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そのままふたりは『ザ・グレート・タージ・マハル』へ足を向けた。
おや? と真遠は思った。しかも二度も。
道路を挟んだ向かいに、見慣れぬ飲食店ができている。店先のスピーカーからはインド音楽風味付けの、しかしデジロックな肌触りのハードコアテクノが流れており、ぎらぎらとまぶしい黄金の看板もあいまって、どうにも下品な印象があった。真遠としてはできれば遠慮したいタイプの店だが、今日がオープンなのか行列ができていた。これがひとつ目の「おや?」だ。
もうひとつの「おや?」は、『ザ・グレート・タージ・マハル』のドアを開けると、店内はしんと静まり返っており、誰の姿もなかったことである。まさかまだ準備中かと思ったほどだ。
「いらっしゃ……
おわっ! 文梨みちるさん!
ほ、本物ですか!?」
前掛けにコックコートの
野菜原 ユウ
が、出てくるなり目を丸くしている。
無理もない。突然目の前に有名人、このごろメディアにひっぱりだこの敏腕弁護士兼タレント兼著述家が登場したのだ。ユウの驚きも、真遠には理解ができた。
「あ、そうか。文梨は株式会社プロムナードの顧問だけど、昼の店に顔だすのは初だっけ」
「顧問は顧問だけど『副顧問』ね。あと、ハイイド氏のいるときは何度か来てるから。しっかりしてよ、『正顧問』」
とみちるは真遠にだけボソッと告げて、笑顔でユウに握手を求めた。
「はじめまして、野菜原くんよね? なかなかタイミング合わずじまいでごめんなさい。文梨です」
「こここ、光栄です! いつも見てます!」
手を握りかえすユウの体は電気ショックを受けたように震えている。
「こちらこそ、いつもハイイドさんから聞いてます。優秀な社員が入ったって」
「優秀なんてそんな、いやぁ~」
ユウは、さっきまで硬直していたのが嘘のように、今度はトロトロに溶けだしていくように見えた。
ふたりは奥のテーブルに腰を下ろした。窓越しに見えるのは、さきほどの新店舗の派手な行列。対称的に、こちらは静けさばかりが目立つ。
「野菜原君、今日、お客さんは?」
真遠が周囲を見回してたずねる。
ユウは一瞬言いよどみ、しかし観念したように肩を落とした。
「実は……おふたりが、今日初めてのお客様っす」
「えっ」
「昼どきに、うちでゼロなんて、これまでなかったのに……むかいのあの店がオープンしたせいですかね。しかもあれ、全国チェーンのナントカファンタスティカグループ系列の店っすよ。宣伝費も派手に使ってるみたいで」
苦笑いを浮かべるユウの顔には、いつもの明るさがなかった。
なるほど、と真遠は思う。これはかなり深刻かもしれない。町の小さな名店が、派手な大資本に客を奪われるのはよくある話だ。だが、目の前で起きると胸にこたえる。
だがそのとき。
がらがらっ、と店のドアが開いた。
「おう、ユウ坊いるか!」
「今日はこっちで食おうかと思ってな!」
「雨降って遅くなった。すまんすまん」
常連らしい年配の客たちがどやどやと入ってくる。五人もの集団だ。傘を手に、濡れた靴を踏み鳴らしながら、口々にユウに声をかけていた。
「週に一回はここのカレー食わねえとな」
「ユウ坊のガールフレンドは今日は学校かい?」
などとまあ、お節介ではあろうが賑やかなのはまちがいない。
「あれー? 今日音楽かけてないのー?」
老人のひとりが言った。
「はいっ! ただいま!」
目をウルウルさせながらユウが、オーディオのリモコンを手にするのが見えた。
本物のインド映画のサントラだ。リズミカルでダンサブルでなによりも楽しい。詳しくはないものの、これこそインド料理店のBGMだろと真遠は思う。音楽とともに、冷たく静まり返っていた店内が、一気に熱を帯び活気づく。
内心ほっとしつつ、注文を取りに来たユウに真遠は話しかけた。
「ライバル店出現ってったって、気を落とすな。熱心なファンはいるじゃないか」
感極まったのか深くうなずくユウに、「本日のお勧め『初夏のオクラカレー』のセットをひとつ、中辛で」と真遠が告げると「私も同じ」とみちるが言葉を継ぐのである。「ただし極辛ね」
「え……大丈夫か」
「私、辛い料理大好きだよ。知らなかったっけ?」
やがてカレーが運ばれ、真遠はスプーンを手にした。きれいにカットされたオクラとともにひと匙口に運ぶ。
……!
一拍おいてくる辛さだ。口内が熱い。痛いくらいに。でも美味い。ひたすらに美味い。凝集されたスパイスのエッセンスが、肌に清涼感を運んでくる。
真遠が「うーん、さすがの辛さ……」とうなる横で、みちるはさらりと極辛を平らげながら言った。
「そういえば、プロムナードの方も最近ちょっと騒がしいのよ」
「騒がしい?」
「新人が入ったんだけどね、色々な意味ですごい子。まみ子さんとは過去の因縁があるみたいで、もう火花散らしまくり」
「あいつとやり合える新人ってのも、すごそうだな」
いまだ女子中学生に見えるが中身はどオタクのまみ子と対等にバトルできるとは、どんな妖怪変化なのやら想像もつかない。
「それだけじゃないの。四月からもう一人入った新人キャストを交えて、どうやら三角関係っぽくなってて……」
「三角関係?」真遠は思わずスプーンを止めた。「なんかドラマだな」
「でしょ。こっちのカレー屋も波乱含みだけど、あっちも負けてないってわけ」
中辛でもじゅうぶん辛いオクラカレーを食しつつ、真遠はうなるのである。
カレー店にはライバル店登場、キャバクラのほうにも紛争の種あり、ときたか……。
これはどうも、波乱含みの夏になりそうだ。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
桂木京介
シナリオタイプ(らっポ)
ゴールドシナリオ(200)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
オールジャンル
定員
5人
参加キャラクター数
5人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2025年08月13日
参加申し込みの期限
2025年08月20日 11時00分
アクション投稿の期限
2025年08月20日 11時00分
参加キャラクター一覧
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