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ガールズトーク!
「残念ながら、これから後は大人の時間だな」
修がそう言い残し店を出て行くと、店内は夜に向けての準備へと移った。
そう、ランチタイムが終わり、店はディナータイムに突入しようとしていたのだ。
なお修とすばるが店を去る際、すばるが警察役の店員に「ボクは他を見まわってみるよ、なにか怪しい奴が来たらここに連絡を」
と言って名刺を渡そうとしたところ、「新井、お前が一番怪しく見えるぞ」と修につっこまれ、「ナイスジョーク」と笑ってごまかしたのはここだけのお話である。
いざディタータイムになると、学生客が多かったランチタイムとは打って変わって、社会人の姿がちらほらと見える。
店内をほのかに埋めていくアルコールの香りは、昼間とはまた違った雰囲気をつくっていた。
「かんぱーい!」
あるテーブルから、明るい乾杯の声が聞こえてくる。
ビールの注がれたグラスを互いに鳴らしていたのは、
女川 智火
と
野々原 照子
だった。
「それにしても久々ね、てるこ」
「いつ振りだっけー?」
「大学間の、共同研究以来じゃない? 何年前だったか忘れたけど」
「そっかー、もうそんなになるのかあ! でもこうして卒業した今でも交流が続いてるのって、いいよね!」
どうやら会話から察するに、ふたりは旧知の仲らしい。
やや大人しめな口調の智火と明るい口調の照子は対照的だったが、ふたりきりの女子会はそんな違いなど関係ないとばかりに盛り上がっていた。
「ていうかさ、せっかく久しぶりなんだから普通の居酒屋で良かったんじゃないの」
「えー、だって今話題になってたから、来てみたかったんだ!」
ふふふー、と顔を崩して照子が笑う。
「だって、見てみなよこのメニュー」
そう言って智火が指したのは、「バールのようなつくね棒」「血痕風サラダ」などの危険な品々だった。
「あはは、変わってるねー! なんか面白い!」
「どんなのが来るんだか……あ、でもこのお酒はちょっと飲んでみたいかも」
「えー、どれどれ?」
「この、おふくろの涙ってヤツ。超辛口大吟醸らしいけど」
「そっかー、ちか姉お酒強いもんね! 私そんな強くないからなあ……うーんでも、今日くらいはいっか!」
そう言うと、ふたりは日本酒を追加でオーダーした。
お酒が進めば、ふたりの会話もより進んでいく。
いつしか彼女たちのガールズトークは、酒に任せた愚痴りあいになっていた。
「てるこ、なんか最近忙しそうだけど、遊べてる?」
「それがさー、聞いてよちか姉! こないだね、会社で隣の席の子がやらかした研修用サーバのデータ削除、いつの間にか私がやったことになってて! そのせいで終電帰りだったんだよ!」
「そんなことあるんだ、ひどいねそれ。ひどいっていうかおかしい」
「そう、おかしいの! あとね、こないだ上司が信じられないこと言ってきて……」
お酒の力もあってヒートアップしていた照子は、どんどん愚痴に拍車がかかっていった。
それを頷いて聞く智火。彼女は辟易した口調で漏らした。
「いやー、やっぱ働きたくないなー。研究生活、ずっと続けてたいなぁ。働きたくないでござる」
智火も酔いが回り始めてきたのか、良い具合に饒舌になり始めている。
「あ、ていうかごめんねなんかいっぱい愚痴っちゃって!」
「あー、いいのいいの。お酒で愚痴を流し込んでばかりだと、二日酔いになっちゃうからね。あ、店員さん、この『取調室の水』って芋焼酎ふたつ」
さらっとお酒の追加オーダーを済ませる智火に、照子が聞いた。
「そういえばさ、ちか姉ってば研究室出てきて大丈夫だったの? 私のいたとこも大概ブラックだったけど、ちか姉のところはもっとすごそうだったよね」
「うーん、むしろ出てきたっていうか逃げてきたんだけどね。研究室のヤツらがうざくてうざくて」
その言葉がトリガーとなり、今度は智火の愚痴マシンガンが炸裂した。
「あいつら、自分の要領の悪さを人に押し付けるなっての! こっちはさ、やることきっちりやって、研究も進んでるんだから、別に問題ないじゃん!」
「うわあ、なにそれ! めっちゃヤバい! ていうかひどい!!」
いつもの大人びた智火はどこへやら、すっかり口調が変わった彼女は次から次へと愚痴を放つ。
「だいたいあいつら、いっつもそうなんだよ! 揚がってもいない揚げ足とるような真似してさ!」
「ちか姉かわいそうだよそれはー!」
「ほんとやってられないよね〜」
と、そこに先ほどオーダーした取調室の水が運ばれてきた。それを一気にぐいと飲み干すと、智火は続けざまに注文する。
「店員さん、日本酒なんでもいいからふたつ!」
「あ、ちか姉……私そろそろやばめ……」
「えっ、あそっか。ごめん店員さん今のオーダーなしで!」
どうやら愚痴大会が盛り上がりすぎて、お酒の配分を間違えてしまった様子の照子。
彼女は頭を押さえ始めた。
「ちょっ、大丈夫? てるこ」
「うー、だいじょうぶ、じゃ、ないかも〜」
吐くことだけは決してすまいとどうにか耐え、同時に明日確実に二日酔いになっているだろうことを想像してうなだれる照子。
「うう、久しぶりにちか姉とお話して浮かれすぎたのなぁ」
「とりあえず、お店出よっか」
智火がそう言って、照子を外へと連れ出す。
店外へ出て風に当たると、照子の気分もいくらかマシになったようだった。
「ありがと、ちか姉。もう平気だよ」
「一応、そこの自販機で水買おうか」
そう言って智火はペットボトルを買い、照子のところへ戻ってくると彼女に渡した。
「ありがとう!」
照子がお金を渡す。
少し休んでからの帰り道、照子はうーんと背伸びをした。
「ちょっと酔い過ぎちゃったけど、楽しかったなぁ。ちか姉との時間はプライレスレ……プライスレスだね!」
「ろれつ回ってないよてるこー。まだ酔い抜けてないでしょ」
そう言いつつ、智火も満足げな表情だ。
「飲みの時間はプライスレスでも、世の中はお金で買わなきゃいけないものがいっぱいなのよね〜」
「あれ、ちか姉って今バイトとかは?」
「探してるとこ。お金ないんだー。そうだ、てるこ養って〜」
「え、ええっ!?」
「てるこに出してもらう生活費、プライスレスだよ」
「ちょ、ちか姉っ!」
あはは、と笑い合うふたりの女子。ガールズトークの第二部が、始まりそうな予感がした。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
山中にいな
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年12月29日
参加申し込みの期限
2014年01月05日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年01月05日 11時00分
参加キャラクター一覧
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