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(恋≒友情+笑顔×喧嘩)×感謝+記憶=記念写真 ∴よろしく!
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梅雨の晴れ間。シーサイドタウン駅前広場では、多くの人が待ち合わせている。
けれど、その中で――解けない数式のような関係は、どれほどいるだろう。
早めに待ち合わせ先へ着いた
中倉 琉歌
は、ふとこの週末に開催されているイベントタイトルを眺めた。
(私なら……『後輩のふりした未練』、かな)
今も鮮明に覚えている。あの、唐突な告白をした4月――九夜山の
クリアドーム
で、
椎井 莉鳥
が口にした言葉。
――こんな私でいいのなら、改めてよろしくお願いするわね。
確かな距離を取りつつ、躊躇いながらではあった。それでも、莉鳥から『よろしく』と聞けるとは思わず、琉歌は動揺して……あるいは、真実を知る勇気がなくて『どういう意味で』とまでは踏み込めなかった。
(拒絶はされていない、ってことでいいよね?)
莉鳥は嫌なものに渋々従うようにも、流されるタイプにも見えない。
劣等感故か、自分を卑下する言葉使いは少し気になったけど、彼女は少なからず……ただの先輩後輩から脱却していいと、言ってくれたのではないだろうか。
(……それこそ、思い過ごしだよね)
普段は他人との距離感がバグってるとまで言われる琉歌でも、今回だけは違った。
相手の懐に遠慮無く潜り込んでる自覚はある。そうやって友達を作ることは、長所とさえ思ってる。……でもそれは、相手に対して無神経ということではなく、顔色や温度感を読むのが得意だったのだろう。
誰に対しても臆せずいられるのは、そこに『好かれたい』なんて願望がないから。ダメでもともと、波長が合えばラッキーくらいの考えと、嫌がらないよねという強気マインドは、莉鳥には通用しない。
奥底にある『嫌われたくない』は、いつもの調子で話しかけることを躊躇わせ、距離感を考えあぐねては二の足を踏んでばかり。
今まで失敗したって落ち込むことがなかったのは、恋をしている相手ではなかったからだ。まともな恋愛をしてきた試しもない琉歌にとって、前提の違う莉鳥に対しては、どうしたって臆病になってしまう。
どこまで近づけばいいのか、あるいはどのあたりで踏みとどまるか。全く距離感が掴めないまま、こうして月に1、2度の頻度で会うようになっていた。
この逢瀬が多いのか、少ないのか。世の『普通』がわからない琉歌にとって、今の状況は嘆くに値しない。
元々、同じ部活に所属していただけで、担当種目も違えば特別目を掛けてもらっていたでもなかった。接点は元より希薄。遠く憧れた目で見ていたあの頃に比べたら、莉鳥との関係は進展しているはず。
(進展……)
それが身体の近づいた距離を指すのなら、
キス
をした。
でもそれは一方的な気持ちの押しつけ。不意打ちを狙った悪戯にしてはタチの悪すぎるアレは、告白前にするものではなかった。今になって失敗だったと悔やんだところで、莉鳥の心証を良くすることは出来ないだろう。
いや、決して告白さえしていれば良かったと思っているわけでもない。そもそも琉歌は、莉鳥に後輩としてすら認識が乏しかった。どれだけ気持ちを伝えても、莉鳥にとっては『ほとんど知らない人』と変わらなかっただろう。
だから、キスをしてしまったがゆえに、心の距離は縮まらないのだと……半ば、諦めていたのに。
(や、縮まっているかはわかんないけど!)
どこかに出かけようと誘うだけなのに、勝手にデートと意識してかNYAINのメッセージひとつ作るのに時間がかかる。普通のメッセージならいくらでも書けるのに、誘いとなると断られたらと不安になるから、書いては消しての繰り返しだ。
そうしてやっと送れたと思ったら――アウトレットモールへはつい先月も行ったばかりだと、誘いのバリエーションのなさに落ち込んで。
(先輩、気付いてるかなぁ……)
今回は、偶然を装って『恋人の日』なんて超絶に浮かれたイベントに寄ろうという計画ある。だからこその目的地だけど、それに気付いたらどう思うだろう。
悩んでいる間にも、莉鳥はやってくる。時間に遅れこそしないけど、きっちりの到着なのも今の距離感を意識している証拠だろうか。
「椎井先輩、今日もありがとうございますっ! 先月買った服、どうです? 今日はそれに合わす感じで……」
もう気持ちも全部伝わっていて、今更取り繕う必要もないのだけれど。
今度こそ速度を誤らず、距離を見失わず――ゆっくりと2人の方程式を解いていくのだ。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
浅野 悠希
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
NPC交流
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2025年06月17日
参加申し込みの期限
2025年06月24日 11時00分
アクション投稿の期限
2025年06月24日 11時00分
参加キャラクター一覧
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