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【山中にて】
「今何時?」
「夜中の2時……ふわああ。修くん、大丈夫? 眠くない?」
「大丈夫、と言いたいが、少し厳しくなってきたな……」
舗装もされていない山道だ。
八神 修
のハンドルを握る手も踏み込むアクセルもまだしっかりとしているが、頭の奥にはどこか鈍く重いものが蓄積しつつある。その自覚があるだけまだ良いが、これ以上の無理をとおすと予期せぬ事故を招きかねない。不安そうに前方を見つめた
七夜 あおい
にこれ以上の夜更かしを強いるのも忍びない。
「仕方がない。今夜はどこかに車を停めて、車中泊となりそうだ……あおい、かまわないか?」
「そうだねえ。身体がゴワゴワになっちゃいそうだけど、しょうがないね」
苦笑いするあおいに口元をゆるめ、修は車を路肩へ寄せるとブレーキを踏んだ。
森深い山中に夜の帳が降りる。ほうと鳴くのはフクロウだろうか。それとも風の音か。星は夜空にまたたくが、周囲は異界めいて静まり返り、神秘的とはほど遠く、肌に染み入るような冷気も相まって、不気味に思われてならない。樹々の合間から飛び出してくる異形のなにかを想像してか、あおいは肩をふるると揺らした。
「暖を取るようなものがなにもないな。食べるものも、飲み物も」
「もう旅館に着いてる予定だったもんねえ」
一本道のはずだったが、気が付けば樹々の合間をぐるぐると巡っていた。どこで間違えたのだろうとかえりみるもさっぱり分からない。
どこかから遠吠えのような甲高い声が聞こえて、あおいは修の袖口を握った。
「だ、大丈夫かな? クマとか出ないかなあ」
「……可能性がないわけじゃないな。さて、どうしたものか」
「あっ! 修くん、あれ!」
突然あおいが指をさし声を上げた。空虚な夜空に思いのほか声は響き、あおいは思わず口を手のひらでおおった。
「あそこ、なにかあるみたい。家じゃないかな?」
「こんなところに? なにもない山の中だが……」
「ほら、テレビの番組であるじゃない? 山の上にぽつんとある一軒家をたずねるっていう」
樹々の重なりの向こうに、ぼんやりとした明かりが垣間見える。たしかに、なんらかの建造物がそこにはあるようだ。
「朝まで、少しだけ入れてもらえないか頼んでみようよ。車で寝るのはやっぱり、少し、その……怖いよ」
揺れるあおいの瞳に、修はどこか胸に聞こえる警鐘に気づきながらも、うなずくしかなかった。
夜に染み入るようにたたずむ、和の趣あるちょっとした古民家といった風情だ。さして大きくはなく、それでいて1~2世帯が暮らすには十分なスペースがあるだろう。
「ごめんください」
民家には明かりが灯っていた。よって修は声をかけたが、
「……返事がないね?」
「誰もいないのか? しかし、それにしてはやけに」
恐縮しながらも入口の引き戸を開いてみると、カギはかかっていない。電気はおそらく引かれておらず、明かりはろうそくの火だ。
声をかけながらに屋内へ足を踏み入れる。あおいは一歩引いて、あいかわらず修の袖をつまむようにしてついてくる。
隙間風がびゅうと鳴る。民家の作りはどこか安普請に見えるが、おそらくは住人がみずから手を掛け築いた家なのだろう。扉の立てつけ、いささか歪んだ梁、朴訥な飾り気のなさ、そのような粗雑さはどこか素人のこしらえるあたたかみのようなものも感じられ、住人が愛着を持ち住んでいるのだろうと想像ができた。
「……? あれ」
「どうした、あおい?」
振り向くと彼女は、壁の向こうへ目を向け、耳をそばだてるそぶりをみせた。
「なにか聞こえたような……」
「ここの住人が戻ってきたのか。勝手に上がってしまって悪かったかな。事情を説明して、少しだけ滞在させてもらえるよう……」
「ううん。そういうのじゃなくて」
あおいはいぶかしげに眉を寄せる。
「どこか、聞き覚えのある声が……」
そう言いかけた、その瞬間だった。
「!?」
どん、と殴打するような音が響いた。どん、どん、ばんと音は幾重にもなって夜の静けさを切り裂く。
「……なんだ!? 誰か外にいるのか?」
どん、ばん、ばばん、どん、何者かが壁を叩いているのか。音は次第に頻度を増し、やかましく轟く。隙間だらけの壁の向こう、夜の闇の中に何かがよぎるのがちらと見える。ひとりではない。複数の誰かが、あるいはなにかが家の周囲を巡り、壁を叩いている。
渦巻くように音は続き、やがては壁のみならず屋根の上からまでも響き始めた。
あおいは思わず跳ねるようにして修の腕を抱き込む。
「ど、どうなってるの? なにがいるの? 外に、なにが……!?」
「分からない。だが、なにかがおかしい。なにかが……」
瞬間、殴打音がぴたりと失せた。聞こえてくるのは壁を抜ける風の音。ロウソクが燃え上がる火のゆらぎ。そして、
「……おーい。あおい! どこにいったんだ? 出てきてくれ!」
声。聞き覚えのある。
「あまり遠くへいくとあぶないぞ。あおい! 聞こえていないのか? 返事をしてくれ、あおい!」
「…………修……くん?」
あおいがゆっくりとこちらを向いた。怯えのにじむ瞳はひどく揺れ、自ら抱いた肩は震えていた。
「ああ、良かった。急にいなくなったものだから、どこへ行ったかと……あおい? どうしたんだ?」
修はほっと安堵したが、あおいの歩みはたどたどしく、うつむいた瞳はどこか焦点を結ばぬようだった。
「あおい? どこか怪我でもしたのか?」
「ううん……」
「心配したよ。車を降りるなり、急に姿を消してしまうものだから……ああ。ここはやはり、廃墟だったのか。これでは誰も住めないな」
和の趣あるちょっとした古民家といった風情だが、あいにくと朽ち果て、壁も屋根も穴だらけであり、母屋は半ばつぶれかかっている。夜を明かすどころか、足を踏み入れるのも避けたほうがいいだろう。
「今、ルート検索をしてみたが、もう少し走ればふもとの旅館へ着けそうだ。もう夜も更けてしまったが、そこまで行ってしまおう……あおい?」
ほうとフクロウが鳴く。あおいのもらしたつぶやきは、夜のしじまに溶けて消え失せた。
「私……誰といっしょにいたんだろう? あの人は……どこへ行ったんだろう? きっと私を、守ってくれていた……」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
オールジャンル
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2026年01月26日
参加申し込みの期限
2026年02月02日 11時00分
アクション投稿の期限
2026年02月02日 11時00分
参加キャラクター一覧
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