this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム /
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
Come and Get It
<< もどる
1
…
8
9
10
11
12
…
15
つぎへ >>
昨夜の小雨などなかったかのような、晴れ晴れとした空だった。
海をゆく一艘の船、それは、勇ましきユリシーズ号――とはさすがにいかず、かといって、ノルマンディー海岸を目指す揚陸艇というにも小さい。正直なところを言えば、小型船の域を出なかった。十人も乗ればいっぱいで、波を蹴立てて走るというよりは、ポコポコと楽しく進むといった塩梅。
けれどあなどることなかれ。乗りこむ面々は勇壮で、黄金の羊の毛皮を求めたイアーソーン船長や、南極大陸を目指すキャプテン・クックもかくやの心意気。これぞ木天蓼大学異世界探検部、通称マタ大イセ探の晴れ姿なのだった!
おお、神よご照覧あれ、イセ探の勇姿を!
……と、派手にぶち上げたものの、陽をはじく海面はきらきらして、デッキはいっそピクニックの雰囲気だった。
「僕を信じて」
「信じてますよ~」
「あっはっは、さあ、目を開けて」
「私、飛んでるー」
事細かな描写はやめておこう。
鷹取 洋二
と
羽生 碧南
、若きカップルは船首で某・沈没船映画ごっこに興じているのだ。ようするに、よくあるアレだ。しかしよくあるアレだからこそ、やれる機会にはやっておく価値があるのではあるまいか。
一方、
響 タルト
はスマホ片手に、熱心に写真撮影の最中だった。ふたりに請われてさっそく、カメラマンのノリでどんどん撮る。
「羽生さーん、もう少し顔上げてー! はい鷹取先輩、もっと抱き寄せて! そうそう、その角度、尊~い!」
ついでに自撮り棒まで取り出して、三人まとめてハイポーズ。
青春って感じだな~。
……ひょっとしたらここで撮った写真、ふたりの結婚式二次会パーティで流されたりして!?
気の早いことこのうえないが、そうしたら隅に『撮影者:響タルト』と入れてもらいたいなぁ、と夢想の翼はばたかせるタルトなのである。
なおこのあたりではまだまだ、インターネットにもつながるようだ。クラウド上には何枚も、なんちゃってタニックの記録がアップされてゆく。
綺生 煌牙
(きりゅう・こうが)が行く手を指さす。目を細めても美形、それが彼である。
「ブチョー、見えまっか!?」
……ただし、口を開くまでは。
「あの水平線、なんやらギラギラしとって波乱の予感やないですか~? ワイの冒険レーダー、ビンビン来てますわぁ!」
部長(ブチョー)こと
オルガ・オングストローム
は背伸びして、オホーと煌牙に同意した。
「コーガ君のレーダー、信用してるヨ! 昨日も、A定食のおかずが豚ショーガ焼きだって当てたし!」
「ふふふ、ブチョーにそない褒めてもらえると面はゆいでんなあ。ワイの勘もなかなかのもんやでしかし」
照れくさそうに鼻の頭を撫でる煌牙の背後から、小さな声がした。
「煌牙君、でもA定の豚生姜焼きって週一回くらいあるよ……」
声は小さいけれど体はでっかい!
重 錘左衛門
(おもし・すいざえもん)である。パンパンにマッシュアップした肉体、上腕二頭筋の厚さたるや、Tシャツ越しでもはっきりとわかるほどだ。なのに、
「すいじゃえもん! そない水を差すようなこと言うモンやないでぇ」
と煌牙に返されるとすぐさま、
「ご、ごめんよ……」
と身を縮めてしまうのだった。だが錘左衛門の声が小さいのはあながち、気が弱いせいだけでもないらしい。
「重センパイ、なんだか顔色が悪いです?」
シュリー・リン
に指摘されると、「うん、ちょっと……」とうなだれた。
デッキでわいわいしていた一行だが、陽射しも強くなってきたこともあり、そろそろ屋根の下に入るか、と船室へと移動した。その矢先だ。
「うーん、この時期にしちゃ結構荒れてんなぁ」
ハンドルを握る漁師のおじさんが、唐突にそんな不穏なことをつぶやいた。なおこのおじさんは、休漁日なのにほぼ燃料代だけという格安で、島への送り迎えを担当してくれた恩人である。
「え、こんなに晴れてるのに?」
「波も穏やかですよ?」
タルトと碧南が同時に首をかしげる。だがおじさんは「どうもねえ」と言うのである。
「これはちょっと、揺れるかもしんないよ」
「はっはっは、ちょっとくらいスリルがあったほうが楽しいじゃないか」
などと洋二が言ったのが、まさか合図であったのではなかろうが。
突然、風の音が変わった。
海面にざわめきが走り、空気が急に重たくなる。空もにわかに曇りはじめた。ドラムロールが聞こえてきそうなイメージだ。
「そろそろ来るよ」
どこかほがらかな漁師のおじさんの一言だったが、聞いたとたん、全員の背筋がぴしっと伸びた。
「!?」
次の瞬間、船体が大きく跳ね上がった。
手で起こした波に木の葉がもてあそばれるように。いや、それ以上に激しく、船が
ぶん!
と横へ振れたのだ。
「うわっ!?」
「なんやねんこれぇ!?」
「ひゃーーーっ!?」
「ひょぉぉぉおお!!?」
「C’est pas vrai!!」
「……あ、あわわわわ……」
「Näää!!!!!」
めいめい独自の反応を示したわけだが、言いたいことはだいたい同じだ。
ありえん!
<< もどる
1
…
8
9
10
11
12
…
15
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
Come and Get It
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
桂木京介
シナリオタイプ(らっポ)
ゴールドシナリオ(200)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
5人
参加キャラクター数
5人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2025年11月17日
参加申し込みの期限
2025年11月24日 11時00分
アクション投稿の期限
2025年11月24日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!