くが、黒猫は反応を返さない。
舌打ちした男は、ゲージを開け、食べ終えたラーメンのカップで代用していた水飲み皿をとりだした。
「あ、空だ」
男はめんどくさそうに空のカップを放り投げた。
カップは乾ききっていて、今日昨日無くなったとは思えない。
「ひどい…」
咲が思わず呟く。
猫が辛うじて生きている事を確認した男は、猫の具合には関心を示さず、何かを捜して部屋を出た。
「助けなきゃ…」
智瑜が強くそう願った時、彼女のろっこん『想い見る』が発動して、頭の中に黒猫の願いが浮かぶ。
痛い、辛い、苦しい、そんな気持ちに混ざって智瑜に届いたのは、何よりも飼い主に『会いたい』と願う黒猫の想いだった。
智瑜の瞳が潤む。
窓に鍵が掛かっていない事を確認した民谷は、撮影していたビデオカメラを脇に置くと、音が立たないよう窓を抑えながら横にスライドさせてみた。
開いた!
三人は思わず顔を見合わせ、ほっと胸を撫で下ろす。
そこへ、にゃーくんの助けをかりて黒猫を追ってきた博美達が駆けつけた。
そこで彼らが見たものは、開いた窓とゲージの中で眠る猫、無人の部屋の中のパンツの山だった。
民谷達が状況を説明する前に、利平が窓を開け放つ。
彼の理性はすでに消し飛んでいた。
なぜならそこは、彼の求めた理想郷、パンツ・パラダイスだったのだから!
「「確保ーっっっ!」」
利平は部屋へと飛び込んだ。いや、この世の楽園にダイブした。
その隣には、どこから現れたのか横嶋が同じようにパンツに向かって飛び込んでいた。
利平も横嶋もパンツ目掛けて、まっしぐら。もう、パンツしか見えていない。
二人は、自分の身体を優しく受け止めてくれたパンツの山を全身で堪能する。
(嗚呼、やわらかい…)
(この肌触り…)
そこまで騒げば家の主が気づかないはずもなく、部屋に駆け込んできた男は、自分の宝に飛びついている男と、窓の外の集団を見た。
「くそっ!」
男は踵を返し、家の奥へと走る。
「逃がすか!」
博美と陽二が男を追って家の中に駆け込み、咲と民谷、紫蓮は外から家の表へと回り込む。
智瑜はマリベルと藍に手伝ってもらって家に上がり込み、弱った黒猫の入ったゲージを持って部屋を出た。
門の前では、不法侵入は違法だからと頑なに入る事を拒んだ綾が、不機嫌な様子で立っていた。
犯罪者と関わる気はまったくない。情報も役に立ったようだし、これ以上自分に出来る事はなさそうだ。
通報して帰ろうかと思っていたところに、青褪めた智瑜がゲージを抱えてやって来た。
中には衰弱した黒猫。
智瑜は門の前に止めておいた自転車の荷台に、ゲージをロープでくくりつけようとするが、荷台に固定されている配達用のカゴが邪魔で上手くいかない。
見かねた綾が手伝いを申し出た。
「縄なら、任せて下さい」
そう言って、器用にゲージを固定していく。
「あ、ありがとう!」
智瑜は急いで、お得意先の動物病院へと自転車を走らせた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
青丹 よし乃
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
推理・サスペンス
動物・自然
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年12月30日
参加申し込みの期限
2014年01月06日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年01月06日 11時00分
参加キャラクター一覧
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