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黒猫はパンツがお好き?
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初夏の風吹く、休日ののどかな昼下がり。
桜花寮近くの路地を通り掛かった
握 利平
は、町内掲示板の「ご注意を!」と書かれた貼り紙に目を留めて立ち止まった。
「ん~? 猫が洗濯物を盗むのか? 大変だな~。ま、寮も違うし関係…なっ!?」
立ち去りかけた利平は、貼り紙に印刷された画像を見るや、勢い良くそれに顔を寄せた。
「こいつ、何を咥えてやがる? コイツ、ナニを口で運んでいやがる!? これは…コレはまさしく…っ」
――パ ン ツ !
その至高の存在の甘美な響きを思わず呟いた利平だったが、ふと我に返る。
(いや、待て、落ち着け、俺! おばちゃんのパンツかもしれねーじゃねーか!)
「そう、寮の管理人のおばちゃんNooooo~!!」
心の声との葛藤に、利平はひとり悶絶する。
そこへ、桜花寮へ向かう女生徒達がやって来た。
「それじゃあ、あなたも下着を?」
奈倉 藍
に訊ねられ、
詠坂 紫蓮
は頷いた。
「よりによってお気に入りの奴までね!」
「猫やゆうても、パンツ泥棒なんて女の敵やわ~! ウチはまだ盗られてへんけど、こんなようけ被害出てるんやったら、もう他人事ちゃうわ~」
マリベル・ロイス
も綺麗な緑色の瞳に怒りを浮かべる。
(なんとぉおおっ!!)
思わず近くの電信柱に隠れた利平が、紫蓮と藍、マリベルの様子を伺いながら心の中で叫んだ。
(100枚に1枚、おばちゃんパンツがあるかもしれねえが、残り99枚はきっと女子のだ、間違いない。女子のものだと信じたかったが、まさか、本当に女子のものとか、どういう事だ? 夢じゃないのか? 本気で信じていいのか? あの女子達の! その綿飴の如きフワフワの感触で! 恥じらいの秘所を優しく包んでいた極上の布地!!)
利平の喉がゴクリと鳴る。
そんな視線と妄想に気付かず、町内掲示板の前で足を止めた紫蓮は、注意喚起の貼り紙を見て溜息をついた。
「『ご注意を!』ね…。もうちょっと早くこういうのは知らせて欲しかったな…」
がっくりと肩を落とす紫蓮に、藍が寄り添う。
「私も、干していた下着がいくつか無くなっていました…。やっぱり、猫さんに持っていかれてしまったのでしょうか…」
まだ疑いたくない様子の藍の肩に、マリベルが慰めるように手を置いた。
「そんなん決まってるやん。同じ時期に何人も何匹もパンツ泥棒が出る方がかなわんわ~」
「とにかく、犯人の黒猫の顔は覚えたわよ。何が何でも取り返さなきゃ!」
紫蓮が固く決意する。
「その猫捜すの? 俺も手伝うよ!」
紫蓮と藍とマリベルに、
横嶋 下心
が爽やかな笑顔で声を掛けて来た。
笑顔の下の邪心を感じ取った紫蓮とマリベルは警戒したが、藍は気付かずに笑顔で応える。
「一緒に捜してくれるんですか?」
「当たり前だよ! パンツを盗むなんて、まったくひどい事をするもんだ。持ち主さんが困るじゃないか!」
「ありがとうございます」
素直に感謝する藍に、横嶋が笑顔のままにじり寄る。
「じゃあ、さっそくだけど、詳しい話を聞かせてもらえるかな。盗まれたのは、どんなパンツ?」
「ええと、可愛いクマさんがプリントされた下着です」
藍の答えに、横嶋の目の輝きが増す。
「それじゃあ、そのパンツを最後に履いたのはいつかな?」
「あれは…3週間前で、盗まれたのはその翌日でした」
「じゃあ、そのパンツを履いた時の肌に触れる感触とか、気分とか、おっぱいにはどんなブラをつけていたのかとか、おっぱいのサイズとかおっぱいの形とか色とかじっくり細かく教え…ぐほっ!」
鼻息荒く藍に迫る横嶋が、打撃音と共に横にぶっ飛んだ。
「相変わらずだな、変態総代」
長いスカートの下から横嶋に向かって蹴りを繰り出した
桜崎 巴
が、転がった横嶋を見下ろす。
「巴ちゃん! 巴ちゃんじゃないか!! 巴ちゃんもパンツ取られちゃったの? 俺が取り返してあげるよ! だからお礼に俺におっぱいを揉ませ…げふっ!?」
妙な動きで巴の足下に這い寄って来た横嶋を、巴は思い切り踏みつけた。
