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寝子島高校
Tomorrow never knows
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終了の合図と同時に、教養学部の廊下に人の流れの大河が生じた。まるで混雑駅のラッシュ光景、何百人という学生が一斉に教室から吐き出され、流れは次々と枝を合わせながら膨れあがっていく。
駅の朝とちがうのは、顔ぶれが老若男女ではなく、ほぼ十八、十九、せいぜい二十代前半までの若年層に限られているというところだ。しかも大半は男性で、女性の姿は三割にも満たない。
入学したての四月には、その光景に圧倒されたものだ。日本中からエリート中のエリートが集まっている──これが東京大学の昼休みなのかと。
だが六月にもなれば、さすがに慣れる。
八神 修
は友人たちと肩を並べ、駒場キャンパスの中央食堂へ向かう人の流れに自然と溶け込んでいた。
吹き抜けの広いホールにはすでに行列ができ、カレーやラーメンの匂いがむっと立ちこめている。食券機の前で小銭を探して列をせき止める学生、丼飯を山盛りにしたトレーを抱える学生、遠くからは地方訛りの混じった笑い声が響き、近くでは食器のぶつかる音がちぐはぐな音楽を奏でていた。空席を探してうろうろする姿も少なくない。
修たちは運よく空いているテーブルを見つけ、陣取った。
「ゴーヤチャンプルにオクラにキャベツに……八神、また草ばっかじゃん」
正面に座った
佐伯 啓(さえき・けい)
がニヤニヤする。三重県の進学校出身で、修と同じく『名門組』には属さない。人懐っこく、すぐ友達ができるタイプだ。
「いや、タンパク質も好きだよ」
思わずそう返すと、横から別の声が「言い方」と茶化した。岡山出身の
小山田 和生(こやまだ・かずお)
、彼は出身校初の東大合格者だという。
笑いが起こり、修もつられて口元をゆるめる。入学三ヶ月目、最高学府の空気にはまだどこか緊張がある。こういうやりとりに救われているのはたしかだった。
──高校での経験が生きている。
寝子高は、人と人との距離を縮める高校だった。いまになって、そのありがたさを実感する。
逆に、と修は食堂の奥、壁際のテーブルに陣取っている一群に目をやった。
あそことの距離は、どうにも埋まらないな。
東大というのは日本中の才子が集まり、オープンで活発な交流がある学び舎だと思っていた。寝子高がそうであったように。
もちろん、その予想は一面では正しかった。
けれど、そうでない現実もあった。
決まったテーブルに固まる集団は、学生のあいだで『名門組』と呼ばれている。全員が東京の最難関レベル私立・国立高校の出身者だ。麻丘、成開、國駒の御三家を筆頭に、武祥や海条の出身者を交えている。数少ない女子メンバーでさえ桜陰だ。
同じ高校や進学塾で顔を合わせてきた者が多く、入学前からすでに交友関係ができ上がっていた。入学式の時点で、すでに「彼らの輪」は完成していたのだ。実は座席順まで高校ごとに分かれているらしいが、細かいところは修も知らない。
昼食時、どれだけ混雑しようとも、彼らは当然のようにその「定位置」を占拠する。事情を知らぬ新入生がうっかり腰を下ろせば、冷ややかな視線に追い詰められ、数分と持たずに立ち去る羽目になる。
いまもまた一人、勘違いした生徒が追い出されるのを見て、佐伯がつぶやいた。
「国立大だからさ、ああいうの、ないと思ってたんだよな」
味噌汁をすすってつづける。
「私立の大学、ほら、椎応とか早稲ノ田とかだったら、小学部や幼稚舎からのグループが幅を利かせてて、外部からの入学組を見下すって聞いたことあったけど……」
名門組は、出身高校だけをパスポートにした独自のサークルを形成している。OBから連なるネットワークは就職活動でも強力に機能し、スタート地点からして優位に立てるのだという。東京大学の卒業生なら初年度から年収八桁に到達する者も珍しくはない。だが名門組に属する者は、その倍、三倍に届くのが当たり前だ──そんな噂すら耳にしたことがあった。
修はコメントしない。肩をすくめただけだった。
そういえば入学前のオリエンテーションで、たまたま隣に座った男に声をかけられたことがある。出身を尋ねられ、「寝子島高校」と答えると、彼は「へえ、あの名門の」と鼻先で笑った。
そのときは「名門」という言葉と、冷笑の響きがどうにも結びつかず戸惑った。だがすぐに気づいた。
彼の意味するところは、「何年かに一度、東大合格者を出すような地方の『名門』」だったのだ。小馬鹿にした皮肉にすぎない。
たしか彼も成開か麻丘の出身で、いまもあのグループの一角に座っているはずだ。
名門組という呼び名も、そうした彼らの癖から生まれたのだろう。自分たちを本当の「名門」と自負し、他をカギカッコつきの『名門』と呼ぶ。──俺たちとお前らはちがう、とみなしている。
世間一般からすれば、東大生はすべて同じに見えるだろう。一様に輝いて見えるかもしれない。
だがこれが現実だ。輝きは否定しないが、その明度には差がある。
そういうものか、と修は自分に言い聞かせてみる。
けれど、そう思おうとするほど、胸の奥にじわりと反発が芽生えるのも事実だ。
ここで飲み込むだけの学生生活にしたくはなかった。苦い現実なら、なおさら。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
桂木京介
シナリオタイプ(らっポ)
ゴールドシナリオ(200)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
オールジャンル
定員
5人
参加キャラクター数
5人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2025年08月13日
参加申し込みの期限
2025年08月20日 11時00分
アクション投稿の期限
2025年08月20日 11時00分
参加キャラクター一覧
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