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大学生活にも慣れた6月。
何やら気合い十分な
桜井 ラッセル
は、講義が終わってすぐにシーサイドタウン駅前広場を目指した。
大学は駅の裏手だから、急がなくても待ち合わせ時間には十分間に合う。そうとわかっていても、心の速さに足を引っ張られてしまうのは、
風の精 晴月
との約束だからだろうか。
いや、もちろんそれも十分な理由にはなるが――どうも、今日のラッセルが落ち尽きないのは、それだけではなさそうだ。
「あれー? ラッセル、早かったね!」
早いバスに乗ってきたのにと笑う彼女の可愛さに目が眩みつつ、ラッセルは走って乱れたわけでもないシャツを整える。それは、ある種の『牽制』だ。
(これでどう見たって、晴月のツレは俺だってわかる……よな!?)
鮮やかな赤に細い黒のストライプ。どれだけ人の多いところに居ても目立ちそうな色だが、2人の明るめの髪色になら合うだろうと、先日出かけた際に見立て合って、似たような色柄のトップスを購入したまでは良かったのだけれど。
いくら色柄がペアルックで仲を主張できるとは言え、同じシャツというのも味気ない。晴月には可愛い格好をして欲しいし、本人だって興味があるならなおのこと服装は楽しんで欲しい。……が、しかしだ。
「ったく……やっぱ、なんか羽織るモンも一緒に買ってりゃ良かったぜ」
フリル付きのクロップドタンクトップを着て、ヘソを覗かせる晴月はイマドキなのか無防備なのか。1人で外を歩かせるのは、どうにも落ち着かない出で立ちを前に、ラッセルは大きく息を吐いた。
「ええ~! これから暑くなるのに、羽織るの?」
「晴月は肌も白いんだから、日焼けとか……あと、冷たいもの食い過ぎて腹壊さねーように、とか」
ケラケラ笑えば頬を膨らませる彼女が、見た目通りに大人びていなくて良かったと安堵して。ラッセルは小さく詫びると、気を取り直してくるりと周囲を見回した。
「今からじゃ全部は無理かもしれねーけど、晴月は行きたいとこ決めてきたか?」
ここから近いのは海浜公園、次いでアウトレット。様々な場所でやっているようだし、キャットモールを歩いても面白いことがやっているかもしれない。
どうしようかと覗き込まれた晴月は、満面の笑顔を見せる。気付けばラッセルは手を引かれ、星ヶ丘方面へのバスに乗り込んでいた。
森の入り口に佇む、小さな教会。
木陰が涼しく、初夏の香りが舞う中で晴月は柔らかく微笑んだ。
「……ラッセルとね、来たかったんだ」
胸の奥が、期待と照れでそわそわと落ち着かない。それくらい意味深な笑みだから、イベントがあると知っているラッセルも二の句が紡げず、トントンと飛ぶように先を歩く晴月を照れた顔で見つめ返すしかない。
(フォトフレームを、作るんだよな……?)
聞いてしまえばいいのに、どこか今の空気を壊したくなくて。言い淀み、でもと手を取って――男ならと気合いを入れてみるけれど、先に口を開いたのは晴月だった。
「だって私は、好きだから」
捕まえられた手を包むように両手で握り返し、小さく祈るように額に当てる。
その仕草に惹かれるよう、ここが道の真ん中だということも忘れて、ラッセルは晴月を抱き寄せた。
「晴月、俺だって――!」
「物作りしてるラッセル!」
2人の声が重なって、暫しぱちぱちと瞬き顔を見合わせる。
勘違いしてしまったラッセルと、勘違いさせる気のなかった晴月と。すぐに互いの言葉の意図がわかって、声を上げて笑い合う。
「あはは、星ヶ丘の教会なんてキラキラした場所なのが悪いね」
無駄にドキドキして、妙に落ち着かない気分になってしまったけれど。教会の敷地内で材料探しに夢中になる頃には、宝探しのような気分で歩き回っていた。
そうして材料もほどほどに集め終わって、今2人は工作スペースの一角でスケッチブックを覗き込んでいる。
思うままにフレームを飾るのも捨てがたかったが、とりあえず完成形のイメージを描いてみようということになって、案出しの最中だ。
さらさらと鉛筆を滑らせるラッセルと違い、晴月は鉛筆を握りしめたまま。素材を見て、真っ白な用紙を見てと繰り返すばかりで、中々思うように進められない。
(ラッセルと『いいとこどり』しなくちゃ……!)
次第に唸り始めた晴月を見かねて、ラッセルも手を止める。
「晴月はさ、どんな写真を飾りたい?」
「え? あ……そっか!」
フォトフレームを完成させることばかり考えていたけれど、それは写真と合わさってこそだと気づき、晴月はぱぁっと微笑んだ。
「私、空がいい! えっと、ラッセルとの写真を飾りたいから……それなら、空みたいな青っ!」
「だよな! 2人で作ったフレームなら余計テンション上がるっつーか、共同作業の作品もいいっつーか」
じゃあどこに飾ろうかという話になって、ラッセルがいくつか絞り出した案を晴月に見せれば、目を輝かせて魅入っている。その中でも特に目を引いたのは、空と海をイメージした爽やかなもの。
「青っていっても、いっぱいあるよね。淡いのも濃いのも、キラキラしたのも」
異なる青を基調に、浜辺部分には砂に見立てたガラスパウダーを散らし、貝殻にシーグラスを添える。空との境目には羽を、太陽に見立てたシーグラスを並べれば、初めてキスをした海岸が思い起こされた。
(ラッセルにとっても、特別な思い出なのかな?)
だといいなとデザイン図を見ている晴月はまだ気付かない。
キラキラした空が見たいと言った言葉を受けて、ラッセルが夜光ペンについて調べていることに。
「晴月はさ、どこがキラキラしてると思う? ほら、天の川とか花火とか……夜光虫なんてのもあるけど」
「そうだなぁ……」
夜光ペンで描く小さな輝きのイメージは、晴月の言葉を受けてスケッチの片隅にそっと残された。
きっと、ふたりが一緒に夜を迎えるたび――その光は、ほんのりと心に灯るのだろう。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
浅野 悠希
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
NPC交流
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2025年06月17日
参加申し込みの期限
2025年06月24日 11時00分
アクション投稿の期限
2025年06月24日 11時00分
参加キャラクター一覧
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