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幸運?の青いバラ
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「よかった、怪我はないか? 全く心配したぞ」
「いや、みんな揃ってなんかの遊びかと思ってさー!」
鎖を解く修の言葉に、十一が髪を書きながら答えた。次いで、美咲紀とミゾレも解放される。幸いにも、その場の全員の中に大きな怪我をした者はいなかった。
「うーん、やっぱり自由が一番! あれ?」
美咲紀は深く深呼吸すると、今まで縛られていた腕を思い切り伸ばして伸びをする。あらためて、花の香りを胸に取り込もうと空気を目一杯に吸い込んだが、ふと、先程までとは違う空気の変化に気がついた。
「あれれ? 花たちは?」
美咲紀の突拍子な言葉を皮切りに、空気の変化は次第にその場の人々に伝播していった。皆がそれに気づき、目を見開いた時には、全ての片がついており、夢から覚めたような心地できょとんと刮目している者も少なくなかった。
美咲紀の、その場の全員の視界には、いつの間にか、当たり前の倉庫の姿が広がっている。そこに、青々と茂る植物の姿は、全く見つからなかった。
あまりに唐突な異変の幕切れには、元通りの倉庫を取り戻したいと奮闘してきたものの、口が開いてしまう程に拍子抜けしてしまった。今の今まで倉庫に生い茂っていた植物は、知らぬ瞬間に、その面影すら残さずに全て消えてしまった。ただ残されたのは、土産としてバケツに摘まれた切花や果物くらいのもの。倉庫の元通りの姿は、これほどに殺風景なものであったかと錯覚を覚えるほどであった。
異変の終結を聞いて、誰もが、ハナネコの存在を思い浮かべたことだろう。それが本人の意思であったのかはともかく、自分たちをかき混ぜるように翻弄してくれたハナネコ。それもこの異変のように、儚く揺らいで消えてしまったのだろうか。
「あのー」
「ん?」
刈った雑草すらも消えてしまったが、これまでの疲れでテーブルに腰を下ろしていたジェームズのもとに、美咲紀がやってきた。その影に何かを持っている。ジェームズが首をかしげると、美咲紀は微笑みながら、服の影から手を出してきた。
「これ、そこに落ちてました。一応、第3倉庫の管理人と聞いたので……。大切にしてあげてくださいね?」
花瓶があるのかどうかすら怪しい元の第3倉庫の様相を見て、美咲紀が付け足して微笑みかける。ジェームズは一瞬だけ目を見開き、その後、何かを悟ったように礼を述べ、それを受け取った。
それは、深く淀みのない青をした、一輪の青いバラだった。
「今日は、なかなかいいものが見れたな」
ハナネコ。植物屋敷。花粉で暴徒と化した者たち。本日だけで実に沢山の情報を得ることができた。神魂に関する無数の情報。本当に来てよかったと思う。
それらすべてが、神魂の影響による産物なのだ。ろっこんとは一体なんなのか。その答えにまた一歩近づけたというもの。
歩道橋の上から第3倉庫を遠目に見つめ、青年は考え、微笑んだ。どうやら倉庫は、もう元に戻ってしまったらしい。
「まぁ神魂のデータも取れたし、めでたしめでたしってことで」
その正体を本当の意味で誰にも明かさぬまま、第3倉庫を背に、刻人は淡白に微笑んだ。
花粉を吸って暴走した者が襲いかかってきたことも何度もあった。例えば、鎖をスーツにあしらっていた背の高い男とか。その時には、素知らぬ方向へとやってやりすごしたものであったが。
それでも、収穫はあった。とても大きな収穫だ。
「本体を捕まえられなかったのは、ザンネンっちゃザンネンかね」
肩をすくめた瓢が、しかし手にしている小ビンを振り、中身を確認しては堪えきれずににやついた。無駄足などはゴメンである。黄色い粉末。人を錯乱させ、嗜虐の本能をむき出しにさせる、魔性の花粉。
量は少ないが大事に使えばいい。きっと、瓢の望みであり目的の一助になってくれる事だろう。
「さぁて、こいつを、一体どういう風に役立ててやろうかよい♪」
要は組み合わせだ。瓢の今まで集めてきた破壊の因子と組み合わせれば、きっと、今までに見たこともないような破壊に巡り会える。あたかも昔を思い返すかのような濃厚な予感を胸に、瓢はニヤつきながら帰路についた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
tsuyosi
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
冒険
SF・ファンタジー
動物・自然
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年12月25日
参加申し込みの期限
2014年01月01日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年01月01日 11時00分
参加キャラクター一覧
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