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Geheime Maske
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小淋は鞄から古い日記帳を取り出すと、開いた。久しぶりに開く日記は古い匂いがして、無意識に内容が脳裏に蘇る。昔の小淋は、今よりももっとずっと弱くて、それほど社交的ではなかった。
声が出ないと言う事は、他人には物珍しく見えていたようで、周囲が向ける好奇の視線が怖かった。どうして声が出ないの? 声が出ないと不便じゃない? 浴びせられる同じ様な質問に、最初の頃こそ必死になって答えようとした。けれどいつの間にか、小淋は行き場のない感情をぶつけられる存在として扱われるようになった。
喋れないだけで他の子となんら変わりはないのに、自分達と少し違うと言うだけで浴びせられる言葉が、視線が、痛かった。だから人と関わる事を極力避けた。教室の隅で目立たないようにしていれば、目をつけられる事もない。ひっそりと過ごす日々はあまりにも味気なくて、寂しくて、自分の感情を言葉に出来ないのが悔しくて、小淋は思いを日記に綴る事が日課になった。
ページを捲る。羅列された言葉はあまりにも悲観的で、それでも親友と過ごした時間は生き生きと書かれている。親友の存在は、あの時の小淋にとっては救いだった。アイドルを目指していた、明るくて可愛らしい自慢の親友。今はもう何処にもいない、大切な存在……。
面白いイベントだとは思った。表せない気持ちを燃やすなんて、なかなかできない経験だと思う。けれど
白咲 琴音
には、特に燃やしたいと思うものはなかった。否、しいて言えば一つだけある事はあるが、それは燃やせないものだった。
琴音は半分だけ日本人だった。母親がフランス人で、父親が日本人だ。名前こそ思い切り日本人だが、銀色の長い髪と青い瞳はハーフだと一目で分かるものだった。小学校まではフランスで育ち、中学からは京都に移った。黒い髪に黒い瞳の同級生達の中、一際鮮やかな色をした琴音は異質だった。勿論、何かをされたわけでもなく、人間関係を悪いと思った事もない。同級生達は皆優しく、親切だった。
けれど、集合写真を見るたびに思った。自分は、異質な存在だと。
琴音は青い瞳を伏せると、肩にかかる長い髪を背に払った。流石に、自分を焼く事は出来ない。このイベントの顛末は気になるけれども、行ったところで燃やせる物がないのでは仕方がない。
踵を返して帰ろうとした時、視界の端に見覚えのある女の子が映った。同じくらいの背丈に、青い瞳、同じくらいの長さの髪。けれど彼女の髪は艶やかな黒髪で、琴音の眩い銀色の髪とは違う。クラスメイトの、
浅山 小淋
だ。大人しくて優しくて、ちょっと天然な女の子。琴音は小淋の事を、可愛いと思っていた。何故と聞かれても、明確な答えなんて出てこない。単純に率直に、見た瞬間に可愛いと思った。少々遊び心を加えて言うとすれば、一目惚れだろう。
視線に気付いたのか、小淋が真っ直ぐに琴音の隣まで歩いてくるとスケッチブックに何かを書いた。相変わらず、繊細で綺麗な文字だった。
『白咲さんも、一緒に行きませんか?』
小淋の瞳が、絵へと向けられる。彼女には、何か燃やしたいものがあるのだろうかと思いながらも、琴音は微笑んだ。
「えぇ、喜んで」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
雨音響希
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年01月13日
参加申し込みの期限
2014年01月20日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年01月20日 11時00分
参加キャラクター一覧
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