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~にゃんこ西暦222年~ ねこネコ王国祭!!
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【穴に落ちたらそこは異世界でした】
僅かな眩暈を通り越して、
恵御納 夏朝
の目に入ったその先には、二本足で立つ1匹の猫がいました。
「元気かにゃ?」
茶色と白のぶち模様をした二本足の猫が、ちょっと事務的に話し掛けてきます。
「今日は王さまの誕生日にゃけれど、時々来客に眩暈酔いを起こしている人がいるから、これも大事な仕事なんだにゃ。
と言う訳で、元気かにゃ? ついでに自分の身体も確認しておくといいにゃ」
再度、夏朝は話し掛けられ、現状に首を傾げながらも、自分の身体を傍の泉で見てみることにしました。
するとそこには、まさしく1匹の猫の姿が。
「わあ……! 猫に、猫になってる……!」
映ったのは、茶色より明るいオレンジを白とセットにした、小柄な二本足の小柄な猫の姿でした。尻尾は少し短く、手に見えた肉球はピンク色です。
猫になるよりも、猫をもふもふしたかった夏朝は少しショックを受けましたが、今も猫型パペットは自分と一緒。
気を取り直して、見回していた自分の全身から顔を上げました。
「ここの丘を降りれば大通りに出られるにゃ」
猫が場所の説明をした瞬間、
ふいに夏朝が現れたのと同じ場所──エノコロ岬と同じ岩越しに、この場の皆と同じような二本足の猫が、明らかに酔った様子でによろよろと出てきました。
「……大丈夫?」
「丁度いいにゃ、そちらの客人も元気になったら是非1日だけの王さま誕生日に顔を出すにゃ。
お客人には、王さまのご配慮で誕生日だけ品物と交換できるまたたびを配っているにゃ。大事にきっちり使うにゃ」
そう言って、2個ずつ、計4個ののまたたびを渡すと、ぶちねこは他の猫の案内に回りました。
取り残されたのは、夏朝と恐らく元一人だった猫……
「あ、あれ……猫さんばかり……? 僕は
遠矢 護
って言いみゃす。あなたは……」
「人の名前だ…ね──君、1年4組?」
聞き覚えのある名前に、夏朝は相手の猫に尋ねます。
「は、はいっ」
「僕、恵御納 夏朝。同じクラスだよ」
「わぁ、同じクラスにゃんですね。
あ、あのあの……いっ、一緒に行動してもいいですかにゃ……っ? 一人は不安で──」
「うん、いいよ。またたびは……あ、あった。通貨がまたたびだったら、ここに来るまでにいくつか持ってきたから、もう少しお買い物できると思う」
護の表情がぱぁっと明るくなりました。
猫だらけの世界で、自分も猫で、少しでも誰かと一緒にいたくて仕方が無かったのです。
猫の世界で少し人より多くお買い物が出来るというのも、護に安心感と勇気を与えてくれました。
「それじゃあ、行こう……この坂を下りれば──」
「ちょっと待つにゃ」
それはさっきのぶち模様の二本足猫でした。
「さっき、案内した客人の中に同じような名前をした女の子がいたにゃ。
猫ポーチを持ったかなり特徴的な娘さんだったから、同じ世界の子だったら、きっと楽しく街を見て回れると思うにゃ。さっき案内したばかりだから、まだこの辺にいるはずだにゃ」
丘を下りながら護と夏朝は話し合います。
「……その女の子の名前、聞いておけば良かった」
「あ、でもそんなに特徴的な女の子なら、きっとそんなに離れてにゃいんじゃないかなって思うんにゃ……
例えば、そこの大通り入り口のお店屋さんを一生懸命スケッチしている二本足の猫さんとか……」
夏朝たちの目の先には、二本足で肩からは肉球型の鞄を掛けて、器用に猫の手でペンを持ち、猫がたくさん描かれたメモに器用に絵を描いている、1匹の猫がいました。
「あの猫さんかな、徹底してる……」
おしゃれ肉球型の鞄に、猫模様をモチーフにした手帳。夏朝は思わず話し掛けました。
「案内の猫さんに同じような名前をしていたって聞いたの。君の名前、聞いてのいいかな」
「名前……、あ! 私、
綾辻 綾花
っていいます」
「……知ってる、かも。寝子高の人なら同じ1年4組──僕、恵御納 夏朝だよ。斜め後の猫さんが遠矢 護君」
「あ──知ってる! 同じクラスですねっ。2人とも……ここは3人ともか。猫になっちゃったんですね……」
しみじみと綾花が呟く。
「今、早速お店の人にもふもふさせてもらえないか、スケッチしながら相談していたところだったんです。
皆さんもどうでしょうっ。このお店なら、1商品購入につき1抱き付きらしいです」
──ここで、夏朝と護は知性の壁というものの存在に思い至っていました。
普段は、何気なく無断許可でふくふく触っていた猫でしたが、知能が人並みで喋るとなれば、それは確かに言葉が通じる以上、無許可とはいかなくなるではありませんか。
綾花は丁度ここで欲しいものがあったらしく、文句はなさそうでしたが、撫でさせてもらえればひとまず満足できそうな夏朝と、護は遠慮しておく事にしました。
「夏朝さん、一緒にお祭行きませんか? 猫さんは触りたいけれども、こんな祭なら見ているだけで楽しいですし。
このお店ではさっそく、この猫ノートを買ってしまいました。絵本にして王さまにプレゼントしたくって」
「プレゼント…? ああ、そういえば案内猫が話していた様な気がする……」
それを聞いた護も目を輝かせて頷きました。
「僕も、これ……」
夏朝の後に隠れるように様子を見ていた護が、持っていたバッグから取り出したのは一つの猫缶でした。
「親戚のおばあちゃんちの猫にあげようと、たまたま猫缶を買っていたんだにょ……。受け取ってもらえるかどうか分からにゃいけれども、ひ、一人だと緊張しちゃって……」
「じゃあ、皆で見に行こう。招いてくれた猫の王さまっていうのも気になるし……僕も何か貢物買った方がいいのかな……?」
3匹の二本足の猫が顔を向けた先には、華やかなお店や出し物がたくさん並んでいました。
これなら、王さまへの献上品に事欠く事はないでしょう。
元人だった3匹は、目を輝かせてその街並みに姿を消していきました。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
冬眠
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
コメディ
SF・ファンタジー
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年01月01日
参加申し込みの期限
2014年01月08日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年01月08日 11時00分
参加キャラクター一覧
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