this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム /
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
ふたりでパフェひとつきり
<< もどる
1
…
6
7
8
9
10
つぎへ >>
【ホワイトミルクな一日】
ううむむむと
倉前 七瀬
は、半ばニラむように店先のPOPを見つめます。興味深いワードがいくつも踊っているのです。
「パフェ、いいですねえ。食べたい……けど、カップル限定? はー、そういうのが流行ってるんですか。へえ~」
パフェテリア『ブリック』の店構えは実にオシャレ。ちょっぴり気おくれしてしまいますけれど、大丈夫。窓からお店をのぞけば、放課後の学生さんから買い物帰りの主婦までお客はいろいろですから、気にすることはなさそうです。
けれど問題は、今日のパフェメニューはなんだか『カップル限定』であるらしいことでして。
「パフェは食べたいですけど、ふーむ。カップル……うーむ」
SNSの海にポンッと生まれたらしいムーブメントは、この時代においてまたたく間に広がり、席巻するようです。現にお客の学生さんたちはほとんどがふたり連れで、大きなグラスにてんこもりのクリームやらフルーツやらをにこにこ笑顔が楽しんでおりました。
七瀬はけっしてミーハーなほうではないけれど、思い浮かべてしまう顔がありました。ぽわぽわぽわん。あのさらさらの金髪や涼しげな青い瞳を思い出さずにはいられません。
でも、カップル? ちょっと違うかも。パートナー? なんだか堅苦しいカンジ。お友だち? 間違ってはいないけれど……だったらなんだろう、僕たちの関係は?
「ふむ」
まあ、なんでもいいのかも。七瀬はそうとも思います。うむ、とうなずきます。七瀬にとっていちばん、いっしょにパフェを食べたい相手は誰なのか、と、それだけのハナシなのですから。
答えが七瀬の中に定まったところで、
「こういう時、偶然ばったりお店の前で出会ったり、なんて。思ったりして……」
「誰とだい?」
くるり、振り向きました。おどろきもあり、嬉しさもあり。なんだか、そんな予感はしていたのです……彼はいつだって、七瀬のいてほしい時にいてくれましたから。
「ウォルターさん!」
「へえ~、パフェ? いいねえ、ちょうど甘いものが食べたかったんだ」
ウォルター・B
のひまわりみたいなにっこり笑顔に、七瀬は弾むように言いました。
「奇遇ですねえ。僕といっしょに、パフェ。食べませんか?」
甘味もいいけれど、今は夏。暑いです。せっかくなので、冷たいアイスクリームをあしらったパフェを選びました。
「おお~、これが『ホワイトミルクパフェ』……!」
「真っ白だねえ」
「それに、大きいですねえ」
「ふたりでひとつだからねえ」
まるで雪原にならぶ雪だるまみたい。ミルクアイスにミルクプリン、白玉にナタデココ……純白のコラボレーションはなんともさわやかで、見ているだけで涼しくなってきます。
「おっと、のんびりしてたらアイスが溶けてしまいます」
「食べようたべよう」
そろってアイスをひとすくい、ぱくぱくり。
冷たいアイスは口の中で溶けて、身も焦げるような外気に疲弊したココロもカラダもひ~んやり、癒してくれました。おいしい!
「こっちのミルクプリンもおいしいですよ、すっきりした甘さで。ほら、食べてみてください」
「うん? どれどれ」
七瀬がぷるぷるの純白プリンをスプーンにすくって差し出すと、ウォルターさんはそれを当たり前のようにぱくり。明るい顔がさらにぱあっと輝くのが嬉しくて、七瀬はせっせと彼の口へアイスにプリンに白玉にと運びました。あっという間に、にこにこにっこり。
「いやあ、美味しいねえ。たまにはがっつりいくのもいいもんだ」
「そうですね。パフェかあ……こういうの、家でも作れないかな」
ふと、そんなことを考えました。七瀬も時おりお菓子をつくりますし、ウォルターさんといっしょにつくったりもします。自宅でいっしょにパフェづくりなんて、もしかして、すんごく楽しいのでは?
ウォルターさんもなにやら乗り気なようでして、
「おうちパフェ、とか聞いたことあるなあ。あ、ほら、調べたらレシピがたくさん出てきたよお」
「おお、豪華……! あ、そうか、材料はいろいろとアレンジができますよね。このレシピではチョコフレークを入れたり、こっちのは紅茶風味のパンを乗せたりしてて」
「市販のカステラを敷きつめる、なんてのもあるね。これはこれで美味しそうだ」
アイディア次第で、じゅうぶんに『おうちパフェ』を楽しめそうです。七瀬の頭の中にだって、早くもいくつかレシピがほわりと浮かんでおりました。
もちろん、ひとりでつくるにはちょっぴり味気ないことでしょう。
「よかったら、今度……いっしょにつくりますか」
「いいねえ、なに入れようか? レモンパフェなんてのもできるかなあ」
パフェに合いそうな材料がぽんぽんと飛び出して、夢が広がります。
もちろん、目の前のホワイトミルクパフェを楽しむことも忘れません。
「ああ、ここ溶けちゃいますよ! 食べてください、ウォルターさん。ほらほら」
「あ~~~ん。うん、美味い!」
ふたりでパフェひとつ。なんて素敵。おうちパフェをするときもぜひこのスタイルで、と七瀬は心に決めました。
<< もどる
1
…
6
7
8
9
10
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
ふたりでパフェひとつきり
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
NPC交流
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2025年08月05日
参加申し込みの期限
2025年08月12日 11時00分
アクション投稿の期限
2025年08月12日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!