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~にゃんこ西暦222年~ ねこネコ王国祭!!
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【芸術家というものは奇抜で、そして意外とお洒落なんだ】
写真撮影を終えた
旅鴉 月詠
は、皆と別れ、いつも通りの足取りで、華やかな大通りを歩いていました。
確かにこの世界と光景は異質なものではありましたが、悪意や害意は一切感じられません。
本当に『ねこの王さまの誕生日』それ以外の何物でもないのでしょう。
だとしたら、これも月詠にとっては充分に『ありえない事柄ではない』のです。
だとしたら、楽しまずして何を楽しめというのでしょう。
歩く大通りの街並みには不思議で、服を着ている猫と着ていない猫などがいるなど、異世界の来客を迎えている為か、不統一感に溢れていました。
「ふむ、普段のこの世界では服は嗜好品といったところか」
何か納得した様子で頷くと、月詠は衣装店に足を踏み入れました。
「お、服を欲しがるなんて通だねぇ!」
「祭りは楽しむ為にあるものだ。これでも芸術家の端くれでね。これから王宮に行こうかと思っている。
それに──芸術家というものは奇抜で、そして意外とお洒落なんだ」
お代でまたたびを出しながら、購入して着替えたのは、十字架入りの服に黒いハットとブーツ。
おもちゃの剣も売っていましたが、せっかくのお祭なので遠慮しました。
これでも、姿だけでも立派な『ダルタニャン』の出来上がり。
その姿がとても良く似合っていたのか、周りには小さな歓声が上がりました。
まだ服を着ていない小さな二本足の猫が「かっこいい」と声を上げます。
「良かったら、君たちもコーディネートしてあげよう」
その一声に、大人も子供も一気に月詠の元へ集まったのでした。
ひとしきり猫たちの服のコーディネートをしてあげると、最初の案内猫からもらった2個めのまたたびで、絵画のセットを購入しました。
そして、一際華やかで、薄布で飾り付けをした猫たちが花びらをまく中、猫の祭は警備が薄いのか咎められることなく王宮の大広間へと足を踏み入れる事ができました。
中には、王さまの姿こそありませんが、パニエをふわふわにいれた猫とタキシードを着た猫たちがダンスを舞っています。
来客には猫にも無害そうなシャンパンが配られ、同じような芸術家肌の猫たちがこの機会にとスケッチし、語り合い、まさに人が猫であること以外は、中世のファンタジーが再現されていました。
多くの人が月詠に祝いの乾杯を求め、せっかくの祭と、月詠もそれに応えました──その瞬間。
「という事で旅鴉さん絵を描いてくださいお願いします!」
遠くから猛ダッシュで飛び込んで来た一匹の猫──にしては既視感が半端ない存在が、スライディングで土下座するにも似た腰の低さで話しかけてきました。
「普段、さんなんて敬称付で呼ばれるような覚えは無いぞ、御剣」
月詠は即座にその存在の名前を呼びます。
「頼む! 猫の話を描いて欲しいんだ。それも王さまの献上に間に合うように! 絵本形式でいいんだ。文字は俺が入れるから!」
月詠はふと、窓から外の様子を見ました。街で聞いた王さまのパレードは夜暗くなってから。
日が暮れるまでにはまだ時間はありそうです。
御剣 刀
は、先ほど起こった事をつぶさに話して聞かせました。
あまり乗り気ではなかった月詠も話を聞くうちに興味が湧いたみたいで、一緒にお土産用に買っていた『子猫が食べても大丈夫』なクレパスを取り出して、スケッチブックに話に聞いた光景を描き始めました。
月詠は次々とその光景を見て来たかのように絵で描き起こしていきます。
背景の金色の湖をファンタスティックに、そしてこれは想像でしかありませんが、刀の要望で最後には2匹が寄り添っている絵を描きました。
「よしっ! ありがとう、旅鴉!」
絵本として1冊に纏めたものを、刀は大事そうに抱えて、嵐のように出て行きました。
「いつも以上にせわしないな、御剣は」
何となく月詠は所感を呟いて。去り行く姿に再び筆を取りました。
きちんと持ち帰ったときに原形を留めているかが、異界の問題点でしたが、今はそれすら気にすることなく筆を運びます。
少しでも、この華やかで猫によるファンタジーの世界観を、現実世界でも違わず描けるようにと、その頭に焼き付けるように。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
冬眠
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
コメディ
SF・ファンタジー
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年01月01日
参加申し込みの期限
2014年01月08日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年01月08日 11時00分
参加キャラクター一覧
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