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心結ばれ縁繋ぎ - 紡ぐ命と導きし者 -
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夕焼けにはまだ早い。けれど油断を見せれば、すぐに赤く染まってしまいそうなゴールデンアワーの入り口。
秋の風も少し冷たくなってきた丘の上では、帰路につく家族連れの姿がちらほらと目に入る。それでも柚春は上着をしっかり羽織って、朗らかに遊具を取り出した。
「みんなはどれにする? 色々持ってきたんだよ」
バドミントンは審判ができるし、風船のように柔らかく軽いボールなら座ってバレーの真似事ができる。しゃぼん玉も腕で作るタイプなら負担が少ないし、持ってきたピクニックグッズを使っての的当てもいい。
今日はこのまま、雄大なパノラマの中で沈む夕日を見て、星空と地上の宝石箱とが煌めくのを見る予定。でもそれは、もちろん柚春の体調が良かったらの話だ。
「ほらほらっ、皆は遊んできて! ワットだって格好いいとこ、ちゃんとみせてよね」
どこか迷いのあるウォルターに代わって晴月がにこりと微笑み、男性陣へ視線を向けた。応援席に座るなら、その声はラッセルに届けられるはずだけど、待てど暮らせど送り出す言葉はない。
「そうだよ、いつまでも応援されるはずなんて、あぐらをかいちゃいけないんだから!」
また変なドラマを見たのか、それとも「ねー?」なんて顔を見合わす柚春の入れ知恵か。クスクス笑い合うのを見てしまったら、ウォルターとラッセルは腰を上げねばならない。
「そういうわけだからさぁ……お手柔らかにね、桜井」
「むしろ先せ――っと、ウォルターさんこそ、大人げないことしないでくださいよ?」
ラケットを手に芝生を歩けば、ウォルターは「どうだろうねぇ」と間延びした声で返すが、その影ではしっかりとグリップの感触を確かめている。バドミントンは得意なラッセルも、何かと天才肌で通っているウォルターへ油断も出来ず、晴月に良いところを見せなければと意気込むばかり。
そうして、慣らし運転もなく鋭いスマッシュを放つウォルターに笑っている柚春の元へ、千里から差し入れが届いた。
無漂白のクラフト袋に、控えめに押されたショップスタンプ。パラフィン紙の窓からは、個包装された大粒のドライフルーツが覗いていて、全体的に自然派を思わせる。
「これ、オクトーバーフェストで知人と物々交換したものなんだけど……稲積さんに良さそうだったから」
「わあっ、ありがとう! この感じ……デーツか、プルーンかな?」
さっそく頂こうと、柚春は麻紐を解き外袋を開ける。すぐに太陽の熱を閉じ込めたような重厚で甘い香りが広がって、化学香料などが添えられてないことがわかった。
「国産のプルーンらしくて。鉄分補給に良さそうだし、砂糖も不使用だったかな?」
貰い物という形は崩さずに、聞いた感じは良さそうだったと話す千里へ、率直な切り返しが飛んでくる。
「でも、こんなにいいものと物々交換なんて、海道君は何を渡したの?」
「……えっ?」
今度何かお礼をと申し出る柚春と、気になるよねと視線をよこす晴月と、おそらく裏事情なんてバレている透破と。話を誤魔化そうにも、いい相手がいなくて困る千里に、透破は片手で遊ばせていたボールをぶつけた。
「変な設定にするからだろ」
「待ってくださいよ! そーいう話はあっちで……というか、借りだってあるじゃないですか!」
ボールを手に芝生へ出る二人は、なんだかんだと言い合ってはいるが揉めている雰囲気でもなく、残された柚春と晴月はなんだろうねと笑うだけ。ただ柚春は一度だけ、こっそりと腹部に手を当てていた。
そのうちウォルターとラッセルたちも白熱してきたようで、柚春たちはプルーンを摘まみながら応援にも精を出した。
結局息が上がるまで続けたラッセルは、拍手で迎えてくれた晴月にほんの少し安心して、次のゲームに誘う。
「じっとしてたら寒いだろ? 晴月も遊びに行こうぜ」
あまり心配しても、と耳元で添えれば、晴月はほんの少しだけ気がかりな様子を思い出す。
オクトーバーフェストで見たときも、水族館で聞いたときも。大丈夫だと、秘密ねと笑う柚春に「でも」と踏み込めなかった。
「もし良かったら、コスモス畑のいい場所を探してきてくれませんか? 夕焼けと綺麗に撮れるような!」
さすがにタイムリミットまでに歩き回るのは大変なのでと苦笑する柚春は、甘えてくれているのか気遣わないように送り出してくれているのか、その判別は晴月に難しい。
「……うん。とびっきり贅沢な場所、見つけてくるからねっ!」
ちゃんと温かくしててねとお願いするように、ラッセルが余分に持ってきてある防寒着を膝掛けとして掛けてあげる。後ろでは透破と千里がボールを打ち合う叫びが聞こえ、このまま楽しい時間が続くのだと思った。
「ここからでも見えるけど、夕焼けで染まるコスモスもなかなか綺麗だな……下から見ると、もっと圧巻かも」
夕日は沈む前に山へ隠れてしまうから、少し急ごうというラッセルと手を繋いで土手を歩く。隣には長い影が伸びて、芝生の向こうまで手が伸ばせる気がした。
届かないところまで、気付かないところまで。そうすればいつだって支えられると思いたかった。
「柚春っ!!」
揺れるコスモスの上に、跳ねる鳥を見つけて指さす前。
まるで冬の風のように冷たく切り放たれたのは、ウォルターの叫び声だった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
浅野 悠希
シナリオタイプ(らっポ)
プライベートシナリオSSS(600)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
恋愛
NPC交流
定員
2人
参加キャラクター数
2人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2025年12月25日
参加申し込みの期限
2026年01月01日 11時00分
アクション投稿の期限
2026年01月01日 11時00分
参加キャラクター一覧
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