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新人アルバイターの受難
「あ、ほら。言ってるそばから危険なモノが出てきたよ」
すばるが、竜次の手元を見て修に小声で話す。
「ん? ああ、アレはまずいな……」
見ると、竜次はコーヒーに何やら白い粉末状のものを入れていた。
「アレは確実にアレだよね、法律的にもさ」
「そうだな、まさかこんな警察官がたくさんいるところで堂々とアレを……」
「灯台もと暗し、ってヤツだね」
すばるがキリッとした表情で言う。
途中までは乗っかっていた修だったが、とうとうそこで我慢しきれなくなったのか、小さく吹き出してしまった。
「……くっ、新井。どう見ても砂糖だろ」
「あはは、なかなか良い目を持ってるね。さすが記者」
互いに笑いながら、食事を進める。すると再びすばるが、別の客に目を向けた。
「じゃあ、アレは?」
「なんだ、また事件か?」
修も同じ方向を向く。そして彼は、また口の中のものを吹きそうになった。
すばるが指さした先にいたのは、修のクラスメイト、
佐藤 英二
だったからだ。
「な、何をやってるんだ……」
テーブルに座り、何やら店員と話している英二の姿を見て修は呟く。
「どう、事件っぽい雰囲気じゃない?」
「ああ、だがどちらかというと事件が一通り解決した後のような雰囲気がするな……」
視線の先、英二はがっくりとうなだれ、何かを悟りきったような顔をしていた。
完全に、自白目前の犯人だ。
刑事ドラマでいうと、ラスト10分くらいの場面だった。
一体なぜ英二は、こんな状況になっているのか?
数分前。
休日ということでシーサイドタウンをぶらぶらしていた英二は、見慣れない居酒屋を見つけた。
しかも看板を見れば、ランチメニューも豊富とのこと。
同時に、彼のお腹の音が鳴った。
「そういえば、お昼がまだだったなぁ……」
となれば、これも何かの縁。
英二は、おひとり様で店の中へと入っていった。
「いらっしゃいませー!」
自分を出迎える店員たちの声。それは普通だったけれど、違っていたのは彼らの格好。
店内を闊歩していたのは、警察官と婦警の人たちだった。
「そういえば、警察居酒屋って……」
お店の看板を思い返し、呟く。
なるほど、ここは店員さんが警察になってもてなしてくれるところなのかな?
英二はそう想像して、面白そうだなと思った。
同時に、おそらくお客側にも設定があるんだろうなと。
店員が警察なら、客は犯人?
自然な考えでそういう結論に至った英二は、席に案内されメニューを見た時確信した。
「カツ丼……やっぱり」
カツ丼とくればいわゆる取調室で定番の一品。英二は自分の役どころを完全に理解し、容疑者オーラを全身にまとった。
「け、刑事さん。僕は容疑者扱いなんですか?」
一応、確認的な感じで聞いてみる。店員は客にそう言われれば、頷くのがマニュアルだった。
「はい、残念ながら」
そう答えたのは、ミニスカ婦警の璃亜だった。
この瞬間、演技は始まった。
「さあ、取り調べを開始します」
まだ若干恥ずかしさの残る声で、璃亜が言う。オーダーとりますの合図だ。
せっかくの趣向なのだから、腰を折ってはまずいと英二も出来る限り容疑者っぽく振る舞ってみる。
「刑事さん、でも僕には確かなアリバイがあるじゃないですか。正直、一体全体なんで容疑者扱いされているのかまったく分かりませんよ」
「え、ええと……でもそのアリバイは無効で……」
たどたどしいアドリブで、璃亜が返す。
「なんで、どうして無効なんですか!」
「それはその……あの、DNAを調べたら一致しましたので」
バイトマニュアルその2、返しに困ったらDNAのせいにするべし。
璃亜は遠慮無くマニュアルを駆使した。
なんだかよく分からないけれど、DNAが一致したのなら仕方ない。英二は諦めた。諦める演技をした。
「うう……その通りです、刑事さん」
いったい何と一致したんだろう。そんな疑問を抱えながら、英二はメニュー表にあったカツ丼を指さした。
「すいません、カツ丼食べていいですか?」
「今、お持ちしましょう」
カツ丼、と紙に書いて璃亜がテーブルを去る。
「なんか、こういうのも面白いかも」
注文を終えた英二はそんな感想を漏らすと同時に、あることを思った。
「でもこれ、カツ丼を注文するだけですごい回り道してる気がする……」
ザッツライト。でもきっと、彼の注文の仕方が、今日の客の中では一番ナチュラルだった。
カツ丼が運ばれてくるまでの間、英二は律儀にもうなだれ続けていた。
お店にいる間は、容疑者の体でいなければという謎の義務感のためだった。
そこに、璃亜がカツ丼を運んでくる。
「ま、待たせたな……ほら、カツ丼だ」
普段なら言わないようなセリフと、普段とは異なる口調を必死に演じる璃亜。これもお仕事なのだから、仕方ない。
ちなみに英二とやりとりをしている時から、もう顔は真っ赤である。
そして璃亜がカツ丼をテーブルに置こうとした時、本当の事件が起きた。
「あっ!?」
ガシャーン、と大きな音。
璃亜は、カツ丼を床にこぼしてしまったのだ。
「す、すいませんお客様っ……!」
慌ててふきんで床を拭こうとする璃亜だったが、ここで第二の事件が。
そう、彼女はミニスカ婦警。
つまりかがんで床を拭いている今、彼女のスカートの奥が見事にこんにちはしていた。
「っ!!」
うなだれていた英二は下を見ていたので、当然それに気づき、健全な男子として視線をやってしまう。
カツ丼ふきふき。
カツ丼ふきふき。
璃亜が体を小さく左右に動かすたんびに、璃亜のスカートという門がちらちらと開く。
カツ丼ふきふき。
開く門ちらちら。
カツ丼ふきふき。
開く門ちらちら。
「はっ」
そこでようやく、璃亜は自分の下半身に向けられた視線に気づいた。
「うー、恥ずかしいですっ……!」
慌ててキッチンへと駆け出す。しかし生来のドジっ子なのか、その途中またもや彼女は転倒してしまった。
「あうっ!」
ミニスカで転倒したため、あられもないこと姿をお客様方に晒してしまったのは、言うまでもない。
そして英二はというと。
「あのー、カ、カツ丼……」
空腹のあまり、演技ではなく本当にがっくりとうなだれてしまっているのだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
山中にいな
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年12月29日
参加申し込みの期限
2014年01月05日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年01月05日 11時00分
参加キャラクター一覧
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