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そろそろ梅雨入りも近くなり、雲行きも気になる6月。
祝日だってないし、じめっとした空気はデートに不向きな印象を与えるけれど、
稲積 柚春
の胸は自然と弾んでいた。
(去年は恋人じゃなかったし、当日は平日だったからデートするのも難しかったけど……)
晴れて
ウォルター・B
と交際をはじめた1373年の今年は、『恋人の日』が土曜日。互いの休みも重なり、こうして近場のイベントも堂々と繰り出せるようになったことで、足取りが浮かれてしまうのを止められない。
「ワット、今年は全部回っちゃおうね。サムシングフォーもだよっ!」
「いいねぇ。それなら……日差しも強いから、これを貸しておくよ」
自分の被っていたキャップを柚春に被せ、残りは何を集めようかと笑う顔は、すでに宝探しを始めた少年のようで。
「……まずは新しいものっ! フォトフレーム、作りに行こう」
楽しみだなと笑う傍らで、胸の鼓動が速度を上げる。
いくらイベントの一種とはいえ、彼がサムシングフォー集めに協力してくれるのは、少なからず結婚という未来を考えてくれるような気がしたのだ。
(なんて、そんなことを言えば重いかな)
まだ付き合ったばかり。でも、両思いとわかってから1年以上も待ったのだから、意識くらいはして欲しいと思うだけならいいだろうか。
きゅうっと腕に抱きついて、様子を窺うように彼を覗き込む。
「ここのフォトフレームは、素材を探すところかららしいねぇ」
星ヶ丘の教会は森の入り口に建っていて、その敷地内に素材が隠されているらしい。わくわくするウォルターは柚春の心の内など気付かないように歩み進めるけれど――遠目に見えてきた教会を見上げると、僅かに照れたような顔で「楽しみだね」と笑うのだった。
無事に素材を集め終われば、2人で意見を出し合って並べていく。
途中、ウォルターの『何か』が発揮されやしないかとヒヤヒヤした柚春によるアシストもあり、どうにかフォトフレームは納得のいく形で出来上がった。
色のグラデーションや素材のアシンメトリーな配置。2つで1つになるようデザインしたフォトフレームは、当然まだ写真が入っていない。
「せっかくだから、写真も撮りたいよね」
「アウトレットにフォトスポットがあるんだっけ?」
「違うデザインもあるんだろうけど、そこは去年撮ったし……そうだ!」
スマートフォンを取り出して、セルフタイマーで教会と1枚。ふふりと笑った柚春は、これからのデートコースを提案する。
「ゴールは海浜公園。そこまでに、どっちがいい顔の恋人を撮れるか勝負しない?」
もちろん2人で映った写真でもいいし、油断した瞬間でもいい。そうして最後に、アウトレットの写真屋で現像して、フォトフレームを飾ろうと悪戯に笑う。
「そしたら、ワットのスマホも僕でいっぱいになるでしょ? ……ダメかな」
「いいけど……じゃあ、コツくらいは教えてよ」
言うが早いか、ウォルターは柚春の肩を抱き寄せ、さらに頬を寄せて真面目に自撮りのコツを確認し始めた。
どれくらい腕を伸ばすんだとか、ここからどうやって設定を変えるんだとか。勝負と聞いて手加減はしてやれぬとスイッチが入ったのかとも思い、柚春は突然の距離感に照れずアドバイスを試みようとする。
「……って、ワット! それ、動画!!」
「おやぁ、本当だねぇ。慌てふためく可愛い柚春が全部撮れたみたいだ」
悪戯に笑い返され、一気に恥ずかしさがこみ上げ「無効だよ!」と叫ぶも空しく。すでに動画は彼のクラウドに保存されてしまっていた。
あちこちで写真を撮り歩き、海浜公園で目当ての『イワシ占い』の列へと並ぶ。
どうして恋人の日に鰯料理なのかはわからないが、縁起を担いで悪いことはないだろう。
トマトソースとチーズを乗せてカリッと焼いた鰯ピザに、ゴボウなど根菜を混ぜて揚げた鰯団子。立ちながらでも食べやすいものが屋台には並んでいたので、ついつい手が伸びてしまった。
そして一緒に頂くのは、緑のワインに見立てた白ブドウの微炭酸。冷えてさっぱりした喉ごしが程よい脂の鰯にも合っていて、買いすぎたと思っていた品々は占いの順番が回ってくる頃にはすっかり食べ終えられた。
「ねぇ、ワットは……」
水槽に落とす餌を選び、2人で好きな位置へと促され水槽の周囲をゆっくり見て回る。
ニコニコと微笑む神父の前で、僅かな緊張感から柚春はウォルターに声をかけた。
「悪い結果が出ても、気にしないよ?」
「それは僕もだよ。こういうのは捉え方だと思ってるし、こうして未来の幸せを願えることが幸せなんだって」
だけど、と区切って柚春はしっかりウォルターを見据え、躊躇っていたものを振り切るように微笑む。
「僕はもう、我慢するのは止めるんだ。やりたいことも、ワットとの未来も手に入れる……ワットは?」
いつかの彼は『柚春の足枷になりたくないから』と告白を1度保留した。
もしかしたらこの先も、際限なく広がる未来に羽ばたかせようと、彼が遠慮することがあるのかもしれない。
「一緒にいることが何よりの幸せなんだから、僕は両方つかみ取っちゃう!」
「……それが柚春の選ぶ道なら、僕も負けてられないねぇ」
立つべき位置を決めて、水槽に餌をひとつまみ。
描かれる未来がどんなものでも――2人で歩く未来は、必ずこの手でつかみ取るのだ。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
浅野 悠希
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
NPC交流
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2025年06月17日
参加申し込みの期限
2025年06月24日 11時00分
アクション投稿の期限
2025年06月24日 11時00分
参加キャラクター一覧
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