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ふたりでパフェひとつきり
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【ナイトプールでパフェひとつ】
「……まさか、あたしもやるの?」
「きみだから、かな。ひとりじゃ気恥ずかしくてな、ははは」
照れくさそうに笑う森谷 錠を、なんだかかわいらしいかも……? なんて思ってしまったのが運のツキ。いえ、これも転機でしょうか?
水槻 清恋
もぽわん、と思わず頬を赤くしました。
「まったく。もう……34の女になにをやらせるのよ。もう……!」
「そんなの関係ないさ。きみとこうしたかったんだよ。ほかの誰でもなく」
ぽわぽわ、ぽわん。
ふたりの目の前には、『生チョコキャラメルマキアートパフェ』がどど~~~ん!!
8月上旬、寝子島のいっちばん暑いころ。
ぎらぎらなネオンライトにぱしゃぱしゃ、静かな水音。とあるビルの屋上にて、その夜、清恋はナイトプールが灯すビビッドな紫やら青やらピンクに照らされておりました。
ナイトプールだなんて、と最初は少し思いましたけれど……軽薄でチャラついてウェーイなパリピたちの巣窟かと思いきや、これが案外穏やかで、むしろどこか静謐な空気さえも感じます。ズンチャカ鳴るBGMも控えめでちょうどよい音量だし、なんだか身体が自然と揺れてしまうくらい。
「な、悪くないだろ?」
清恋をここへ誘った錠とは、セフレ……以上、恋人未満。そんなカンジ。微妙な距離感が心地よくもあり、もどかしくもあり、といったところです。近頃はどちらも忙しく、会うのは月に二度ほどに落ちついていますけれど、ちょっと物足りないかな? と思うくらいがおたがい、ちょうどよいのかもしれません。
「よく来るの? こんなところ」
「たまにね。息が詰まりそうな時にはさ。人の群れでごったがえす市民プールやらテーマパークじゃあ晴らせない感情を、この荘厳な水の神殿で発散するというわけ」
「大げさね。どこの誰の受け売りかしら」
「ははは、ごもっとも。ここのオーナーだよ」
高給取りの会社役員、遊び慣れた彼は顔も広く、こうしたスポットもよく知っているのでしょう。どこかまだ浮ついた気分の清恋とくらべて、実に落ちついています。
片やカタブツの警察官。なんだか不思議な取り合わせだと、清恋自身も思わないこともありません。
「そんな言葉で誘うのね。わるい男」
「心外だなあ、俺はきみひとりを見てるってのにさ」
今はね、と彼は言いませんでしたけれど。過去にはきっと清恋にも話さないような、話題にも上らないような恋人やセフレだっていただろうことは想像に難くありません。それを気にする清恋ではありませんけれど……だって彼はたまに顔を合わせてはたがいの溜まった欲求を満たすだけの、それだけの関係なのですから。
それだけ……そう、思うのですけれど。
「ふふ。まあいいわ。たしかに思ったよりいい雰囲気だし、いい気分転換になりそう」
「気に入ってくれて嬉しいよ。それで、もののついでにちょっと、きみに頼みたいことがあってさ……」
「頼みたいこと?」
ふと浮かべた表情がなにやら新鮮で、いつもの精悍さや自信に満ちた顔とはかけ離れた、頬を朱色にした彼がなんだかかわいらしくて。
「いいわよ。私にできることなら」
そうして冒頭のシーンへと戻る、というわけです。
「俺と、パフェを食べてくれないか?」
聞けばねこったーやニャンスタグニャム、その他SNSにて『ひとつのパフェをふたりで食べる』ムーブメントが話題なのだとか。たしかに錠の見せてくれたスマホの画面には、仲のよさそうなカップルやら友人同士やらが、ひとつのカップにスプーンふたつ、大きなパフェをシェアしている写真が多数投稿されておりました。
もっとも錠としては、そうした流行に乗っかりたいというわけではないようですけれど。
「まあ、ここのプールでもその流行りに乗じて、パフェをメニューに加えたわけだけど」
「ええ」
「別にひとりで注文できないわけじゃない。気恥ずかしいけどね、断られるわけじゃない。ただ……」
「うん。ただ?」
「その話を聞いた時、真っ先に思い浮かんだのが、きみの顔だったから」
真っすぐに見つめられながらにそう言われて、清恋の顔にはますます赤みが差していきます。
「じゃあ……食べようかしら?」
「ああ、いっしょにね」
というわけで注文したのが、生チョコキャラメルマキアートパフェ。
「いっしょに……こ、こうかしら」
ふたりのスプーンがそろって、ひとすくい。ぱく、ぱくり。
「あ。おいしい!」
てっぺんのソフトクリームに回しかけられたキャラメルソースの甘さ、コーヒーのほろ苦さがベストマッチ! いくつもの層になっていて、下のほうには濃厚プリンがぷるぷるんと連なっています。味も食感も楽しくて、清恋は思わずぱくぱくぱくん。
ふと気が付くと、クリームとプリンをひとすくいにしたスプーンが差し出されていて、
「ほら。あ~ん」
「……あたしにそれをやらせるの?」
「言ったろう? 俺がやりたいんだよ、ほかの誰でもなく、君とね」
ますます紅潮してゆく頬の熱さを感じながら、控えめに口を開けて、そろりそろり。ぱくり!
「顔から火が出そう」
「大丈夫。俺が消してやるさ」
口元についていたらしいクリームを彼は指ですくい、ぺろりと舐めました。
実は甘党だったという彼。
清恋の夜は実に甘く、熱く、激しく盛り上がったということです。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
NPC交流
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2025年08月05日
参加申し込みの期限
2025年08月12日 11時00分
アクション投稿の期限
2025年08月12日 11時00分
参加キャラクター一覧
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