「ったく、桜花寮の奴らが何やら噂してるって言うから、わざわざ猫鳴館から来てみれば、案の定だ。変態相手じゃ、腕の立つ奴もいた方がいいだろう。協力してやるよ。…ああ、別に恩を売ろうなんてつもりはないから安心しとくれ」
コレはどこかに捨てておくからと言って、巴は横嶋を引き摺ったまま去って行った。
「頼りになる方ですねえ。これなら下着泥棒猫さんもすぐに捕まりそうです」
巴を見送りながら、藍が嬉しそうに言う。
「そうね…」
真面目な紫蓮は、複雑な気持ちで頷いた。
「でも、ああいう男の人に先に見つけられたりしたら、たまったもんじゃないし。早い所取り戻さなきゃ!」
紫蓮の言葉に、藍が首を傾げる。
「そうしたいところですが、猫さん、どこにいるんでしょう?」
紫蓮の気持ちは分かるが、相手は猫だけに行動の予測がつかない。
「それなんだけど、囮にパンツでも干しておこうかと思ってるのよ」
紫蓮の言葉に、マリベルが顔を輝かせる。
「それ! ウチも考えてん! 囮用の下着もしっかり用意したで~!」
マリベルは持っていた紙袋から、小さな布地を取り出した。
「こ…これは…」
「まあ…」
マリベルの手を覗き込んだ紫蓮と藍が息を呑む。
マリベルの用意した下着は、黒地に紫のレースがあしらわれた、妙に面積の少ない、明らかに女子高生が身に付けるには敷居の高い一品だった。
「これって、あなたの…なの?」
紫蓮が念を押すように聞くと、
「そうやで? 他人の下着とか、ウチ持ってへんよ?」
マリベルが笑って答えた。
「すごく大人っぽい下着ですね。最近は、こういうのが普通なんですか?」
「ママも親戚の人…スペイン人やけど、みんなこんなんやで? 女の武器はいつも攻めの姿勢やって…」
「それ、あまり普通じゃない…かも?」
言いづらそうに紫蓮が目を逸らす。
「えっ、そうなん? 皆、どんな下着履いてるん?」
そう聞いてくるマリベルを紫蓮がはぐらかす。
「ええと、それは…まあ、今度ゆっくり。それより、囮を使うなら手分けした方が効率いいと思うわ。私は寮で待ち伏せるから、お互い頑張りましょう!」
反論を許さない笑顔でそう言うと、紫蓮は寮へ向かって走り去った。
「なんや、一緒に捜そう思たのに…」
マリベルが残念そうに言う。
「囮があちこちにあるのはいい考えだと思います。寮でももう20人くらい被害にあってるみたいですし…」
藍が寮で聞いただけでも、結構な数だった。
「寮以外でも、被害が仰山出てるみたいやしなあ。黒猫さんはそんなにパンツ集めてどうすんねやろ」
マリベルがため息をつく。
まだ電信柱に隠れていた利平が、それを聞いて鼻息荒く自問自答を続ける。
(全俺よ、今の話をどう思う? 猫はその布地を溜め込んでいやがると思うか? 全俺よ、有ると思うか? あの理想郷が!)
その瞬間、利平には鮮明に見えた。
色とりどりの小さな布地が、天上の雲のように一面に敷き詰められている、パンツ・パラダイスが!!
「YESっっっ!!」
電信柱の影から突如叫びながら躍り出た利平に、マリベルと藍が驚いて身構える。
「俺もっ、寝子島地元民として、責任を取るためにもパンツさ…いや、パンツ泥棒探しに全身全霊で協力させてくれ! いや、是非とも協力させて下さいお願いしますお願いしますっ!!」
土下座せんばかりに頼み込まれ、マリベルは渋々同行を許した。
「変な事したら、遠慮なく通報するで?」
利平は勢い良く頷き、セクシーパンツを仕掛ける場所を探すマリベルと藍について行く。
(全俺よ、今こそ目指そう、あの理想郷を! そして遂げよう、あの夢をっ!!)
利平は、パンツ・パラダイス探求の道へと踏み出した。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
青丹 よし乃
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
推理・サスペンス
動物・自然
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年12月30日
参加申し込みの期限
2014年01月06日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年01月06日 11時00分
参加キャラクター一覧
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