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流したてのコンクリの上を猫が通らぬ様に見張るだけのお仕事です
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猫好きの丸田さんのオーダーは、猫達を傷つけないというものだった。
逆に言えば、その条件とコンクリートさえ守られていれば、15名いるメンバーで自由にローテーションを組め、暇つぶしに何をしても構わないという気楽なバイトでもあった。
バイトに応募した者達は有志でローテーションを決めてはいたが、一旦は必要経費を受け取るため、そして一緒に “作業” をするため集合していた。
「うん? おかしいのう……2名、まだ来ておらんぞ?」
仲間の点呼を取っていた駒鳥は、キョロキョロと辺りを見回した。
最初は人手が必要な作業があるから、ローテーション関係なく、全員が集合する手筈だったのだが。
「骨削が来てないな」
現場に現れない、
骨削 瓢
を思い出して、刀は溜息を吐いた。
刀はこれまで瓢に、何度と無くたちの悪い悪戯を仕掛けられている。
「ふん、またコソコソと悪巧みでもしてるんだろうさ」
いまやめずらしい古式ゆかしいスケバン、
桜崎 巴
は読めているぞ、と唇の端を吊り上げる。
「けど今回ばかりは、邪魔者は見過ごせないねえ?」
巴は万が一、猫が通っても足跡がつかないよう、予めプラベニ板やブルーシート等でコンクリの上を養生し、駐車場を完全防御する計画を立てていた。
「頭いいよな! プラベニで蓋する作戦、俺も一口乗るぜ。手持ちの五千円の半額ぐらいは協力するぜ」
暑さにも負けない元気な声で、
山田 勘三郎
も巴の作戦を後押しする。
勘三郎は残り半金で、ごっついウォーターガンと、給水用のバケツを購入するつもりだ。
実は猫が苦手な勘三郎は、心の安寧のため、猫避けとしての道具は必須だった。
「水で脅かしてやりゃあ、猫に近づかなくても追っ払えるからな……」
低く呟く声が、真剣な面持ちが、これから戦場に赴く戦士のそれだ。
「私も飲み物代だけは、手元に残させて頂きますが、残りはどうぞ資材に使ってください」
綾辻 綾花
も、巴の作戦に乗ってくれた。
にこりと微笑む綾花は、猫が大好きな少女だ。
大変な暑さの中だが、猫とのふれあいもまた楽しみ。ローテーションでも夜行性である猫との出会いが増えそうな、深夜帯に立候補していた。
「成功すれば3万円……。大きいですよね。3万円もあれば電気、ガス、水道代を支払っても、残ったお金を来月の支払いに回せますね。今月は暑い日が多くてクーラーの電気代が高くなりそうなので、絶対に成功させないと!」
唯一の肉親である祖母が天に召されてから、天涯孤独の身となってしまった
塔ヶ崎 璃亜
も、胸に下げたクロスを手に成功を祈った。
「その為にも協力は惜しみません。私の分の必要経費も、使ってください」
「僕の分も、全額使っていいよ」
夏朝も食事など必要な分は、自費で補うつもりだ。
「俺のもカンパするぜ! 難しい計算とかは、ちとアレだけど。敷くのは力仕事だし、バッチリ手伝うぜ」
轟は快活な笑顔と共に、力瘤を作るマネゴトをして見せる。
「俺も、そのつもりだ。失敗して、皆の頑張りを無駄にしたくないしな」
刀も、頷く。余ったら夜に備えてライトを買おうと思ったが、どうやら丸田さんの駐車場の周囲は、人が居ると自動的にライトがつく仕組みだったので、その必要はなさそうだ。
瓢の悪巧みに警戒し、丸田さんから事前に必要経費の5000円を預かっていた修が、賛同してくれた人の分の経費を資材代を、前払いしてくれていた巴に手渡す。
「ああ、確かに頂いたよ。何事も、事前の投資が重要さ。投資を惜しまず、成功報酬はしっかりいただいてやるよ!」
巴は丸田さんに、前日のうちに届くよう発注してあった素材を確認した。
「かさばるから、庭に置いているよ。あれは何にするんだい?」
庭の一画を指差す丸田さんに、修は作戦を説明した。
「あれはプラスティック素材のベニヤ板です。あれをガムテープで繋いで、コンクリートの上に被せて更にシートで覆い、端を固定して隙間も埋めれば、万が一猫が上を通ったとしても、コンクリートを綺麗まま保つ事が出来るはずです」
「なるほど、経費をそう使うんだ。考えたねぇ」
そこからは皆で協力して、繋いだプラベニ板を流し込まれたコンクリの上に敷き、猫避けの養生をする。
どうしても歩くスペースが確保出来ない場合は、駒鳥が業者さんに頼んで借りてくれた、アルミスリッパー(かんじきのようなもの。体重が掛かっても足跡がつかない)を履いて作業を進める。
駒鳥にいたっては、支柱を等間隔に立て、タコ糸を何十本も張るなどの念の入れようだ。
パールはそこと被らないように、周囲に水入り風船を設置。
真央は角ペットボトルを並べていく。
インターネットカフェ【眠り舎】
を根城にする、さすらいのフリーター、
暗道 忍
は産業廃棄物のCDを日当たりのいい場所に吊るしていた。
「ふぅ~ん、ネコの足跡をつけちゃだめねぇ……。報酬はそこまで気にしないが」
この仕事では、どんな経験が出来るかな?
忍の興味は、そこに尽きる。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
メシータ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年02月06日
参加申し込みの期限
2014年02月13日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年02月13日 11時00分
参加キャラクター一覧
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