this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム /
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
心結ばれ縁繋ぎ - 紡ぐ命と導きし者 -
<< もどる
1
2
3
4
5
…
18
つぎへ >>
ゴクゴクと喉を鳴らすたびに、内側から立ちこめる香り。
少しばかり涼しいと思っていた外気と違い、テントの中はつい飲み物が進んでしまうほど沸き上がっていた。
「ノンアルでもこの喉越しなら、運転手の不公平感も薄れるねぇ。香りとコクも、本物に近いし」
遠慮がいらない飲み物だからこそ、ウォルターは大きくグラスを傾ける。ハイペースで飲んでも酔い潰れる心配がない分、柚春も自分の飲み物を分析するのに夢中だ。
「ワットのはフルーティだけど、こっちも少し甘い香りがするんだよね。あとは……麦芽のローストかな?」
「ええっ、そんなことまでわかるの? 私は……苦いけどお日様みたいで、酸っぱいけど喧嘩してなくて」
大人しく柚春と座って待っていた晴月に中身を当てることは難しく、一生懸命感想を言おうと味わうようにちびりと口を付ける。何だろうとグラスと睨めっこする晴月へ手本を見せるように、ラッセルはぐいっとジョッキを煽った。
「白ワイン仕立てのラドラーだってさ。ビールとワインをレモネードで割ってるから、飲みやすいだろ?」
いくら書類上は成人を迎えているとはいえ、人間になってまだ片手で数えられるほどの晴月に、強いアルコールは勧めたくなかったのか。それとも、自分も割りもののビールを飲んでいるからなのか、ラッセルは照れくさそうにもう一息煽る。
「最初は桃の甘さが勝ってて子供っぽいかと思ったけど、後味にちょっとビールのキレがあっていけるな!」
ピーチジュースとビールを合わせたビアカクテルは、お祭りの音楽に負けない賑やかな味が舌を弾ませる。こうなると別の味も欲しくなるが、グラスの半分も空ける頃には透破が軽食を持って帰ってきた。
「お兄ちゃん、ありがとう! 大変だったでしょ?」
「どうってことねぇよ」
そう言いながらも、トレイいっぱいの戦利品は一同からの羨望の眼差しを集め、透破もどこか得意げな様子でテーブルへと広げていく。
ベルリン名物のカリーヴルストは、ひとくちサイズに切られたソーセージをしっかりと焼いて、ケチャップとカレー粉をまぶしてあるから、食欲を刺激しやすいし複数人でシェアもしやすい。また、優しい塩気が好みならば、サワークリームを塗った薄い生地に玉ねぎやベーコンを乗せて焼いたフラムクーヘンも合う。
「それから、食べられそうならシュペッツレなら温かくて柔らかい炭水化物だし、アーモンドも悪くねぇし」
モチモチした食感のショートパスタに、シナモンやバニラの香りがする砂糖コーティングのお菓子は、誰かのことばかりを考えたラインナップ。さすがだなと思うラッセルは、負けてられないと柚春とウォルターのグラスを見た。
「飲み物足りてっか? うまそうなつまみも来たんだし、時間までまだあるし」
座席の予約時間は2時間ほど。飲食をするには十分でも、列に並んで買うとなると早め行動がいいだろう。
率先して動き回れない柚春は申し訳なく思いながら、素直に甘えておくべきかとウォルターを盗み見る。もちろん柚春が安静にするのはともかく、ラッセルたちも二人で店を見て回りたいはずだ。その時間をゆっくり取れるように、ウォルターはパンフレットに並ぶ銘柄へと視線を落とす。
「やっぱり気になるのは、この時期限定のものだけど……そっちは本物を持ち帰るか悩むなぁ」
「イベント限定があるんでしたっけ。あ、こっちには王室御用達なんてのも!」
何をこの場の熱気と一緒に味わい、何を本物として自宅へ持ち帰るか。アルコール度数が高い物もあるから、ラッセルも一緒になって悩ましい相談をしていると、クスクスと笑う聞き覚えのある声が近づいてきた。
「来たからには、フェストビアはいっとかないとだろ! 本物は強いけど、アルコールフリーもあるし」
グラスを軽く掲げ、偶然だなと笑う千里の顔が確信犯過ぎて、ラッセルはツッコミより溜息が口から漏れた。
こうしてデートに突撃されたのも一度や二度じゃないし、千里の性格も理解している。だから怒りはしないものの、ラッセルは確認のため睨み据えた。
「へぇ……『偶然』だなぁ、千。……俺らは色々行くとこあるけど、ゆっくりイベント楽しんでくれよ?」
「何言ってんだよ、これもご縁じゃん。ラッセルたちが行くところは、もちろんオレだって付いてきますが?」
もはや定番の言葉の応酬に晴月も笑って、柚春たちもそれでいいかと様子を窺う。
仲の良いやりとりに、通路だと邪魔になるからとウォルターは着席を勧め、甘やかさないでくださいとラッセルは吠えていたけど、晴月は柚春が少しだけ眉を顰めたように見えた。
「賑やかになって、はしゃいでるのかな。元気なのはいいけど、突然だとびっくりしちゃうよね」
軽くお腹をさすりながら、少し休めば大丈夫と柚春が微笑むなら、心配のしすぎも良くないだろう。
ここにはウォルターだっているし、無理させないための計画も立てた。言葉にしてしまったら本当になってしまう気がして、晴月は不安ごと飲み込むようにグラスを煽る。
命を宿すことは大変だとたくさん学んだつもりでも、分からないことのほうが多い。きっと柚春だって初めてのことで、判断が付かないこともあるはずだ。
人間としては覚束なくても、知識だけが守るための唯一の答えじゃないと信じて、晴月は笑う。
もう自分は風の精霊ではないけれど、不安を吹き飛ばす力はあるんだと示すように。
<< もどる
1
2
3
4
5
…
18
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
心結ばれ縁繋ぎ - 紡ぐ命と導きし者 -
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
浅野 悠希
シナリオタイプ(らっポ)
プライベートシナリオSSS(600)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
恋愛
NPC交流
定員
2人
参加キャラクター数
2人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2025年12月25日
参加申し込みの期限
2026年01月01日 11時00分
アクション投稿の期限
2026年01月01日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!