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心結ばれ縁繋ぎ - 紡ぐ命と導きし者 -
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取り留めなく迷いを口にしながら、数台並ぶ自販機を眺める。
答えが欲しいわけではなかったけど、ラッセルにとって前に進むか現状維持かという大事な問いは、千里に向けてというより、自身の中で噛み砕くように呟かれた。
「考え込んでたら助けたい。でもさ、晴月のためを思うと……どっちがいーんだろうなって」
これまでと同じように、この先も一緒に居る。その覚悟があるから、そう思ってほしいから、何でもかんでも甘やかせるのは違うと思った。
もちろん頼りにしてほしいし、甘えてくれたら全力で支えたい。だけど『一緒に歩く』と考えたときに、どこかで晴月に無理矢理歩かせているのではと考えてしまう。
「だから俺は、晴月の先に回るんじゃなくて……我が儘を聞くでもなくてさ、甘えてほしいけどそれも違くて」
何が言いたいのかわからなくなって、適当に飲み物を買う。これだから水族館を出た後に何も言えず、千里に心配をかけるのだと小さく息を吐き、取り出し口へとしゃがんだ。
「なんだ、答え出てんじゃん」
「どこがだよ……って千! 次々押すな!」
取り出し口を詰まらせる前に飲み物を救出し、小言をぼやくラッセルに千里は考えすぎだと笑うだけ。
何がおかしいと睨めば、あっけらかんと迷いの森を照らしてくれる。
「やりたいのは、晴月を抱えて水溜まりを越えることじゃない。一緒に泥水跳ねさせて笑おうって話だろ?」
大げさな理由なんて、最初から必要なかった。晴月が人間として生きるなら背負い込まねばとばかり思って、見落としていた。
しっくりくる言い回しに頬を緩め、ラッセルは感謝を口にしようとする。が、千里はわざとらしく照れくさい空気を避けて、揶揄うように焚きつけた。
「まあ、晴月がひとり立ちしたら、もっといい男を見つけるかもしんねーけどな?」
不穏な言葉にラッセルが丘の上を見上げると――敷物を押さえ合う男女が仲睦まじそうに笑っていた。
風に煽られた敷物に悪戦苦闘している晴月を見かねて、声を掛けたのが始まり。
そして、絶好の場所取りができたはずなのに、どこか弾けきらない様子だったから、透破は何でも無いことのように感謝を告げていた。
「柚春を見ててくれただろ。オレにも話してくんねぇし、正直助かった」
「……何も、してないよ」
力なさげに首を振る晴月は、きゅっと手を握って無力さを嘆いているようにも見える。もっと言葉を尽くせたら、寄り添えたらと悲観的な言葉は出てこないけれど、焦りはありありと浮かんでいた。
「何かしなきゃいけなかったのか?」
敷物の上に膝掛けも準備し、バスケットの中が崩れてないかを軽く見て、透破は自分には出来なかったことをやり遂げたと伝える。
説教も全肯定もせず、考えを押しつけることもしなかった。痛みを拾ったでも受け止めたでもなく、ありのままをそっと手に乗せるよう話を聞いたのは、十分必要なことだ。
「全部聞こえてたわけじゃねぇけど、柚春の顔を見てたらわかる。あんたが深刻になることないってのはな」
「でも私……」
「何かしたいってなら、アイツに笑ってやればいいんじゃねぇの?」
血相変えて走ってくるラッセルの後ろでは、苦笑いした千里が六人分の飲み物を持って歩いている。仕方ないなと言う顔で透破は千里の元に向かい、すれ違うようにしてラッセルが敷物前へとスライディング。
「晴月! ええと、あのな、仲良くするのは悪かねーんだけど、ちょっと今のは距離感が……」
「距離感? あははっ、ラッセルのそういうところが千里を面白がらせるんじゃない?」
それは晴月も同じなのか、彼の頬をつついてクスクス笑って愛おしそうに見つめていた。
まだ自分の中でちゃんとした答えが出たわけじゃないし、正解かも分からない。それでもラッセルに聞いてほしいことがあって、晴月はどこか芯を込めて切り出す。
「人が歩く道の行き先も、導きも……きっと、私が思ってる以上にいっぱいあるよね」
今はここまでしか言えないけどと苦笑する晴月から少なくない成長を感じ、ラッセルは頬に悪戯していた彼女の手を取った。
開けた屋外でなければ、思わず抱きしめていたほど嬉しくて、募る思いを止められない。
「ゆっくり学んでくれていい。晴月が何かを前向きに導く番になったら――絶対、一生をかけて大事にする」
なんて、二人の空気を作り出したところで、ウォルターが遠慮することなく荷物を敷物に置いた。ここまで歩き通しだった柚春が申し訳なさそうな顔で隣に控えていたが、もちろんウォルターの最優先事項は愛しの妻を休ませること。
「やぁ、盛り上がってるところ悪いけど、僕らも置物として参加してもいいかな?」
「え、あっ……! それはもう、ってか置物なんて言わず!」
どこまで聞かれたんだろうと慌てふためくラッセルに対して、まだ余韻に浸るかのような晴月は『一生』の重みを噛みしめる。
そんなてんやわんやと面白そうな様子を見て、戻ってきた千里が黙っているわけがない。
「晴月、全部聞いたか? さっきラッセルのヤツさ――」
「おい千っ、やめろ! そういうのは自分で言わなきゃ決まんねーだろ!」
コスモスの揺れる姿を視界の端に収めながら、お弁当が広げられていく。
いつも通りの空気が満ちる中で吹く風は、どちらへ導いていたのだろうか。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
浅野 悠希
シナリオタイプ(らっポ)
プライベートシナリオSSS(600)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
恋愛
NPC交流
定員
2人
参加キャラクター数
2人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2025年12月25日
参加申し込みの期限
2026年01月01日 11時00分
アクション投稿の期限
2026年01月01日 11時00分
参加キャラクター一覧
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