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心結ばれ縁繋ぎ - 紡ぐ命と導きし者 -
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秋の代名詞が決めきれないように、この時期の横浜は何かと各地で忙しい。
ビールやジャズの祭典に、ライブペイント。各国の文化に触れられるワールドフェスタに、行楽も充実。
……となれば、中秋節が終わった中華街も黙ってなんていられなかったのは理解できる。
しかし、逃げ込むように水族館へとやって来たウォルターは、未だに地響きめいた音が重く残っていそうな耳に触れ、鼻に残る火薬の臭いに肩を落とした。
「いやぁ、迫力が違うのは知ってたけど、今日のは力を入れすぎじゃない?」
この日の中華街では、中秋の名月が下弦の月へと移る姿を『杯から零れ落ちる実りを受け取る日』と称して、食に纏わるイベントが行われている。街中に溢れる秋の味覚はもちろん、月に見立てた卵黄の塩漬けなんて、まさに『月を食べている』ようにも思える仕掛けだった。
「凄い迫力だったよね。まさか、公園の中であんなパフォーマンスをしてくれるなんて」
月が零した実りを金色の龍が飲み込み、人々に活力を分け与える――謂れだけ聞けば大変ありがたいが、龍舞にはドンッと内側に強く響く太鼓の重い音、耳に突き刺さる鋭い金属音でジャンジャンと打ち鳴らされる鈸、それから花火大会どころか工事現場も敵わないような地響きを炸裂する爆竹まで揃った、スペシャルセット。
なのに柚春は何でもないことのように笑うから、ウォルターは彼女の頬を軽く摘まむ。
「あのねぇ……いくら楽しくたって、限度があるでしょ?」
「でもねぇ……せっかく来たんだから、楽しまなきゃでしょ?」
どこか口ぶりを真似て、大丈夫だよと笑う柚春には無理をしている様子はないが、それでも周囲をヒヤヒヤさせるには十分な盛り上がりだった。心配をしたのはウォルターばかりでなく、ラッセルもこればかりはと口添えをする。
「心配しすぎってことはねーんだからさ。こういうのは、周りも一緒に育てるもんだろ?」
今回の外出が決まったときも、柚春が乗り気だと聞いて心底驚いた。ざっくりとした知識しか無かったのもあり、安定期と呼ばれる時期以外に動くことは推奨されないだろうと思ったし、ウォルターから軽く話を聞いたのもあって、友人として止めた方がいいんじゃないかとすら考えた。
でも、過度な心配は妊婦の自由を奪う。ストレスを抱えないように発散する大事さも晴月と学んだから、支える心づもりでいようと色々準備だってしてきた。
もちろん当事者に比べたら敵わないことも多いだろうが、安心して楽しめるように場を作りたい。その思いに嘘はないけど、せめて見ている側の心臓の数は気にしてほしいと言い含めた。
重い空気にならないようにと気を遣った千里が、流れを変えるように会話を受け持ち柚春の肩を軽く叩く。
「いやぁ、そういうのは龍舞に目を輝かせてなかったヤツが言えることだろ。なぁ?」
「それ、は……しっ、仕方ねーだろ! こう、参加する側だったつーか、演劇部だった頃を思い出して……」
館内ということで気持ち声を抑えつつも、ぎゃあぎゃあと言い合う姿はよく見る光景。こうして当たり前の空気に戻そうとしてくれる心配りに、柚春は自分の軽率さを胸の内で振り返った。
「はしゃぐなって言ってるんじゃなくて、後で『無茶をして辛かった思い出』には書き換えたくないってこと」
コツンと柚春の額を叩き、心配が拭えない中にも優しく苦笑するウォルターは、この話は終わりと言うように彼女の手を引いて、ゆっくり歩き出す。
「僕も楽しんでるから、チョークは投げさせないでよねぇ。それとも……桜井たちにいるかなぁ?」
「うぇっ!? ちょ、待ってくださいよ! 今回は千のやつが……!」
何の話だとなる千里は違う高校だったので、ウォルターが投げるチョークを魔弾と呼ぶことなど知らないだろうが――その威力を知っているラッセルは自身の額を守りつつ、晴月にも静かにしようと呼びかけるのだった。
入り口のエアー抽選器で引いた番号に従って水槽を覗けば、魚たちからありがたい言葉を賜れる。
そんな厳かな始まりだったけど、そもそもお祭りで見るようなくじの行き着く先が畏まった場なわけもない。
コミカルで、ときにピリッとする言葉の中を泳ぐ魚を眺めながら、小さな水槽を順々に見ていく。
「ねぇ、ラッセルのお魚はなんて言ってた?」
「えーっと、この青いやつ。『青くても、まあまあイケるって』? ……って、まあまあってなんだよ!」
近くで笑い声を堪えていた千里はと言えば、『お節介ではなく世話好きで行こう』と書かれてある水槽を見つけ、自分の番号は何だったかを今一度確認していた。
かくれんぼが上手な生き物の水槽では占いを忘れて競い合うように探し、二人同時にパネルへ乗ることで魚の泳ぐ先が変わる相性が占いでは、餌やりという賄賂があると聞いて笑いが漏れる。
狭いようでいて細かいところまで作り込まれた水族館は、今までの賑わいとは違った楽しさを連れてきた。
けれど、この静かで落ち着く環境によって、じわりじわりと引き出されるものも……確かに、あった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
浅野 悠希
シナリオタイプ(らっポ)
プライベートシナリオSSS(600)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
恋愛
NPC交流
定員
2人
参加キャラクター数
2人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2025年12月25日
参加申し込みの期限
2026年01月01日 11時00分
アクション投稿の期限
2026年01月01日 11時00分
参加キャラクター一覧
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