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心結ばれ縁繋ぎ - 紡ぐ命と導きし者 -
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紙カップから立ち上る湯気を見たとき、ようやくラッセルも気を張り詰めていたのがわかった。
インスタントスープの優しい香りは何かを解し、奥底でつっかえていた息が零れる。ゆるゆると両手でカップを包めば、じんわりとした温もりが隅々へ染み入るようだった。
「……もう意外と冷えるんだな」
「秋の夜だからな。ほら、晴月も食えるときに食っとけ。お兄さんは、仮眠出来そうならコーヒーどうです?」
本当は長丁場であればあるほど、交代でしっかり休むのが得策だ。けれど、透破が全身全霊で柚春を案じているのも知っているから、カフェインが効くまでの短時間を仮眠にあてて備えましょうと千里は提案する。
「ま、それとは別にオレのお勧めってだけですけどね。今ならカイロにもなってお得だし」
あくまでご自由にと透破の前に缶を置けば、ラッセルが感心したように千里を見ていた。眠れなくなるという話ばかりが広まって、稀に眠くなってから飲んでも効くと思っている人もいるから、ラッセルはそのタイプだったのかもしれない。
「やっぱ千はすっげぇな……そういう気遣い、俺も見習いてーよ」
揶揄ってやろうと思った矢先に素直に褒めるから、千里は妙な照れくささを覚えてパンを囓る。兄貴分だなんだとラッセルの前に立つのは、負けず嫌いな性分もあるだろうけど――結果だけじゃなく、ちゃんと自分を見てくれるのが嬉しくて頑張りすぎるのかもしれない。
「なんだよラッセル、褒めたって大学の課題は手伝わないからな?」
「へっ、こっちのセリフだ。千ほど忙しくしてりゃ、猫の手も借りたいレポートのひとつやふたつ、あんだろ」
「二人とも! その元気は柚春さんに分けられるようにしなきゃ」
黙々とスープを飲み干していた晴月は、置いてっちゃうよと柔らかく笑っている。そこには数時間前に感じた不安が消えていて、ラッセルも大きな口でおにぎりを頬張った。
賑やかな三人を見ながら、透破は缶コーヒーに口を付ける。こんなに賑やかな病院なら、仮眠なんて出来やしないだろうなと内心で苦笑して、込められた気持ちをありがたく味わうことにした。
軽く食事も終えたラッセルと晴月は、ウォルターにも一息ついて貰うべく病室に向かった。
どうやら先ほどよりも容態は落ち着いているのか、柚春の表情に緊張や焦りの色は浮かんでいない。モニターに映し出される波形の見方はわからないけど、素人目に見ても穏やかに見えたし、何よりウォルターとの会話も続いていた。
「もう、お話しても辛くない?」
「だいぶね。やっと薬が効いてきてくれたのかも」
一安心した晴月がウォルターと場所を代わり、ベッドに一番近い椅子へ腰掛ける。ラッセルも奥にあった椅子を晴月のほど近くに運びながら、デイルームに千里が差し入れを持ってきてくれていることを伝える。
ちらり、と目を合わせる二人の仲の良さを微笑ましく思いながら、晴月が僅かな緊張を含みつつも柚春の手を握った。まだ柚春の手は副作用で震えているけど、それは頑張っている証――怖がらなくていい。
「あったかいでしょ? エネルギー補給はバッチリだよ!」
点滴やウォルターほどの威力を発揮できなくても、自分にだって柚春を支えられる。人間として元気をわけられるんだと自信を持って微笑み、落ち着いたら今度は何を作ろうかと教わりたい料理を考え始めた。
「……ここは、晴月さんと桜井先輩に甘えよう。ワットまで倒れてほしくないし、休んできて」
「それじゃ……次の回診までには戻るから。ついでに手続きがもうないか確認して……伝言はあるかな?」
気丈な笑顔を見せようとする柚春が気がかりで、ウォルターはいつまで経っても部屋から出ようとしない。
忘れていることはないかと何度も確認し、気晴らしに風景の写真はどうかと提案して、可能な限り会話を引き延ばそうとしている。
「寂しいから早く戻って。でも、ちゃんと休んでこなかったら怒るからね」
「無茶言うねぇ……僕が一番休まる場所はどこか、知ってるでしょ?」
クスクス笑い合って、ようやくのご退室。ちょっぴり当てられた気のするラッセルは、気を利かせたつもりが野暮だったかもしれないと思いつつ、これだけ回復した様子にホッとしつつ。静まりかえる前に話し出した晴月に救われもしながら、回復への峠道を一歩ずつ登る柚春を一緒に支えるのだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
浅野 悠希
シナリオタイプ(らっポ)
プライベートシナリオSSS(600)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
恋愛
NPC交流
定員
2人
参加キャラクター数
2人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2025年12月25日
参加申し込みの期限
2026年01月01日 11時00分
アクション投稿の期限
2026年01月01日 11時00分
参加キャラクター一覧
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