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あなたの、君の、近況ききたい
ごほん、と顔の赤い久雨が咳払いする。
「私の話はもういいだろう。セレッソはどうなんだ?」
「私? 私はネ、大学で翻訳の勉強中ヨ! 海外の本を日本語にしたいし、日本語の本を海外の言葉で伝えたいノ。だから頑張って勉強してるヨ」
セレッソの養父は日本人で、バックパック系の絵本翻訳家である。その養父に連れられて、セレッソは高校に入るまで、イタリアを拠点に世界中を転々としていた。いまは離れて暮らしているけれど大好きなパーパ。彼の影響は少なくはないだろう。
「ところでずっと黙ってる庚クンは? 最近の様子おしえてナノ!」
「俺か?」
黙々と手酌酒をしながら話を聞いていた庚は、とつとつと話す。
「俺も大学通ってる……マタ大な。専攻は民俗学だ……」
「民俗学! なんかカッコイイノ!」
「そうか? ……まあほら、俺らが高校生ンとき、いろんなことがあっただろ……」庚が言う『いろんなこと』とは、神魂やもれいびによる異変の数々のことである。「それで伝承とか民話……それによる文化への影響や、いわゆる怪現象について興味を持ってよ。もっと知りてえ、謎を解きてえ。……みたいに思ったんだよ」
「ふおぉぉおっ、なんだか推理小説に出てきそうナノ! 民俗学探偵!」
「そんなんじゃねぇって。……あと、すすきのでのバイトは続けてる。だから、五月とその妹とは長い付き合いだな」
「ですねー。らぎらぎ君がいてくれてうちはずいぶん助かってますよー」
「そう言ってもらえるとやりがいもあるぜ」
五月と庚は互いに軽く笑顔を浮かべた。いい友人関係は今も続いているようだ。
◇
「久保田先生おめでとうございます。本当によかったですね」
美野梨が新郎新婦の席を訪れて、祝いの言葉を述べている。入学当時、生活の変化に戸惑っていたころ、先生の明るさには元気づけられたものだ。失恋話のたびに心配していたけれど、まさか黒崎先生と結婚するとは……そんな思い出話をすると、美和はぶわっと瞳に涙をためた。
「うわわわ~ん、美野梨ちゃんありがとー! 私これからも明るく楽しく頑張るねっ」
「はい。ところでお片づけのほうは……」
「あーあーあー、きーこーえーなーいー!」
お片づけは相変わらず苦手そうだ。
(でも優しい黒崎先生ならきっと大丈夫ね)
そう思って俊介にも声をかける。
「黒崎先生、おめでとうございます。そういえば、これからは美和先生も『黒崎先生』になるんでしょうか?」
「いや。夫婦別姓のままで行くつもりだよ」
俊介は当たり前のことのように答えた。
ちなみに。
寝子歴1394年の寝子島では、夫婦別姓が認められて久しい。
「なら、美和先生は久保田美和のままなんですね」
「そういうことね!」
気になっていたことも聞けてすっきりした美野梨は、その場を辞して旧1-4の仲間たちが集まっているテーブルに戻ってきた。テーブルのメンバーはすこし入れ替わりがあったりして、いまは夏朝と夏夜の姉妹が増えていた。美野梨は空いていた夏朝の隣の席におさまる。
「僕は木天蓼大学の文学部に通ってて」
近況報告が続いているようだ。いまは夏朝の話をしているらしい。
「僕は作家とか目指して勉強中だよ。専業……は難しいし、就職しての兼業を目指してるんだ」
絵本作家か小説家になりたい、と夏朝は語り、手帳にスケッチした今日の美和ちゃん先生と黒崎先生の絵もみせてくれた。可愛らしいタッチの絵だ。どことなく、夏朝がいつも手に嵌めている猫パペットに似た雰囲気もある。
「すごい……上手ね」
美野梨は感心してその絵を覗きこむ。夏朝は謙遜して、
「さすがにこっちは仕事にできるほどの自信はないけど、思い出を残しておきたいな、って思ったんだ」
と言ったが、美野梨の目には充分通用しそうに見えた。
「夏朝さんと夏夜さんは、一緒に暮らしているの?」
「そうだよ」
「マタ大のキャンパスでときどき一緒にいるのを見かけるわ。ふたりは同じ学科だったかしら?」
ううん、と夏夜が首を横に振る。
「僕は芸術学部で写真を専攻してる……写真家目指して勉強中、だね」
たしかに夏夜の手には、小ぶりながらもその道の人たちから信頼の厚いデジタルカメラがあった。
「今日の様子も撮ってくれているの?」
「うん……式場の専属のカメラマンさんもいるだろうけど、僕も思い出を残したくて。新郎新婦に聞くのも、と思って、あずさ理事長に撮影してもいいか聞いてみたら、ぜひにもって言ってもらった。欲しい人がいたらあとで印刷して送るね……」
「夏夜さんの写真なら、きっとすてきに違いないわね」
美野梨はそう言ってグラスを傾け、上品な香りのするシャンパンを味わう。
「それにしても、失恋の話ばかりしていた美和先生が黒崎先生と結ばれるなんて、あの頃は考えもしなかったわね」
「うん……」
「たしかに……」
うなずきあう夏朝と夏夜。お酒は飲めるようになったけれど、ほどほどを心がけているらしく、甘めのサワーを自分のペースですこしずつ飲んでいる。
「……恋愛って化学反応にも似ているのかしら?」
異なるふたつの物体が、なにかのきっかけで反応しあい、意外なかたちへと姿を変えてゆく……美野梨は周囲の笑顔を見回しながら、人のつながりの不思議さを思う。
「神野さんはどうなの?」
と、夏朝が尋ねた。
「私? なに? 恋愛?」
「まあいろいろ……近況とか」
「そうね……私は大学の授業やサークルでの研究が忙しくて、恋愛どころではないってかんじ」
「研究が恋人?」
「そんなところね」
研究が恋人、というのは真実だ。しかしながら、思うところがないでもない。
(彼は……どうしているかしら?)
研究をしていれば幸せだけれど、ときどき人恋しいこともある。
美野梨はしばらくグラスを揺らして、なかのシャンパンが波のように揺れるのを見つめていた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
NPC交流
定員
20人
参加キャラクター数
14人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2025年11月07日
参加申し込みの期限
2025年11月14日 11時00分
アクション投稿の期限
2025年11月14日 11時00分
参加キャラクター一覧
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